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【遠足】テーマパークから愛を込めて!?
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――キャンドルをつくろ! その2!
雨崎 楓香
、
立花 あきね
と共に手作り教室の中へと足を踏み入れた
島崎 嘉織
は、
「あ……
あの時
の」
と、淡々として声を零した。
それに気付いた
パトリシア・プロウライト
が、ぱあっと顔を輝かせる。
「わ、島崎さん! やっほーやっほー!」
教室内には、既に多くの人達が集っていて、その中には寝子高1年生達の姿も。
藍川 慶介
が、3人に向かって小さく手を上げてみせる。
「皆も、キャンドル作りに参加?」
「そうそう。ドリーム・トレインに乗ってきたんだ~」
慶介の言葉に応じて、明るく笑う楓香。
ああ、あれも面白いよね、と慶介がにこりとした。一方、
「……どうしたの?」
そわそわと落ち着かないあきねへと
貴家 衿花
が素っ気ないような声音で尋ねれば、
「へ? べ、別に……『簡単に作れる』なんて本当かしらって、ちょっと考えてただけよ」
と、あきねはつんとした調子の声で応じたが、その声は、後ろの方ほど小さくなって。
春姫 いちご
が、一連のやり取りを耳に、ぐっと拳を握ってみせた。
「大丈夫ですっ! きっと素敵な子が作れますよ! ですよね、桂さん!」
「……春姫さんの言う通り、だと思う」
同じく手作り教室に参加の
桂 千鳥子
も、静かに、けれど確かに頷いた。
暫しの歓談の後、さあ、キャンドル作りの始まり始まり。
1つ目のテーブルでは、慶介、いちご、嘉織、衿花が作業に当たる。
「このエリア、いつ来ても自然がいっぱいでいいよね」
「うん。僕もここの感じ、嫌いじゃない」
ロウを選びながら、慶介と嘉織がそんなふうに言葉を交わしていれば、
「2人とも、綺麗な色ね」
と、勿忘草のような淡い青と柔らかな乳白色を選び取って、衿花が言う。
慶介が選んだのは海思わせる青、嘉織のロウは草木萌える緑色だ。
本当に素敵ですっ! と、いちごが衿花の言葉に頷いた。
「わたしは……いちごの赤色にしましょうっ。香りは何にしようかなぁ……わっ!?」
アロマオイル置き場へと移動しようとして躓いたいちごの身体を、嘉織が支える。
「……大丈夫?」
「だ、大丈夫です! 島崎さん、助けて頂いてありがとうございますっ!」
なんて、ちょっぴりハプニングもありつつ、今度は4人揃ってアロマオイル選び。
「何のアロマにしようかな……」
「これ、結構悩むわね……」
と、色んな香りを嗅ぎ比べて、慶介と衿花は難しい顔。
いちごも、アロマオイルの数の多さに、目をぐるぐるさせている。
「えっとえっと……あ、頭がこんがらがってきちゃいました……!」
「何か、イメージはある?」
ぽつり、嘉織が言うのに、いちごはこくりと頷いた。
「いちご色ですから、甘い香りがいいかも、って……」
「なら、安息香はどう? ほら」
「……わ、お菓子みたいな香りですっ!」
「バニラの匂いに似てる、とか言うよ。イメージに合うんじゃない?」
「ばっちりですっ! ありがとうございます!」
「島崎さん、こっちもいいかしら?」
いちごが瞳を輝かせるのを目に、少しだけ眉を下げて衿花が嘉織を呼ぶ。
「迷っちゃって、決まらないの」
「だったら、どんな時に使いたいかで考えるのもアリだと思う」
「あ、成る程……寝る時用のも良いけど、そうね、楽しく勉強できるような香り……」
ローズマリーがいいかしら? と衿花の悩みも無事解決。
慶介が、こちらもまだまだ悩みながら嘉織に尋ねる。
「島崎さんは何にするの?」
「ウッディ系か柑橘系でちょっと考え中。今回は……サイプレスにしようかな」
「ウッディ系……?」
「樹木から抽出されてるやつ。例えば、ほら、そこのサンダルウッドとか」
リラックスできるよ、との嘉織の言葉を耳に慶介はサンダルウッドのアロマオイルを改めて嗅ぎ、
「ふむふむ……じゃあ俺は、これにしてみよう」
アロマが決まれば、次はロウを溶かすところから始まって本格的に作業に突入だ。
何もないところで躓いていたのが嘘のようないちごの手際の鮮やかさに、
「わ、春姫さん、器用だね」
と、ついついその手元を覗き込む慶介。
「あ、ありがとうございますっ」
と言っている傍から、ぱぱっと頬を朱に染めたいちごの手元が見事に狂う。
幸い大事には至らなかったが、
「っとと、大丈夫? えっと……もしかして男の人、苦手だったり……?」
との慶介の読みは大当たりだ。
なんかごめんね、と眉を下げられて、いちごは「とんでもない!」とばかりに首を横に振る。
「初めてだと緊張しちゃうだけなので……! 藍川さん、とっても優しいですし、大丈夫ですっ! ……あ!」
その時、いちごの目が衿花の作っているキャンドルに留まった。
慶介と嘉織も、衿花の方へと眼差しを遣る。
「2色選んでたの、そういうことか」
嘉織の言葉に、頷きを返す衿花。
衿花が作ろうとしているのは、グラデーションのキャンドルだ。
「でも、作るのはそんなに得意じゃないの。可愛いネコになるといいんだけど」
「きっと大丈夫ですよっ!」
いちごが請け負い、ありがとうという言葉が衿花の唇を揺らす。
こちらもロウを型に注ぎ終えた慶介が、ふわりと笑った。
「なんていうか、皆と一緒で良かった。ちょっと、安心したっていうか……」
「わたしもですっ! みなさんのお陰で、素敵なおみやげができました!」
いちごが笑顔の花を咲かせるのに、
「まあ、いい記念にはなりそうだよね」
「使うのが、少しだけ勿体ないかもしれないわ」
と、嘉織と衿花も、仄かに目元を柔らかくしたのだった。
2つ目のテーブルは、パトリシアとあきね、楓香と千鳥子という顔ぶれだ。
「遠足がニャンドだなんて、やっぱり寝子高ってすごいよね!」
「結構よく来るけど、遠足ってなると新鮮だよね」
キャンドル作りが始まってからも、パトリシアの胸はわっくわっくと弾みっぱなし。
そんなパトリシアの言葉に、ロウを選びながら楓香がうんうんと応じる。
「ね、ね、どんな色にするのー?」
「どうしよっかな~。ちょっと悩み中って感じで」
「あ、じゃあ、この蜂蜜色は? 雨崎さんの目の色みたいでとっても綺麗!」
「おっ、照れるな~。じゃあ、折角だしそれで。2人は? 決まった?」
楓香が選んだロウと同じ蜂蜜色の眼差しを遣ったのは、あきねと千鳥子だ。
あきねが内心「どうしよう……」という気持ちで千鳥子の方を見れば、
「……!」
相手も同じことを考えていたらしく、バチッと目が合ってしまった。
慌ててふいっとそっぽを向くあきね、ぱっと俯く千鳥子。
そんな2人の様子に楓香はくつくつと笑みを漏らして、
「よーし、じゃあここはあたしに任せて!」
と、軽く胸を叩いてみせた。
「先ず、あきねちゃんは……黄緑! だね!」
迷いのない色のチョイスに、首を傾げるあきね。
「……黄緑?」
「そ。宝石みたいなきらきらした感じがいいんだけど……」
「はいはーい! ラメを入れてみるのはどうかな!? 私とお揃い!」
楓香の言葉に、パトリシアが元気よく手を上げる。
そうして、パトリシアは楓香を軽く小突いてみせた。
「ふっふっふ。パティさん、わかっちゃったんだよ! 立花さんの目の色、だよね?」
「うん、パティちゃんがあたしにしてくれたのの真似っこでした」
へへへ、と、楓香が楽しい悪戯に気付かれた時のように笑う。そんな2人を目に、
「じゃあ、あたし、それにするわ。その、他に思いつかない、し!」
と、つんけんしながらもあきねが宣言。
楓香とパトリシアは、顔を見合わせて密かに笑んだ。
「あ、千鳥子ちゃんは、瞳の黒も素敵だけど赤なんてどう? 完全にイメージだけど」
「うん、それにする。……ありがとう、雨崎さん」
アロマも選んで、4人は一緒にキャンドル作り。
「ハッピィキャット~♪ ハッピィキャット~♪」
なんて、楓香は機嫌良く、パレードのテーマ曲を口ずさみ、
「パティさんは……こうして……うーん、こんな感じかな?」
と、パトリシアはイメージ通りのキャンドルを作ろうと大奮闘。
「……それ、どんなのになるの?」
パトリシアのあまりの真剣さに、思わずあきねが声を零す。
それを耳に留めたパトリシアの表情が、ぱっと煌めいた。
「あのね! 私、今日、プラネット・シューティングに乗ったんだ!」
「そ、それが?」
ぐっと身を乗り出されてちょっぴり動揺するあきねへと、
「だから、紺色のロウにラメを散らして宇宙のイメージ! で!」
と、パトリシア。
「あ、成る程……」
「でねでね、また来た時は別のとこで遊んで、またここで思い出を形にしたいなって!」
「ふーん……あっ!?」
「ほえー!? どうしたの、立花さん!?」
不意にあきねの声が跳ねたのに、今度はパトリシアが驚く番だ。
「……ラメ、一か所に固まっちゃったかもしれない……」
「まあでも、それも思い出だよ、うん」
楓香が、笑顔でフォローに回る。
パトリシアも、「そうだよ!」と光を放つような声音で言った。
「すごいよね、手作りの、世界で一つだけの思い出なんだよ!」
失敗したって楽しいよ! とパトリシア。
あきねが、2人の声を耳に小さく頷く。
「……まあ、悪くはないお土産、かもね」
「そうそう。失敗なんて気にしないでめいっぱい全力で楽しんでさ」
帰りにうたた寝しちゃうくらいで丁度いいよ、と楓香は口元に柔らかい弧を描いた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年12月07日
参加申し込みの期限
2017年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年12月14日 11時00分
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