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修学旅行、寝台特急で行こう北海道!
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●旅の疲れは露天風呂で
「いやぁいい修学旅行だ……のんびり気ままにぶーらぶら、いい数日間だった。眠いけど」
夕食後。クマの湯の白濁したお湯にとぷりと浸かって、
壬生 由貴奈
は、今夜は早く寝ようかなあ、と思いながら、とろんとまどろむ。
「夜空を見ながらお風呂に入れるなんて素敵だわ」
アリア・E・ドラクロワ
が、闇夜にも美しい白い肌をバスタオルで隠しながら露天風呂に現れた。
由貴奈はアリアの声に答える。
「そうだねぇ、湯船に浸かったまま綺麗な夜空を見上げるなんて洒落てるよねぇ」
「これが日本の心なのね。でも……やっぱり皆の前で、は……裸になるのは少し慣れないわ」
公共浴場で湯あみする習慣のない海外生まれのアリアにとっては、そういうものらしい。
そんなアリアにも容赦がないのが、
吉祥寺 黒子
だ。
「なんだよォ、立派じゃねぇかよ」
そういいながら、後ろからバスタオル越しにアリアのかたちのよい胸を、もみもみ。
「~~~~~~っ!!」
アリアは真っ赤になって湯船の中にどぼんと潜る。
黒子はさらに、湯船の中にいた
北風 貴子
にも近づき、両の手のひらでその胸を包み込んだ。
「きゃ、きゃあっ!!」
貴子が普段のお堅い感じからは想像もつかないような、可憐な叫び声をあげる。
「む、胸、揉まないでっ!」
「ん、北風お前、少し成長したんじゃねーか?」にしし、と黒子は笑う。
「あらあら。黒子さんこそ、成長著しくてうらやましいわ」
にこにこしながら、
青龍寺 琴理
が黒子の胸に触れた。天然女子たちは本当に容赦がないのだ。
黒子は身をよじらせ、思いのほか、乙女ちっくな反応を見せる。
「やっ、あっ、きゃあん!」
◇
「……女子たち、なにやってんだよ」
男湯では、
虎沢 健太
がそわそわしながら女子たちの声に聴き耳を立てていた。
ちょうど黒子の、きゃあん、という声が男湯にも響いてくる。
「やっべ、ムラムラしてきた」
「品がないな、虎沢君」
そう窘めたのは
馬頭 カナト
だ。
カナトは洗い立ての髪をファサっと掻き上げる。月明かりにキラキラと水しぶきが舞う。
「隣から聞こえてくる楽しそうな女の子達の声に、例え、くっそ覗きてぇ! と思ったとしても、そんなことをする男は紳士の風上にもおけないからね。入浴中は妄そ……隣の花園を想像するだけにして、ゆっくり湯に浸かるのが紳士のすることだよ。ちなみに俺は野郎共の裸は視界に入らないからね……虎沢君も想像したまえ、目の前に広がるレディたちの豊かなバディを」
「……。悪ぃが俺はリアルを求めるぜ」
よし、覗くか! と意を決した健太は、男湯と女湯を仕切っている竹垣を調べてみる。だが、健太の92kgの体重を支えるにはすこし心もとない。そこで健太は風呂桶を階段状に並べて、その上に立って竹垣の向こうを覗くことにした。
「よし、もうちょっと……」
あと一歩で秘密の花園が……というとき、その企みは同じ男湯側から阻まれた!
「まぁ修学旅行といえば覗き、という気持ちはわかるがそいつは犯罪だぜ」
橘 敦志
が、湯船に入ったまま指を鳴らす。
敦志のろっこん<ステルラ・トランスウォランス>が発動し、敦志は健太の頭上に瞬間移動した。
そして、持っていた風呂桶で健太の頭をぱこん、とやる。足元の風呂桶が崩れ、健太はどしんと尻餅をつく。
そのときだった!
「きゃ、きゃあああああああっ!」
女湯の方から黄色い叫び声が上がった!
「覗きよっ!」「むしろ、見えてるぜッ!!!」
そうなのだ!
湯船から直接竹垣の上に瞬間移動した敦志は、当然ながら大事なところをタオルで隠すような気遣いに欠けていた! ゆえに、敦志からもちらりと女湯は見えたが、それ以上に、敦志の方が、女子たちにガン見されていたのだ!
あわあわと慌てる敦志に、タオルが投げつけられる。
セルゲイ・ボスコフ
の仕業だ。
セルゲイは優しく投げたつもりだったが、その力が強すぎて敦志は男湯側にひっくり返る。
「ハハハッ! たった1年とはいえトモダチなんだから、覗いて関係壊すのはよくないさ」
ちなみに、セルゲイは湯船の中でも包帯を巻いたままだった。スポーツで怪我をしたという話だが、本当かどうかはわからない。
◇
セルゲイが、健太と敦志を諭している声が女湯にも聞こえた。
琴理が男湯の方に声を掛ける。
「私は混浴でも構わないけど……でも覗きはダメよ!」
色白で、胸が大きく色っぽい琴理がそんなことを言うものだから、
「あんた、結構大胆だな……」と黒子は感心してしまう。
そこに
桜栄 あずさ
理事長がお銚子入りの手桶を持って入ってきた。
「あらぁ、なあに。覗き? 男子ってば修学旅行してるわねー」
「理事長、それはもしかして日本の露天風呂につきものの、月見酒というものかしら?」アリアが訊ねる。
「んふふ、そうよ。未成年のあなたたちにはおすそ分け出来ないけれど、露天風呂と言えばこれよね」
それを聞くと由貴奈は思い出したように、傍に置いてあった風呂桶に手を突っ込んだ。
「ええと、確か風呂桶にクッキーを入れたはず……あったあった。月見酒ならぬ月見クッキー……我ながら名案だと思うよ」
由貴奈はもぐもぐとクッキーを食べ始める。
「……でもまぁなんと言うか、これだけいい湯に浸かってると眠く……なって……」
むにゃむにゃ……と由貴奈はそのまま湯船に沈んでゆく。
「!? ちょ、ちょっと、溺れるわよ!?」アリアが慌てて由貴奈を救い上げた。
「……ふう、助かった。危うく溺れるところだった」由貴奈は、まだとろんとしたまま礼を言う。
「ありがとーねー、ええと……ずっと一緒に行動してた気もするけど、名前なんだったっけ。――そう、アリア……なんとか、ドラクロワちゃん」
「アリアーヌ・エカルラート・ドラクロワよ」
「悪いねぇ、違うクラスの子って名前あんまり覚えてないんだ。じゃあ、改めて……えーと……うん、ドラちゃんでいいよね。かわいいし」
「ええ、いいわ。……あなたは由貴奈さんよね?」
「そうだよー。それじゃ、お近づきの印に、どうぞ」
由貴奈はアリアにクッキーを差し出す。
「温泉でもクッキー? 本当に好きなのね……ふやけてるけど、日本にはこういうクッキーもあるの?」
「あははは」
由貴奈の笑いを肯定と受け取ったアリアは真面目そうにこう言った。
「……少し勉強になったわ。味はなんとも言えないけれど」
アリアと由貴奈を微笑ましく見守りながら湯につかっていた琴理は、貴子に話しかけた。
「そういえば……眼鏡外した貴子ちゃんの顔見るのはじめてね。コンタクトにはしないの?」
「いまのところするつもりはないわね。ずっと眼鏡だから馴染んでしまって」
「うふふ、そうかもしれないわね。ねえ、貴子ちゃんって、将来の夢とか、ある?」
「将来?」しばし考えて貴子は答えた。「……そうね、教員になりたいと思っているの。だから、木天蓼大学の教育学部を受けたいと思っているわ」
「学校の先生?」
「でも私、字が下手だから……もし先生になっても、板書には自信がないわ」
「うふふ、きっとなんとかなるわよ。……私も木天蓼大学を受験するつもりだから、一緒に受かるといいわね」
それから琴理は満天の星空を仰ぎ、そっと付け加えた。「折角仲良くなれたんだもの、離れ離れになったら寂しいわ……」
貴子もまた天を仰ぐ。そして、ゆっくりと、言葉を紡いだ。
「そうね。でも、別れがあるかもしれないからこそ、この修学旅行のように、皆で一緒に過ごす時間が、掛け替えのないものとして輝くんだわ。……きっとね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月19日
参加申し込みの期限
2013年06月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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