this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第二階層 廃墟に哭く声
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
15
つぎへ >>
「でたな、ホネホネ!」
メリィが果敢に骸骨の群れに突入、そのまま大回転して相手を撥ね飛ばしていく。
はじけ飛ばされたスケルトンたちは、そのまま骨を水中に没していく。
八面六臂、金色の火の玉と化したかのようなメリィは、骸骨の軍団に突進して、片っ端から突入していく。
後から後から現れるアンデッドたちに、次第に状況は混沌としてきた。
どうやら彼らのボートは「あたり」だったらしい。
目指す時計塔まであとわずかだが、何しろ敵の数が多すぎる。
最初は慈悲をかけて……と考えていた一同だが、このままでは数で押しつぶされてしまう。
ボートを艀に括りつけ、それを守りつつ地上戦に転じるも、敵の減る気配はない。
果敢に矢を射かける射手たち。
凛とした顔で弓を構える悠月に、先ほどの焦りの色はない。戦場に立てば、彼の高貴な誇りと、戦いにむかう闘争心が、彼から恐怖を拭い去る。
弓の弦を弾けば、そこに矢が現れる。ハープのように音階が昇れば、悠月の手には七本の矢があった。
「いちいち矢をつがえなくていいから、楽だな!」
七条の光が七体の骸骨を撃ち抜いた。
通常の攻撃では効果は薄い。悠月は骸骨の頸部、腰骨、足首などを狙い相手の動きを封じる。
素早い乱射は一本の攻撃力を減じるが、的確な攻撃は相手の力を確実にそいでいく。
さらに不意打ちを仕掛けようとする敵には、桜のクロスボウが命中。
相手の動きを読み、さらにそこから算出される行動パターンを見切る「先の先」の見越し攻撃。
あくまでクールに、相手の攻撃を封じていく。
それでも、骸骨に引きずり込まれたりしたら、泳いで復帰する自信はない。
「――!」
「参ります!」
それでも防ぎきれない相手を、シルヴィアとプニがさばいていく。
シルヴィアは船端に立って、敵の攻撃を至近でかわしていく。
廃墟の街路、橋、石柱を華麗に飛び移って、相手を翻弄する。
彼女が選んだのは盗賊の力。
直前まで迷ったのは、天秤座の加護を得ての防御。
持ち前の俊敏さで翻弄し、仲間を守ることを選んだ彼女。だが、仲間を守ろうとする気概は、人一倍強い。
巧みに相手を躱し、弓の射程圏内に引き付ける。
そんな彼らを縫うように飛び跳ね、治癒の力を振るい続けるのはプニ。
けして戦闘向きではないが、治療の必要ありと見れば即座に対応できるよう、敵の前に姿を晒し一歩も引かない。
頭部の白い花。事前に示されたそれと、星の絵をみなは思い出していた。
「白の星、治癒の力で、皆を守るよ!」という、それは断固とした決意表明だった。
かわいらしいスライムの姿とはいえ、彼女も立派な戦士なのだ。
「助かります!」
「ありがとう!」
声を掛けるメリィとリリエルに、全身を振るって答えるプニ。
引き付け役を果たし無事帰還するシルヴィアを、体をクッションにして抱き留める。
だが、彼らの善戦も空しく、敵の攻撃は一向に減る気配がない。
時計塔が近く、町中のアンデットたちが、すべてここに集結しつつあるようだ。
建物のあちこちから骸骨の兵士が、水中から巨大なスケルトンが、空中から無数のゴーストが湧きだしている。
メリィはリリエルに向き直る。
リリエルは、決心を固めた顔で頷いた。
あれをやるんだ……メリィも頷き返し、二人は跳躍する。
廃墟の街区に突入する二人。
先行していた桜、二人をフォローする。
水中に引きずり込まれることを警戒していた彼女。
水泳部なので、泳ぎに自信はあるが、骸骨と競泳をするつもりはない。
クロスボウの命中率も落ちてしまうだろう。
早めに水上から離れていたのだが、それが功を奏した。
桜に目礼をし、二人は向き合う。
「いくぞっ!」
この日のために練り上げてきた合体攻撃。いよいよ実地で試すときが来た。
(うまくいくかどうか、わかりませんが……)
(うまくいくさ! 二人なら、なんだってできる!)
「はあっ!」
メリィが軽快なジャンプとともに星の力を励起させる。掌がオレンジ色の炎を噴き上げる。
気合とともにそれを空中に投擲。彼女の闘志そのままの、燃え盛る火球が長く尾を曳く。
「今です!」
大きく翼をはためかせて、リリエルが風の力を解放させる。
大渦を巻く大気の流れは、そのままメリィの火球を圧縮した。
火球で熱せられた大気は、螺旋を撒いて上昇気流になる。
それはそのまま火球自身を押し上げる。
急な大気の変動で、酸素の欠乏した燃焼体は、空気を求めて凄まじい勢いで回転し、収斂する。
「それ!」
リリエルは圧縮された火球に、今度は酸素の球体をまっしぐらにぶつけた!
エネルギーを極限まで引き絞られ飢え切った火球は、突如大量の酸素をぶつけられ、一気に膨張し、高純度のエネルギーを炸裂させる!
ゴォウッ!!
凄まじい風が巻き起こった。
灼熱の炎が渦を巻き、直上で炎の螺旋が唸りを上げた!
閃光と轟音が水面を揺らし、いくつもの火球が鮮烈な色で瞬いた。
まさに火嵐(ファイヤーストーム)。
上天を飛来していたものはひとたまりもなく閃光に包まれた。
かろうじて逃れたゴーストも、メリィとリリエル、二人の生命力の炸裂そのままの大技を目にして、その異形の生命を保てずに昇天するばかりだ。
血路が開かれた。彼方に見えるのは時計塔。
「合体技、大成功!」
「私たちに、できないことはないです!」
(でも……)
二人は内心考える。
あの技を町中で繰り出したら、町が一つ消し飛んじゃうかもしれない。
水があって、広々とした空があったから、あの程度で済んだのかもしれない。
――いろいろ、考えなきゃいけないかも。
無敵の二人だが、無敵すぎるのも考え物だ。
……もう少し、おとなしい感じの合体技がいいかも。
悠月は弓を下し、そして違和感に眉をしかめる。
「あまり怖くないな……いや、有難いことたんだが……?」
「有難い?」
小首をかしげる桜を「なんでもない」と言ってごまかす悠月。
「たしかに――妙な感じではありましたね」
頬に指をあてがって小首をかしげるシルヴィアに、全身をねじってプニも賛同する。
実は幽霊関係が苦手という悠月、亮をはじめ、鋭敏な少女らは何人か違和感を感じていた。
今までもゾンビや、幽霊を相手取ったことはあった。
だが、今回の敵の様子はそれとは違う気がする。
ともあれ、時計塔は目の前である。
既にほかのメンバーは塔内に侵入した様子だ。急いで突入しないと……。
「はわわ~!」
塔内に入った瞬間、リリエルの悲鳴が響き渡った!
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第二階層 廃墟に哭く声
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月14日
参加申し込みの期限
2017年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!