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仙藤 紫
と
仙藤 蒼
。元々旧市街に住むこの姉妹にとっては九夜山の温泉と言えば近所も同然だ。それに過去、何度も行ってもいる。
それ故に蒼は参道商店街の福引で温泉旅館「柳屋」の宿泊券を当てた時は、どうにも微妙だなと少しだけ思ってしまった。
だが、折角当たったのだからと、紫を誘って温泉旅行に出かける事にしたのだ。
蒼の姉である紫は今年、大学に入ったばかりだが、現在多忙な日々を過ごしている。
そんな中で今週の土日はたまの暇な週末であり、のんびりと家で過ごそうかと考えていたのだが、蒼のその誘いに乗る事にした。
忙しい中で、最近は温泉も行けていなかったから丁度良いと紫は思ったのだ。
「ねぇ、蒼。今回泊まる温泉旅館はどこなの?」
「柳屋ってところだよ、お姉ちゃん」
柳屋。寝子温泉は昔からある温泉だが、その旅館には行った事がないような気がすると紫は思った。
「そう。久々の温泉だからちょっと楽しみね」
「何でも料理も結構評判なんだってさ」
「そうなの? それはますます楽しみだわ」
週末に向かう温泉旅館。果たしてそこはどのようなところなのだろうか。二人は期待を胸に語り合うのだった。
「初めて訪れる温泉だけど、なかなかいい感じね」
「うん、本当だねっ」
ここに来る前はあまりにも近い場所だから、旅行という感じがしなかった蒼もいざ温泉旅館の部屋に着いてみれば、その本格的な旅館の雰囲気に当てられてちゃんと旅行に来た気分になっていた。
一方の紫も初めて来た旅館に新鮮さを感じており、中々の好印象のようである。
地元の観光地に、地元の人間は殆ど行かない。それは寝子島においても変わらない事である。
紫が感じている新鮮さというのは、要はそれに起因するものであるのだが、何はともあれ新鮮さを感じているのならば悪い事ではないだろう。
二人は今暫く案内された部屋で、適当に寛いでから温泉へと向かうつもりでいた。
今はまだ、この部屋の雰囲気に浸っていたい気分であったからだ。
十分に部屋の雰囲気を感じた後、紫と蒼は温泉へと来ていた。
受付の時に申請をしておいた為、二人が来た浴場は貸し切りで使用できる小浴場の方である。
服を脱いでから、浴場へと入ってみると、普段のお風呂とは違う匂いを感じた。つまりは温泉の匂いというヤツだ。
浴場の中を見渡してみると、どうやら湯船は檜か何かで出来ているらしい。全体的に雰囲気が良いように感じる。
「なるほど。これなら確かに評判にもなるわね」
「うわー! 何かとても良いね、お姉ちゃん!」
紫は妹から評判だと聞いていたがその理由の一端を見て頷いていたが、その横で蒼は温泉を実際に見てテンションが上がったのか子供のようにはしゃいでいた。
「蒼。他の人がいないから声はそう抑えなくて良いけど、それでもお風呂なんだからあまりはしゃぐと危ないわよ」
「えー。大丈夫だって。ほら、お姉ちゃん、早く入ろう?」
「駄目よ。まずは身体を洗ってからよ」
「あ、そっか」
あまりのはしゃぎように嗜められるが、蒼のテンションはそれで下がる事はない。紫の手を引くようにして誘うがまずは身体を洗ってからだと逆に洗い場へと誘導された。
そこで蒼もまずは身体を洗うのが先決だと気付き、洗い場で身体を洗い始めた。
「ねーねー、お姉ちゃん」
「え? なあに?」
「髪洗って!」
「んもう。……今度15歳になるんでしょ?」
蒼が髪を洗ってと甘えてくるので、嗜めつつも結局は甘いところがある紫は優しく蒼の髪を洗って上げる。
蒼の髪は紫と違ってあまり長くはないのだが、しっかりとした艶があり烏の濡れ羽色とは正にこういう事だとでも言うかのようであった。
そして、それはそのまま姉である紫にも当て嵌まる。この二人は性格はそこまで似ていないのだが、やはり姉妹らしく似ている点もあるという事なのかもしれない。
「痒いところはない?」
「うん、大丈夫ー」
そして、程よいお湯でリンスを流した後は、今度はそのお礼として蒼が紫の背中を洗い出した。
そうして、お互いに洗いっこした後で、いよいよ温泉へと入る事に。
「はぁあ……」
紫の口から艶めかしい吐息が漏れる。ゆっくり、ゆっくりと温泉のお湯の中へと身を浸からせていくと、最近の忙しさによる疲れがまるでお湯に溶けていくようである。
温泉の熱が身体に染み込み、解き解していく。足の先から頭のてっぺんまで全て温泉の熱が通ってしまったかのように紫は感じた。
その紫の横では、似たような吐息を蒼が吐いていた。それだけこの温泉というものは素晴らしいものであるという事だ。
「あらあら。蒼ったらそんなに気持ちよさそうな声を出して」
「むむむ。そんなのお姉ちゃんだって!」
先にお湯に入っていた分だけ、ある種の快楽状態から抜け出したのは紫の方が先ではあったが、姉が気持ち良さそうな声を出していた事には蒼もしっかり聞いていたのだ。
「ふふ。そう言えば、最近学校はどう? 楽しい?」
「勿論、当たり前じゃない! 毎日、楽しんでるよ!」
気持ち良い温泉に浸かり、最高の気分の中で姉妹は暫くの間他愛のない会話に興じた。
「えーと、納豆はない、みたいね」
お風呂から上がって、自室に運ばれてきた食事を前にした蒼の第一声がそれである。
こういった旅館の夕食にあまり納豆がつく事はないと思うのだが、そこはそれ。万が一があるという事なのだろう。
「蒼。好き嫌いは駄目よ?」
「えー。他は良いけど、納豆だけは無理だってー」
紫は好き嫌いはないのだが、蒼は納豆だけは昔から駄目なのである。
紫もそれを理解しているから、一応の注意はするものの無理やりに食べさせる気はなかったりする。
とは言っても、この度の和食会席には蒼が確認したように納豆は存在していないので問題はないだろう。蒼も安心して食べられるものである。
という事で、手を合わせて食事を進める。
姉妹が頼んだのは、人気があるというリーズナブルな値段のものだったが、これもまた人気だと言う理由は直ぐに理解出来た。
「あの値段で、この内容。それに味も美味しいわね」
「それに納豆もない!」
紫は純粋に出て来た料理の評価を言っているのに対して、蒼はただ納豆がないという事だけを評価に上げていた。
もっとも本当に嫌いな物というのは見たくもないというのは、そう大げさな話ではないので、蒼の言う事もあながち大間違いというわけではないのかもしれない。
「ごちそう様ー」
「ごちそう様でした」
温泉に続き、料理もまた彼女らを満足させ得るものであったらしく満足感と共に二人は食事を終えたのだった。
「じゃあ、お姉ちゃん。ちょっと行ってくるねー」
「あまり遅くならないようにね」
食事が終わった後、実はこの同じ温泉旅館に偶然学校の知り合いも泊まっている事を知った蒼は卓球やダーツで勝負する約束を取り付けていた。
一方の紫は運動はそこまで得意ではないしと、部屋で文庫本でも読む事にしたようだ。後で中庭を適当に散歩するのも良いかもしれないと思う。
あぁ、後でもう一度温泉に行くのも良いかもしれない。小浴場でももう一度受付に申請すれば使えるそうだし。
そんな事を遠くで誰かと話す妹の声を聴きながら考える紫だった。
後で紫が聞いた蒼からの報告によれば、知り合い達との勝負は蒼が大勝利したらしい。ゲーマーである彼女はこういうのも得意であったようだ。
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担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月03日
参加申し込みの期限
2017年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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