this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
至福の温泉
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
「ちゅん! リリさんと温泉に来たよー!」
元気よくそう言うのは
笹木 すず
。スズメの獣人である彼女は友人と一緒に文字通り羽を伸ばしに来ていた。
その友人と言うのは、彼女の傍にいる
リリエル・エーテライト
の事である。
二人は大浴場へと来て、その中へと入ってみて驚いた。
「ふわー、星幽塔の温泉とは雰囲気がちがいますね!」
「うん、本当だねー!」
温泉旅館である柳屋の温泉は日本における温泉旅館の様式に沿ったもので、湯船も檜で出来たものだ。
それらは彼女らの知る星幽塔の温泉とは全く違う雰囲気を醸し出していた。
「早速入ってあったまりましょう!」
「うん!」
そう言いつつも洗い場でまずはちゃんと身体を流す事は忘れない。
流し終わったら、待ちきれないという様に二人は湯船へと向かった。
「はふぅ、何だかほっこりしてきますね~」
「ぴょっ……極楽極楽……」
「すずちゃんのぼせないように気を付けてですよ!」
確かに温泉はとても極楽で気持ちが良いものだが、すずのあまりの様子にリリエルは少し心配になったようだ。
実際、その蕩けたかのような雰囲気は、湯船にいるというのに今にもスズメの羽を出してしまいそうでさえある。
流石の彼女も文字通り羽を伸ばすのは大変な事になると最初に躊躇したわけだが、この様子では万が一やってしまってもおかしくはない。
その様子を見て、自分がちゃんと気を付けておこうとリリエルは思ったのだった。
「はぁ~、いいお湯でしたね!」
タオルで身体を拭きながらも、先程まで浸かっていた温泉に対する感動が言葉になる。リリエルは温泉の素晴らしさにすっかり魅了されたようだ。
「あ、そうだ! えっと、確か地上では温泉上りに必ず決まったポーズで牛乳を飲まなくてはいけない儀式があるらしいですよすずちゃん!」
「そんな儀式があるの!?」
「はい! 早速私達も試してみましょう!」
その儀式とは一体何か?
それは湯上りに腰に手を当てて牛乳を飲むというものだった。果たしてリリエルは一体どこでそのような知識を得たのだろうか?
ともあれ、儀式ともなればやらなければならないと二人は牛乳を探すのだが。二人が発見した牛乳はコーヒー牛乳とフルーツ牛乳の二種類があったのだ。
「あっ! リリさん、それってこれじゃない!?」
「はわわ! 茶色い牛乳とオレンジ色の牛乳があります!」
「どっちも牛乳には変わりないみたいだけど……。どうする、リリさん?」
うーんうーんとリリエルは悩む。悩んだ結果、オレンジ色の方。つまりはフルーツ牛乳を選択する事に決める。
「せっかくだから私はこのオレンジ色の牛乳を選んでみますね!」
「じゃあ、私もそっちにする!」
二人揃って瓶に入ったフルーツ牛乳を購入し、手にする。
すっかり汗をかいた瓶容器は、温泉で温まった二人には少し心地良い冷たさだった。
「腰に手をあてて……ぐいーっとです!」
「ぐいーっと!」
リリエルがやるのを真似して、すずもまた同じようにフルーツ牛乳を飲む。
腰に手をあてて女の子が二人、フルーツ牛乳を飲む様は何とも微笑ましかった。
「へえー! 地上の温泉にはこういう作法があるんだねー! ひとつかしこくなった!」
「正確には温泉だけではなく、銭湯、とかいうところでも同じ儀式があるみたいです!」
まだまだ私達が知らない事が沢山あるねーと二人は笑い合う。
「すずちゃん、温泉に入った後は卓球っていうスポーツで勝負をするのが地上での礼儀らしいです!」
「うん! 温泉に行ったら卓球だってガイドブックでも見た事あるよ!」
温泉と言えば卓球。その発祥について詳しい事は残っていない。
とある温泉宿が発祥とも言われているし、過去の世界的な大会で日本の選手が活躍した事によってブームが起こったのだとも言われている。
ただ、卓球というのは少人数で出来てスペースもそこまで取らない、というのも温泉に卓球がある理由の一つではあるだろう。
要は温泉旅館に置き易いのだ。卓球台は。
「私達も勝負してみましょう!」
「よーし、負けないよー!」
二人でも出来るのだから、当然リリエルとすずとしては実際にやるのは自然な流れだろう。元々興味はあったのだから。
ラケットを選ぶのにどれが良いのかイマイチ良く解らかった様子だが、握った感じで手に合うような気がしたものを選んだようだ。
「えっと、このラケットで球を叩けばいいんですよね?」
互いに一応の知識は持っているようだが、あくまでも一応でしかないようだ。
ラケットを持ってリリエルが悩んでいると、すずは思い切りの良さを発揮して球を打とうとしていた。
「卓球ってよく分からないけど、こうか! こうか!」
一応、それらしくすずが球を打ってきた。
その球のスピード自体は早くない為、とりあえずリリエルも適当に構えてスイングする。
「えーい!」
掛け声と共に振ったラケットは、しかし、見事に宙を空振り、球は軽い音を立てて床を転がる。
「むむむ、もう一回です! えーい!」
床を転がる球を掴んで、もう一度とサーブをしようとするがそのスイングは再び空振る。
何故、空振るのか。それは初心者に有りがちな球を良く見ずにラケットを振っているに他ならないのだが、すずもリリエルも初心者であるが故に気付かない。
「なかなか難しいですね……もう一回! あ!当たりました!」
再三の挑戦。二度ある事は三度あると言うが、しかし、リリエルの挑戦は成功する。
球は緩い軌道を描いて、大分緩やかではあるものの確かにすずの方のコートへと向かって行った。
「あー、来た! このー!」
絶対に返すぞと言うような勢いでラケットを振るものの勢いが良すぎたのか空振るすずのラケット。
「ぴょえー!」
時に空振り、時に明後日の方向に球が飛び。それでも段々とラリーが続くようにはなる。
勿論、それでも長くはラリーが続かないのだが、しかし、二人は満足そうであった。
卓球を楽しみ、お腹が空いたところで二人は今日の食事に対面していた。
「ほわー!星幽塔では見た事のない食事です!」
「お食事だぁー!」
「これって星幽塔でも作れますかね?」
「うーん、どうだろう? わかんないなー」
どうやら二人は出て来た和食会席を随分と気に入ったようだ。幾つもあるお皿を興味深い様子で見渡している。
だが、こうして見ているだけでは食べる事はできない。お腹も空いている事だしと、早速食べ始めた。
「たーくさん食べるよー! ちゅん!」
「珍しい物が食べれるのも地上観光のいいところですよね!」
すずがご飯をもりもり食べる横では、リリエルが美味しそうに煮物を食べている。
星幽塔では出ないような料理に二人は満足そうに、楽しそうに食事を進めていく。
「あー、食べた食べた。リリさん、温泉って楽しいねえー! また来ようね!」
「はい! すずちゃん、また一緒に遊びにきましょう!」
そう言って笑い合う二人の様子を見れば、今回の温泉がどうであったかは一目瞭然であろう。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
至福の温泉
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月03日
参加申し込みの期限
2017年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!