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至福の温泉
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遠藤 健
は温泉に入りたいという唐突な欲望に従い、知り合いへと温泉に入りに行かないかと声をかけた。
その結果、それに応じてくれた友人は二人。
同じ寝子高に通う
御巫 時子
と
八神 修
だ。
「温泉でほっこり癒されに行くのも良いですね」
時子はちょっと照れ屋で控え目な性格だが、健が社交的な性格故に親交のある女生徒の一人だ。時子自身、控え目ではあっても物怖じはしないので健と気が合わないわけではないのだ。
そう言って時子は温泉の誘いを快諾していた。
もう一人の修と言えば、こちらは健と同じくらいに社交的だった。しかも、他人への気配りが良く出来る性格で、生徒会副会長という事もあって健の周囲でも評判の一人だ。
どうやら修は温泉旅館の近くに生えてる山菜を取るのも目的の一つであるらしく、健が誘った際に山菜取りと風呂、食事……色々楽しみたいと言っていたのだ。
「健さん。こんばんは」
待ち合わせ場所に健が行くと、そこには既に時子が待っていた。
健も遅れたわけではないのだが、時子はそれ以上に早く来ていたらしい。
「この間に続いて、お誘い頂いてありがとうございます」
「こちらこそありがとう。えーと、もう一人一緒に行く予定になっているんだけど……」
相変わらずの丁寧な挨拶に返事を返しつつそう言うと、後ろから健の肩をポンと叩く人物が。
「よ、遠藤。もう来ていたのか」
「おっと、八神。おはよう」
「随分と早いな」
「これでも一応、誘った側の人間だからね。そんな時は早く来るさ」
健、時子、修。本日の温泉日帰りの旅はこの三人で行く事になる。
合流できたのだから、あまり時間を無駄にしてはいけないとばかりに三人は移動を開始した。
「八神。山菜なんて解るのかい? 俺はフキくらいなら解るが……」
「任せろ。これでも山菜の事なら詳しいぞ」
新聞部として常に用意しているデジカメを片手にそういう修。
二人は今、温泉旅館から出て、近くの山道にいた。
修の目的の一つである山菜取りに来ているのだ。もう一人の同行者である時子は最初の入浴をしてきたいとの事で、別行動中である。
「この時期に取れる山菜ならば、遠藤が言ったフキノトウ以外にもカンゾウやノビルなんかもあるぞ」
「ノビル……。それはどこかが伸びたりするのか?」
「……勿論、山菜だから成長はするが、ゴムみたいに伸びたりはしないぞ?」
そんなアホなやり取りをしつつ周囲を見渡すと、修が何かを発見したらしい。
「お、見ろ、遠藤。あれがノビルだ。球根を酢の物にするととても美味しいんだ」
「何、あったのか! よし、八神。収穫祭だ!」
そう言って健はそのノビルの採取を任せるように言う。
「お、やるか? 解った、ほら」
修は持ってきていた採取用の袋をこの中に入れてくれと言って健にも渡す。
袋を受け取った健は既にやる気満々であった。
「ヒャッハー! 山菜を頂きだー!」
温泉に来ているからかとてもテンションの高い健。ノビルを取ったどーポーズしながら収穫していく様子を修はしっかりと撮影していたりする。
「ふっ。こっちも良い表情を頂きだ」
ノビルも取れて、良い写真も撮れてと修は実に満足気であった。
山道で二人がそんな事をしている時。時子は一人で温泉に浸かっていた。
「はふ……。とても良い温泉ですね」
髪をアップにして肩までしっかり浸かるその様子はまるで温泉の精とでも言うべき雰囲気だが、それを見て喜びそうな男子と言えば山道で山菜と格闘中である。
良い湯加減の中、時子は景色を見ながらほっこりと。まだ夕方である為、綺麗な景色も見る事が出来る。
温かい温泉に浸かって、あまりの気持ちよさに少しうとうとすらしそうになって。
「あらあら、危ないですね……」
ふと再び景色の方に目を向けると、一羽の鳥が止まっているのが見えた。
今は周囲に人がいない。だから、そっとその鳥に時子は声をかける。
「今日は良いお天気ですね……」
はふうと再び吐息を吐く。温泉というのはここまで良いものだっただろうか。
この気持ち良さは何物にも代え難いかもしれない。それくらいにはこの温泉は気持ちの良いものだと時子は感じていた。
「修さんと健さん達も山菜を取ったら温泉に入ると言っていましたね……」
気を付けなければうとうとし始めそうになる意識を繋ぎ止めるように二人の事を考える。
部屋の鍵は二人がカウンターに渡しているので、どちらが先に部屋に戻っても問題はない。
食事は二人が温泉から戻ってから食べれるようにと、かなり余裕を持った時間を指定してある。
つまりはまだまだ時子が温泉を堪能する時間はあるのだ。勿論、この一回だけで済ませる気はないのだが。
三人がお風呂から上がると、丁度互いに浴場から出てきたところであった。
「お風呂上りに卓球をしたいです」
そして、そう希望を告げる時子の言葉に従い、三人は遊技場へと足を向ける。
修とて、温泉と言えばなぜか卓球だなと思っていたので、丁度良かったとも言える。
「よし。負けるつもりはないぞ!」
「お二人は卓球の腕前は?」
そう意気込む修を見て、時子が小首を傾げて聞いてくる。
「やった事自体はあるけど、その程度かな。八神は?」
「授業でしたくらいだよ」
「なるほど……。つまり触れた程度は皆、同じようなものという事ですね」
つまり、時子も似たようなものという事だ。
学生なのだから、卓球部にでも所属していない限りは大体の人が似たようなものであるだろうけど。
「ふっ、喰らうが良い! 八神! 俺のこの素晴らしきカットを!」
そんな事を言って、健は今までやった事のないカット、それもバックカットに挑戦するもののラケットの側面に当たって球はあらぬ方向へ。
幾ら運動神経がそれなりに良いと言えども、いきなりやって上手くいく筈もないのだ。
「おい、遠藤。せめて前に飛ばせ!」
「くっ、馬鹿な! 俺の必殺スタイルが!」
「卓球で必殺をするのですか……?」
健のアホな発言に、時子の冷静なツッコミが突き刺さる。
「よし。御巫さん代わろう」
「あ、はい。……健さん、お手柔らかにお願いしますね」
「おい、遠藤。御巫さんにはちゃんとやれよ」
「いや、流石に御巫さんにはちゃんとやるよ!?」
ちゃんとやれば健はそれなりの動きが出来はするのだ。
しかし、どうにも楽しむ事を優先する故に、時に妙な事をするだけで。
きちんと取り易い球を時子へと打って、ラリーが続く。
時子はあまり上手とは言えなかったが、それでも何とか返すくらいは出来ていた。
「ラリーが続くのは楽しいですね」
そう言って時子はニッコリと笑うのであった。
「そういえば、ダーツって難しいですか?」
卓球をそれなりの時間楽しんだ後に、時子がダーツの方を見て言う。
「ダーツ? んー。勿論、難しい面はあると思うけど、的に当てるだけなら何回かやればできると思うよ?」
「よし。じゃあ、今度はダーツをやろうか」
時子に対してダーツを投げる素振りを見せながら健が答えると、修はやろうと提案する。
「えっと。初めてなので、投げ方とかルールなど知りたいです」
「まぁ、俺も知ってるってだけで教えられる程のものじゃないんだけどね」
それでも完全に初心者である時子よりはマシだろうと、健は彼女に簡単に投げ方やルールを教えていく。
行うゲームに関しては、熟練者というわけではないのだからとシンプルで解り易いカウントアップとゼロワンを選択。
「なるほど……。刺さったところによって点が変わるんですね?」
「赤と青の色がついてるところは、外側が二倍の点、内側が三倍の点が入る、で良かったよな?」
「あぁ。それで合ってるよ、八神」
試しに三人で投げつつルールを確認していく。
こうしてみると、初心者なのは確かだが時子は案外筋が良いように健には思えた。
修に関しては、ルールこそ朧げなようだが投げ方は様になっており、比較的狙ったところに投げれるようだ。
これならば、卓球とは違い熱い勝負になるかもしれない。そんな予感がした。
それから暫くの間、ダーツで伯仲した勝負を繰り広げていた。
思わず熱中した為、軽く汗を流して三人が部屋に戻ってみると、丁度食事が運ばれてきたところであった。
そうして、テーブルに料理が並べられていくわけであるが、どうにも様子がおかしい事に健と時子は気付いた。
「……ん?」
「あら?」
三人が頼んだのは和食会席だ。テーブルに並んでいるのはそれで間違いない、筈なのだが。
しかし、どうにも事前に聞いていた品数よりも多いような気がする。
具体的に言えば酢の物の小鉢が一つ増え、更に天ぷらの種類が多いのだ。しかもそれらは明らかに山菜が使われているのが解る。
時子には解らないだろうが、健にはこれは先程取りにいった山菜だと理解できた。
「八神、これって……」
「あぁ。さっき取った山菜だよ。実は、温泉に入る前に加えてくれないか頼んでおいたんだ」
普通ならば調理料金に加算されるところではあるが、取って来た山菜を別けてくれればという条件で特別に無しという事になったらしい。
山菜取りに着いていかなかった時子は、メニューに加わっている山菜を興味深げに見ている。
「これが健さんと修さんが取って来た山菜なんですか?」
「あぁ。フキノトウやらノビルやらだよ」
修は山道に行った時に持っていたデジカメで料理の写真を撮りながら、時子の質問に答える。
「八神。そろそろ食べようよ」
「おっと、悪い。じゃあ、頂こうか」
頂きますと、三人で手を合わせて。
食べてみた山菜は流石プロが料理しただけあって、美味しかったそうだ。
「あー、美味しかったなー」
「本当になー」
一杯になったお腹をさすりながら男子二人が言う。
「温泉もとても良かったですね……。後で、また入りにいきましょう」
「そう言えば受付で見たけど、ここって混浴が出来る貸し切りの温泉もあるんだな」
「そうなんですか? 水着は持って来ていないので、混浴は出来ないのですが。次があれば持ってきますね」
ふわっとしたその時子の笑顔を見て、健はまた温泉に誘おうと決意するのであった。
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あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
至福の温泉のリアクションをお届けいたしました。
らっかみ!に登録させて頂いてから、色々と寝子島の事を調べてる時に温泉がある事を発見しまして。
その時から、温泉シナリオはやるぞ! と決めていました。
今回はまったりゆったり、中にはイチャイチャな感じな空気がありましたがそんな感じのシナリオでしたが、
その内、枕投げ大会的なのとか、女子の温泉を覗きにかかる男子とか、修学旅行的なノリのものもやりたいなぁと思っていたりもします。
この度もご参加された方々、それぞれで雰囲気というのがまた違って書いていて楽しいものとなりました。
そして、NPCの遠藤は今回から正式にNPCとして登場。
今後、彼は皆さまのお傍で適当にやっている事でしょう。
それではこの度はご参加頂きありがとうございまた。
また次のご機会の際にお目にかかれれば幸いです!
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15人
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15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月03日
参加申し込みの期限
2017年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月10日 11時00分
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