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○露西亜二人旅
「初めてのロシア、ワクワクドキドキなのです!」
椿 美咲紀
は、友人の
八神 修
と共にロシアの大地に降り立ちました。
事の起こりは、
先日喫茶店で二人で食べたイースターエッグ
。
その時修が、ヨーロッパにある宝石でできた絢爛豪華なイースターエッグの話をしたのでした。
「今でも欧州各地の美術館で見ることができる。何なら今度行ってみよう」
と修が言い、「いいですね」と美咲紀が答えて。
翌日にビザ申請、そして月末に出発という半端ない行動力でした。
「ツアーじゃないから気ままに巡れるな」
「シュー君、案内よろしくなのです。世界遺産クレムリンと赤の広場は外せませんよ!」
「任せろ」
「ロシア語わかるのです?」
「日常会話くらいなら。観光地には英語の音声ガイドもあるよ」
「……日本語のガイドは?」
「……あるわけないだろ」
美咲紀の質問に、きょとんとして修は言います。
「……やっぱり。でもシュー君に解説してもらうから大丈夫なのです」
クレムリンへの入場にはかなり並ぶ覚悟が必要ですが、修と美咲紀は事前手配してあるEチケで、クレムリンへ朝一の入場です。
「敷地全体が異世界だな」
「どっちへ行ったらいいのです?」
「まずは武器庫でお目当てのインペリアルエッグを見よう」
「武器庫にあるんですか? エッグが?」
不思議そうな美咲紀でしたが、行ってみるとわけがわかりました。
歴代皇帝女帝の豪華な馬車とか、ドレスや装飾品もたくさん並んでいます。
「武器庫が実質美術館なのが驚きなのです。中世後期~近世ロシアの歴史的品物なのです? 武器庫っていうから武器防具ばかりかと思ってました」
それでも超萌えですですけど! と美咲紀は思います。
「ここは撮影禁止だから、心に刻み込もう。ほら、あれがインペリアルエッグだ」
「凄いのです……ニャンスタに載せられないのが残念なのです」
精緻で豪奢なインペリアルエッグに感動し、二人はしばし言葉を忘れていました。
それから修がエッグについての説明をします。
「ロマノフ朝のロシア皇帝アレクサンドル3世、ニコライ2世が皇后や母后のために作らせたものだ。1885年から1917年の間に58個作られたとされているが、ここには10点ある。野暮は言いたくないが値段はつけられないよ」
美咲紀は頷きながら言うのでした。
「ため息の出るような素晴らしい品々なのです。ちゃんと昔の物品がこうやって遺されているのはイイですね。歴史的遺物って散逸したらほぼ取り戻せなくなるですから」
「そうだな」
時間をかけ武器庫を全部見終わった二人は、ダイヤモンド庫に向かいました。
無造作につまれた原石の山は圧巻で、
(おそロシア……)
修も呆然とするほどでした。
「ここでの目当てはオルロフのダイヤだ」
皇帝の王笏にセットされたそれは卵を半分にしたような形で、3cmほどもある大きさです。
「本当に大きいな」
「大きくてダイヤって感じが……あめちゃん……」
苦笑する美咲紀に、修もくすくす笑い出す。
「……飴ちゃん? そう言われると有り難味が薄れるな」
「でもコレ呪いのダイヤですよね。乙女心をくすぐる単語ですとも」
「元々はムガール帝国の神像の目にはめ込まれていたが、フランス人兵士が盗み出した。その兵士がダイヤを売った後殺されたのが呪いの始まりだという。その後の持ち主も次々と怪死。しばらく行方不明になっていたがオルロフ伯爵がオークションで購入後、女帝エカテリーナ2世に献上した。オルロフは後に女帝に捨てられて発狂死した。その後エカテリーナの多数の愛人が次々と怪死、王位とダイヤを受け継いだ6人の皇帝も暗殺や怪死を遂げたという話だな」
「嘘か真かより、そういう伝説を持つのがソソられるのです。乙女ってそういう生き物です」
「他の宝飾品も壮絶な見事さだ。まさに、おそロシアだな」
「さて、休憩したいし腹も減ったな。食事に行こう」
「賛成なのです」
二人は赤の広場を横切ります。
「あれがワシリー教会ですね。ロシア正教会の大聖堂、人々と信仰の結びつきを感じますです」
「赤の広場の代名詞だな。ロシアの聖堂でもっとも美しい建物のひとつと言われる。ワシリイの内部は午後見よう」
「でもあの渦巻き屋根見るとアイスを彷彿とするのは仕方ないのです」
美咲紀の言葉に修は苦笑した。
「そう言われるとそう見えてしまうな。七つの塔の中でも一番目立っているからな」
二人はグム百貨店内のレストランに向かいました。
「百貨店とは思えない歴史を感じさせる建物なのです」
「折角のロシアだから食事っぽい食事は次の店で食べるとして、まずはキャピアレストランで思い切り食べようか」
にっこり笑う修に、美咲紀も嬉しそうです。
「キャビア! 食べるですー」
チョウザメの仲間の中では最も大きいベルーガのキャビアは、大粒で明るい灰色だ。
低温殺菌されないフレッシュを、そのまま専用のスプーンですくって食べる。
「本場のキャビアはやっぱり一味違うのです。おいしー。日本だとそれなりに日本人向けに調整されてるですからねー」
「日本でよくある物とは別次元の味だよ。旨みが物凄い。まるで洪水だ」
歴史に思いを馳せ、午後からの観光コースを相談する修と美咲紀でした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
ダンス指導に心霊現象、ロシアに京都、串カツにバスケ……
バラエティに富むアクションの数々に、自分の不勉強さを実感しました。
ここはぜひ取材旅行に! と言ってもロシアは大変なのでもう少し近場に……(^^;
おかげさまでそんな夢を抱いたのでした。
一方で、実際のシーンとは違っても、日常のちょっとした体験がリアクションに生かせる楽しさも感じた執筆でした。
それでは、またのご縁をお待ちしております。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月24日
参加申し込みの期限
2017年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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