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Midnight is mine
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■箱から転がり出た鞠
乱れたシーツに腰掛けて、下着姿のまま。
半開きになったカーテンのむこうに、夜闇が広がっている。
朝鳥 さゆる
の目には、夜闇など映っては居ない。
君は笑わないね。
記憶の中で、口だけの誰かがそんな風に言った。顔も思い出せない、名前など聞いたことも無い、その場限りの誰かだった。ただ煙草の臭いだけを記憶している。
「……」
洗面台。備え付けの鏡前に立って、頬を指で押す。
自分の笑顔がどんな風だったのか、思い出せそうに無い。
無理に釣り上げた唇は、人形のそれよりも醜かった。
洗面器の脇。口をゆすぐためのコップと隣り合わせに置かれた睡眠導入剤。一錠を残して開封されたそれを手にとって、親指で押し出してやった。
暗い部屋に横たわる。まくらの硬い感触。
何度寝返りを打ったのかわからない頃、払いのけるように起き上がった。
気が向いたら行こう、程度に考えていた通学のスケジュールを抹消して、さゆるはシャワールームへと立った。
夜の12時まで営業していた店ですらシャッターを下ろす深夜帯。
値の張りそうな服を着て、さゆるは冷えた夜闇に靴音を響かせていた。
散歩、とも言いがたい。
ベッドに寝転ぶのも嫌で、起き上がっているのも嫌で、どこにもいたくないから、坂を転がる鞠のようにあちこちを歩いているだけだった。
どれだけ歩いたろうか。
足の疲れを感じ始めてきた頃、さゆるは点滅するネオンサインに足を止めた。
ファーストフード店とコインランドリーの中間にあるような、開放的で薄ぼんやりとした風情の店舗には、しかし客の気配はなかった。どころか店員の姿ですら見えない。
看板を見直せば、オートレストランとある。
設置して30年はたとうかという重く半透明な扉を引き開けると、店内はブゥンという何かが稼働している音だけがしていた。
店の端に設置されたラジオチューナーから控えめに深夜ラジオの放送が流れる程度の、ひどくこざっぱりとした空間だ。
あるものといえば、古いテレビゲーム筐体が数台と、コインランドリー機と、壁一面に並んだ自動販売機だ。
缶飲料はたったの一台。残りはうどんやらそばやら、ハンバーガーやらカップラーメンやら、ホットサンドやらおにぎりやら焼きそばやら……とにかくファーストフードと名の付きそうな食品の自動販売機だ。
誰にも何も言わず、誰からも話しかけられることなく、さゆるは自動販売機のひとつに立った。
やかましい音をたてて落ちるホットサンドのアルミホイル。つまむにも熱すぎるそれを、思わず顔をしかめながら取り上げる。
粗末な椅子とテーブルに腰掛けて、それをぴりぴりと開いた。
格好も振る舞いも、年齢すらそぐわないその場所が、なぜだか奇妙にぴったりとはまったように思えた。
もう二度と来ないかもしれないけれど。
この素っ気ない場所が、自分にはお似合いのように思えた。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月26日
参加申し込みの期限
2017年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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