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【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
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こんな日に限ってたまたま寝子高を訪れてしまうOB、OGのみなさんもいらっしゃる。
性転換騒動が起こっているなどと露知らず、
フィンレイ・ランカスター
と
薄野 一月
は懐かしそうに目を細めながら校門をくぐった。
「同窓会をするほど経ってはいませんが久しぶりですね」
フィンレイは芸術科のOBで、元人気アイドルデュオ『Sandalphon』のメンバーであった。相棒を喪ってから失意の日々を送っていたが、事務所を移籍して活動を開始して数カ月。芸能の仕事は多忙で、ようやく取れたオフであった。細身のパンツ、白のYシャツとロングカーディガン、薔薇を模ったカメオのループタイといういで立ちは、シンプルだが上品で、芸能の世界で生きているオーラがにじみ出ている。
「卒業して二年ちょっとかな?」
フィンレイと同じ年に普通科を卒業した一月は、春風に煽られた前髪を手で押さえる。
きっかけは、フィンレイが一月が居候する蕎麦屋すすきのを訪れたこと。久々に母校へ帰って先生方に会ったり今の学校や生徒達を見たいという話で盛り上がり、しかしそれきりになっていた。
「電話もらえて嬉しかったよ」
一月はフィンレイと並び歩きながら微笑む。
「忙しいんだろ?」
「はい。久々のオフでした。母校を訪ねようと思ったらもう、一月さんに電話してたんですよ」
「従妹たちが今通っているから、話自体は良く聞くけど、卒業しちゃうと自分ではあんまり来ないよね。やーなっつかしいなー! 小説のネタ探しにもちょうど良いし、ワクワクするよね」
「そうですね。島外に出てからは忙しくてあっという間で……まさかこんな風に戻ってくるとは思いませんでしたが」
一月はぽんぽん、とフィンレイの背中を軽く叩いた。
一月にはフィンレイの事情のすべてはわからないけれど、心はそれだけで通うのだった。
ふたりは職員室に向かう前に、校舎を外から見て回った。
「学生服でも引っ張り出して着ちゃおうかしら……! だって、ホラ、まだいけるんじゃね? ……って思ったけど、今回は止めたよ」
「賢明でしたね。ちょっと見たかった気もしますけど」
「っていうか、何か寝子高騒がしくない?」
「そうですね。今日は身体測定をしていると聞きましたが……」
「身体測定かー。あの頃は、1センチ1ミリに一喜一憂してたっけ」
そんな風にほんの数年前の、けれど昔になってしまった学生時代の思い出に浸っていると……。
「あれ? もしかして……
フィンレイ・ランカスター
?」
吉祥寺 黒子
と
鷹峰 凪
と遭遇した。
◇
ふたりは台車に段ボール箱を山と積んで押していた。今日は「鷹峰書房」の店主である凪が、黒子を伴って、寝子高図書館に本を寄贈しにきたのだという。
寝子高OGの黒子と凪は今年で20歳。21歳になるフィンレイと一月は先輩にあたる。
凪はふたりに小さく会釈をした。それから、かつては毎日見ていた校舎を見上げる。
「久しぶりの高校だけどそうすぐには変わらないわね……懐かしいわ」
「俺は一か月ぶりだから懐かしいってほどじゃないんだけどね」
病気休学を挟んだ黒子は、この春ようやく卒業したばかり。1ヶ月前まで通っていた校舎は、変わらないような気もするし、些かよそよそしくなったような気もする。
「手伝わせて悪かったわね、クロちゃん」
「気にすんなよ、凪。これくらい……俺ら親友だろ?」
黒子はニカッと笑った。
ふたりのやりとりを見ていたフィンレイと一月が「台車を押すのを手伝うよ」と申し出た。凪は好意をありがたく受け取り、図書室までの道のりを手伝ってもらうことにした。
「すごい量の本だねー」
一月が目を輝かせる。本好きが高じて、小説家として駆け出し中の一月には宝の山だ。
「先生のご本、うちでも置かせていただいています。こんどぜひ寄ってください」と凪は営業トークをする。
鷹峰書房は地域密着型を謳っていて、寝子島出身の作家のコーナーもある。全国的にはまだまだ名が売れていない駆け出し作家にはありがたい話だ。先輩後輩としても、本に囲まれて人生を過ごしたい本の虫同士、どんな本を寄贈するの、それはいいラインナップだね等々話が弾んだ。
一月と凪が本の話をしているので、フィンレイと黒子が自然と並んで歩く形になる。
「今は身体測定の時期か……あの頃は勘違いで色々と悪い事やっちまったが……播磨の奴は元気かねェ……」
「ハリマ?」
「ああ。去年の身体測定が大変でさァ。暴走弾丸特急女子と言うか……播磨って柔道部のコがいろいろ、ね」
詳しく聞く前に図書室にたどり着く。
「ここまでで大丈夫です。先輩方、ありがとうございました。助かりました」
凪と黒子は、フィンレイと一月にお礼を言い、ガラゴロと台車を押して図書室の中に入って行った。
一月は、いいことをした、と満足げにフィンレイを見る。
「じゃ、俺らも職員室にあいさつに行こうかー」
フィンレイが、黒子から『播磨さんのいろいろ』をちゃんと聞いておけばよかったと後悔したのは、もう少し後の話である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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