this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
39
つぎへ >>
クラスの違う友人同士が廊下でおしゃべりする光景は、学校生活の華のひとつといえるだろう。
普通科の生徒・
稲井 いおね
と、芸術科の生徒・
多喜 勇生
は友人で、このとき偶然廊下で会って、普通の会話を――趣味の骨の話とか、DIYの話なんかを――楽しんでいた。愛李子にどーんと突き飛ばされるまでは。
「いてて、いきなり突き飛ばされちゃったね。いおねちゃん大丈夫ー?」
「勇生くん、大丈夫ですよ」
返事をした人物の姿を、勇生は眼鏡越しに二度見した。
なぜならば! そこにいたのは勇生がよく知っているツインテールの少女ではなく、ショートカットの金髪と檸檬色の瞳が爽やかな、輝かんばかりのイケメン眼鏡男子だったからだ。
「あれ?
王子様
っぽい人がいるけど……」
「え、王子様? そんな人がどこに……」
きょろきょろ、とあたりを見るが、誰もいない。
「喋り方はいおねちゃんぽいんだけど……いおねちゃんなの?」
勇生が窓ガラスを指さしたので、いおねはそちらに視線を向けた。窓には高身長で筋肉もしっかりついたイケメン眼鏡王子が映っている。
いおねが首を傾げれば王子も首を傾げ、いおねが頬を抓れば窓の中の王子も頬を抓り……。
「こ、これって……どういうことですかね?」
と勇生のほうを振り向けば、そこには、勇生の髪が、肩ほどの長さのウェーブヘアになっているではないか。眼鏡も、その奥のつり上がりぎみな三白眼も、たしかに勇生なのだが……む、胸がある!
「これって、いおねが男の子になって、勇生くんが女の子になってるー?!」
「え、僕も女の子になってるって? ……うわぁ、本当だぁ」
モブ系眼鏡男子だった勇生は、平均的な体つきで、胸もいたって普通な
モブ系女子になっていた!
王子様とモブ系女子。どうも普通じゃない感じになってきた。
「ねぇ、いろんな意味で大丈夫!?」
たぶん大丈夫じゃないだろう、という想いを込めまくって勇生はいおねの肩を掴む。
ところが、眼鏡の蝶番を片手の親指と一指し指で抓んだいおねは、口元がへらぁと緩ませて、もう片方の手を目の前で翻したり、自分の腰のあたりを見たりしているではないか。
「……ってめっちゃ喜んでるね」
「すごいすごい! ろっこんで確認したのですが骨格もちゃんと異性のものになってます!」
いおねのろっこん<レントゲン・ラブ>は、眼鏡の蝶番を片手の親指と一指し指で抓むと発動し、その名の通りレントゲンのように、骨が透けてみえる。なんとも骨フェチのいおねにぴったりの能力なのである。
いおねは、ひとしきり自分の変化を確認すると、今度は上から下まで舐めるように勇生を見た。
「勇生くんのもばっちり女の子なのですよ! 面白いのですー」
「へぇ骨格もちゃんと変わってるんだぁ。貴重な? 情報をありがとぉ……?」
(せっかく見た目は王子風なのに、いおねちゃんははやっぱりいおねちゃんだなぁ)
生身の人間より骨が好きなところは変わっていなくて、安心するような残念なような。
「あ、そうだ!」と、いおねは突然、ぐぐい、と勇生に顔を寄せた。
「やってみたい事があるのです!」
「う、うん……なんだい?」
気圧されて勇生は僅かに仰け反る。いおねはそれを追うように、前のめりで言った。
「お姫様抱っこさせてください!」
「お、お姫様だっこ……?」
「基本される側なのでする側をやってみたいのです」
「お、お姫様抱っこの抱っこする側をしたいってこと?」
「そうです! やるなら今しかないのです!」
愛する骨を見るときと同じか、それ以上の勢いで、いおねは勇生に頼み込む。
(勢いが凄すぎて断れない!)
観念して、勇生は頷いた。
「い、いいよぉ」
「ありがとうなのです。快く承諾を頂けたのでさっそく、」
いおねは片方の腕を勇生の膝の下に回し、もう片方の腕を脇の下に差し入れた。
「……よいしょっと!」
持ち上げる。勇生は思わず「ひゃっ」と息を呑み、いおねの首筋にしがみついた。男だからといって、女の子をお姫様だっこする機会なんて、そう頻繁にあるものじゃない。ましてや女の子になってお姫様だっこされるなんて……!
(ひ、ひゃー! なんだかすごいぞ)
女の子がなぜお姫様だっこに憧れるのか、一瞬で理解してしまう。
(密着してるからイケメンな顔が近いとか、いい匂いとか鼓動が聞こえるとか、総合的になぜかすごいときめいてしまう!)
勇生は自分の心拍数が急上昇して、それに比例するように、頬が熱くなるのを感じた。
(勇生くん、照れてるのか顔が赤いのです。なんだかかわいく見えてきたので調子に乗っちゃいましょう)
いおねは、勇生を抱えたまま、その場でくるりとターンする。
「ほーら回っちゃいますよー、しっかり捕まっててくださいね」
くるりくるりと、映画に出てくる王子様とお姫様のダンスのように。ゆっくり優しく回転する。
「うわー! 回るともっとすごい! 気分がふわふわする!」
「ふふっキミは羽のように軽いね! ……おっとイケメン的な台詞が自然と出てしまいました」
身体のせいかな、と、いおねは笑う。
「もー、爽やかな笑顔とか決めないでよぉ。ときめきで死んじゃうからぁ!」
「そうですか? ……わっ」
いおねは足がもつれて、軸がぶれた。
止まりかけのコマみたいにふらふらして、最後にはころんと倒れてしまう。
それでもお姫さま抱っこしている勇生だけは守ろうと、咄嗟に自分が下になった。
勇生はいおねの上に覆いかぶさる格好になる。
「い、いおねちゃん……大丈夫?」
「ふふっ。あはは! あぁ~、楽しかった! 勇生君の反応も可愛かったし。癖になっちゃいそうです」
「も、もうっ!」
勇生はぷんすと頬を膨らませるが、内心ではドキドキが止まらなくて、焦ったままだ。
(あ、危なかった。思わず落ちるかと思った。これは女子になったせいだっていう事にしとくけど……楽しいには楽しかった。僕もいつか、こんな風に恋人をときめかせる事が出来るかなぁ……)
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
39
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【身体測定】ドキドキ♂♀反転戦線、再び!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
81人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月23日
参加申し込みの期限
2017年09月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!