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ネコジマ館殺人事件
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■第一の被害者
雨宮 草太郎
の遺体を前に、口元を押さえる九人の男女。
観光のために島のホテルへとやってきた彼らは、警察が来るまでの三日間このホテルで過ごすこととなった。
まず食堂に集まった彼らは、端から順番に自己紹介をすることにした。
「
アイオ・キャンドライト
ですわ」
銀のトレーを胸に抱き、やや震えた声で言う女。
落ち着いた服装をしているが、それが派遣メイド業者の制服であることを、知っている者は知っているだろう。
「繁忙期に入るということで、ホテルのお手伝いに派遣されて参りました。
雨宮様のお手伝いとして掃除や給仕、お料理の手伝いなどを行ないますが、お客様と同じように客室をとって宿泊しております」
最初に名乗ったのはこの館のメイド、アイオであった。
というのも、館にやってきた全員が彼女の接客をうけていたからである。
全員が全員を知らない状況であるが故に、知っている人間を先に紹介させようという考えからだった。
ンンッ、と小さく咳払いをする小学生。
少女と見まがうほど可愛らしい顔立ちをした彼は……。
「
神嶋 星志郎
です。雨宮のおじーさまと僕のおじーさまがお友だちで、今回は体の弱い僕の静養目的でお招きにあずかりましたです」
と、名乗った。
実際このホテルに来てからも雨宮と星志郎が古くからの知り合いであるように接する様を、何人かの客たちは見ていた。
小学生が一人で客室を貸し出されているという状況と照らし合わせれば、彼の言っていることにも納得がいくだろう。
実際、それだけ親しい人物が何者かに殺されたという事実を目の当たりにして、深くショックを受けているようにも見えた。
関係者というほどではないが、アイオは責任を感じたのか彼のそばについて慰めるように肩に手を置いている。
「お迎えが来るまでは、図書室で大人しくしていますね」
重い事実を知ってしまった。
そんな空気が食堂に流れるなかで、パンを千切って食べて見せる
水守 流
。
「水守流、高校生だ。ぶらり観光にきてみたらこんな事件に巻き込まれるなんて……ついてねーぜ」
やれやれといってパンを食べ進める流。
一見他人事のように振る舞っているが、重くなった空気を少しでも和らげようとしているのだろうか。
殺人が起きた直後にこうして食欲を見せるのは、普通はないことである。
「年が近いな。俺は
如月 庚
。同じく高校生だ。まあ、適当に過ごすつもりだ」
それきり紹介を次へ回そうとした庚を、
羽生 碧南
が声を上げてとめた。
「待って。その紹介だけじゃ信用できないわ。証拠はないの? 学生だったら学生証を持ち歩いてるんじゃないの? ほら」
碧南は自分の学生証を鞄から取り出し、テーブルの上に置いて見せた。
流や庚と同じく高校生であるらしい。
「大体、高校生が一人でこんな何も無いホテルに来る? フツー」
「おいおい、そりゃあ自分にだって言えることじゃねえのか」
流は自分の学生証をテーブルへ乱暴に置いて、碧南と庚の顔を見た。
「俺は趣味で観光をしてるだけだぜ。バイトで稼いだ金でどこへ観光しようが俺の勝手だろ」
「同感だな」
庚も投げるようにテーブルに学生証を出すと、不機嫌そうに腕組みをしてみせる。
「少ないバイト代で旅行に来てみればこんな事件に出くわしたんだ。とんだ災難だ。お前もそうだろ」
「私もそうだけど、私にはちゃんとここへ来た理由があるのよ」
「おやおや、なんです? 女子高生が一人旅で来る理由、気になりますねー」
それまでやりとりを黙って聞いていた
屋敷野 梢
が身を乗り出し、懐から名刺を数枚取り出してテーブルの各メンバーへ届くように一枚ずつ滑らせた。
「申し遅れました。
屋敷野 梢
でーす。トラベルライターをしてます。
勿論ホテルの記事を書くために来たんですけど……この分じゃお流れでしょうね」
「それはご愁傷様」
目を閉じて話を流そうとする碧南。
梢はずいっと身体を寄せ、意地悪く笑った。
「で、理由ってなんなんですか?」
「なんでもいいでしょ。乙女ゲーの聖地巡礼よ。やったゲームの背景イラストがここをモデルにしてたって聞いたから来たの!」
「理由って……そんなことか……」
身構えて損した、といった具合にため息をつく庚。
碧南はそのリアクションに不満なようだったが、梢はまーまーといって手を翳した。
「まあこんなことがあったんですし、警察が来るまでの三日間は大人しくしてましょーよ。孤立するのは危険ですし、できるだけ大勢で――」
「冗談じゃないわ!」
どん、とテーブルを叩いて
白 真白
が立ち上がった。
「あなたは?」
「
白 真白
! 無職! 悪い!?」
噛みつくように言ってから、周りの宿泊客を、中でもメイドのアイオを特に強くにらんだ。
「一緒にいるなんて嫌! この中に殺人犯がいるんでしょ!?」
「「…………」」
言葉に詰まり、うつむくアイオ。星志郎も不安そうにきょろきょろとしている。
小さく首を振り、
八神 修
が手を上げた。
「
八神 修
、医者だ。休暇中だけれどね。
確かに俺がみたところ雨宮氏は刃物による失血死。位置と刺し傷の数からしても自殺じゃない。
そして――」
「はい! はいはい! このホテル以外に建物はないから、ホテルの外にいる誰かの犯行って線はない! ですよね!」
椿 美咲紀
が手をぴーんと掲げて叫んだ。
「ね、先生!」
修の顔を見て同意を求める美咲紀。
真白ににらまれ、ゆっくりと手を下げた。
「あ、
椿 美咲紀
……大学生なのです。今日は先生についてきて論文を、と」
「そんなことはどうでもいいの!
殺人鬼と一緒にいるなんて絶対嫌よ!
私は部屋から一歩も出ないからね!」
真白はそうまくし立てると、階段を駆け上がっていってしまった。
バタンという大きな音がして、まるで皆に聞かせるかのように鍵の閉まる音がした。
フウと息をつく修。
「話を続けよう。確かに他殺であることは間違いないが、これ以上の殺人を衆目の元で行なうつもりならもうやっている。
そうでないなら、人目に触れたくない理由があるはずだ。そしてそれも警察の捜査が入ればわかる。
俺たちの身の安全を考えるなら、できるだけ大勢と一緒にいればいいんだ」
「さんせーです」
梢が手をあげ、意見を求めるように流たちの顔を見る。
「へいへい、っと。俺も大体食堂にいるから、他の奴もここで飯食ってようぜ」
「えー……捜査とかしないんですか?」
美咲紀は再び上げた手をへにょんと足らして残念そうな顔をした。
「こうして、館に招かれた九人は恐ろしい事件へと巻き込まれていくことになる」
『ネコジマ館殺人事件』と題されたファイルをぱたんと閉じて、
御剣 刀
はパイプ椅子の上で足を組んだ。
警察署の所属を示す帽子とジャケット。ファイルの上に置いた手帳には彼の名前と警察官の身分を示すカードが差し込まれていた。
「俺が通報を受けてこの島へ到着するまでの三日間。
このまま何も無ければ、俺がこのファイルを作るのにそう苦労はしなかったろう。
だが三日の間に第二第三の殺人が起こり、事件は混迷することになる」
ファイルに手を置いて、刀は身を乗り出す。
「これを読んでいるお前……。
今から『犯人』を推理してみろ。
ヒントはそう――『殺人犯は一人だけ』だ」
アイオ・キャンドライト
:メイド
神嶋 星志郎
:小学生
水守 流
:高校生
如月 庚
:高校生
羽生 碧南
:高校生
白 真白
:無職
椿 美咲紀
:大学生
八神 修
:医者
屋敷野 梢
:雑誌記者
犯人は、この中にいる。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月30日
参加申し込みの期限
2019年08月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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