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百花繚乱の九夜山
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御剣 刀
と
小山内 海
は、本日九夜山で行われている春のフラワーイベントに来ていた。
誘ったのは刀の方からだが、二人は普段はもう一人を加えた三人で行動をしている。しかし、そのもう一人は都合が悪くて本日は来れないらしい。
だから、今日は二人だけ。それ故にデートとも言える状況であり、刀は少しだけ緊張していた。
普段から殆ど一緒にいるんだからその延長と思えば良いだろうと思い直して、何とか緊張も取れたようだが。
因みに普段刀と一緒に過ごしている人形のルヴィアは陽の光に当てると痛むからとお留守番だ。お土産には花を買って帰ると約束をして。
ロープウェイ乗り場で待ち合わせをしていた二人は合流。
刀は普段と変わらないジーンズにジャケットだが、海は今日はちょっとだけおめかししている事に彼は気付いているだろうか? その意味も含めて。
人々を山頂付近まで運ぶゴンドラに乗り込めば、自分達以外にも人は沢山だ。
しかし、幸いにして乗れたタイミングが良く展望台前駅に着くまで、二人は九夜山を楽しむ事が出来たのである。
すごい、きれー。駅を出て、幾つもの花達が咲き誇るその景色に海は心の中でそう呟いた。
刀と海に目の前には色とりどりの花が咲く花壇が幾つもあった。遠目には解らない物も多いが、チューリップのように解り易い物もある。
これは大したものだと刀が感心していると、海がスケッチをしてもいいかな? と筆談で聞いてくる。海は言葉を話せない為に、会話はいつも筆談でしているのだ。
勿論、刀としても大丈夫ではあるのだが、時刻はもうすぐ昼だ。
「先にご飯買ってこないか?」
と、花壇と合わせてこのイベントの為に特別に用意されている屋台を指差す。
『あ、そうだね。もうすぐお昼だし。何か買っちゃおうか。あ、そうだ。折角だし別々の物を買って半分こしようよ』
「半分こ? ああ、いいよ」
よーし、そうと決まれば早速! と海はスケッチブックを片手に屋台の方へと向かって行った。勿論、その後を刀も追う。
『うーん。刀くん、何にする? 私はお好み焼きにしようかなー』
「じゃあ俺は…タコ焼きと串焼き、フランクフルトにするか」
『刀くん、相変わらず沢山食べるねー 』
「そうか? 男なら普通くらいじゃないか?」
そんな事を話しながらも海と刀はそれぞれ屋台で買って、近くにあった二人がけの丸テーブルに座る。
丸テーブルの上には二人が買った幾つかの食べ物が広げられているわけだが、それを互いに食べさせあいっこしていた。
「はい海あーん」
と、刀が海につまようじに刺したたこ焼きを差し出すと、海は何の迷いもなくあーんとそれを食べた。
海はたこ焼きおいしいねと言わんばかりに、美味しそうにもぐもぐと口を動かして。
『刀くんもはい、お好み焼きあーん』
お返しとばかりに、割りばしでお好み焼きを差し出す。言葉を書いたスケッチブックを器用にも掲げながら。
俺? と、不意を突かれたかのような表情も一瞬。刀は海と同じようにそれを躊躇いもなく口にした。
食べている物は全く甘くないのに、その光景は見る人に砂糖よりも甘い物を齎しそうである。
『それにしても屋台も結構出てるんだね。あ、見て見て。輪投げの屋台がある』
海が指差す方を見てみれば、確かにその先にあるのは輪投げの屋台だ。どうやらこのイベントの屋台は、食べ物系だけではなくこういったゲーム系の屋台もあるらしい。他にも射的などもある事が確認できた。
「輪投げか。海何か欲しい物ある?」
『欲しい物? うーん、そうだなぁ。あ、あのおっきいひよこのぬいぐるみ、ちょっとかわいいな。……あれ、狙ってみる?』
スケッチブックを掲げていない方で示した先には、抱える程に大きなひよこのぬいぐるみ。果たしてこのサイズの物をひよこと言って良いのだろうか。
「あれか。よし、解った」
その言葉と共に刀は屋台へと向かって行った。
屋台の主人にお金を払い、投げる輪を受け取る。
見てみると、あれは中々難易度が高い景品のようだ。刀も目玉景品の一つだろうと予想はしていたので驚きはなかったが。
一番遠くにある目標に複数入れなければならない。ただ闇雲に投げても目標は達成できない可能性が高い。
「ふむ……」
運命の一投目。狙いは悪くないが、僅かに外れてしまう。
だが、これは予想の範疇だ。刀は投げていって、微細な力の調整を行う事で目的を遂げるつもりだった。微細なコントロールには自信があるのだ。
一回目のチャレンジでこそ数度外したが、二回目からは調整も完璧になり、狙ったところにズバリと投げ込む。
そして、二回目の最後の一投で見事目標を達成したのだ!
『やった! 刀くん、凄い!』
スケッチブックを掲げてから、刀の手を取って喜ぶ海。
全く苦労しなかったわけではない。しかし、これこそが刀が見たかったものであり、これが見れたのならばその苦労も報われる。海の嬉しそうなその笑顔こそが何よりも刀にとっての最高の報酬であるのだから。
イベントを楽しんだその帰り際。
海は夕日に照らされた花壇をスケッチしていた。
来た時の花壇も綺麗ではあったが、夕日に照らされる花壇はまた一段と凄く見えると海は思った。
だからこそ、こんな風景は記録に残さないと勿体ないと思う。
でも、これっきりなんて事はない。また来る機会なんて幾らでもあるだろう。
今日来れなかったもう一人も、今日過ごしたこの楽しい一時の話をすればきっと来たいと言うに違いない。
『こんどは3人で来ようね』
そう、海がスケッチブックを掲げると、刀も頷いて同意する。
「そうだな、次は三人で来よう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月15日
参加申し込みの期限
2017年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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