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百花繚乱の九夜山
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ロープウェイの展望台前駅から二つの影が出て来る。
一人はゆるふわなウェーブがかかった腰までの長い髪のうさ耳を生やした
アリス・シルヴィア
。その身に纏う人形が着るかのようなドレスが良く似合う少女だ。
その少女の横に並ぶのは
プニ・ポヨ
。青いパーカーを着た、水色のボブカットと空のような澄んだ青い瞳が特徴的な男の子。
二人は春のフラワーイベントの様相に目を輝かせていた。ポヨはそれだけではなく、人の姿になれた事も嬉しいようだが。
「わぁー! 僕おっきい! 僕しゃべれる! 名前呼べるよ、アリスさん!」
人の姿になれた事があまりに嬉しいのかポヨはその場でぴょんぴょん飛び跳ねていた。
「ふふ。うん、良かったね、ポヨ」
ポヨが喜ぶその姿を見るだけで、アリスも嬉しくなるのか彼女も笑顔を浮かべている。
そして、賑やかな様子を見せる展望台前駅周辺を見渡せばそこには多くの人、屋台、大きな花壇が見える。
今まで外の世界を見た事がなかった彼女には驚きの光景だ。世界とはこれ程までに賑やかだったのかと思う。その賑やかさは星幽塔の酒場をアリスに思い出させていた。
沢山並んでいる屋台からはとても良い匂いが漂ってくる。その匂いにアリスは思わず釣られてしまいそうになっていた。
アリスがポヨの方を見ると、彼もすっかりこの光景に目を奪われているようだ。最初は少し驚いていたように思えたが元々ポヨは好奇心旺盛。その好奇心の方が勝るのにさして時間はかからなかったのだ。
「すごく人いっぱいだ……! おいしそうなにおいもするねー」
くんくんとポヨは匂い嗅いでいる。様々な食べ物の匂いが混ざる空気。しかし、それらは何故か不快には感じない。どうやらすっかり様々な食べ物に期待を膨らませているようだ。
「ねえ、ポヨ。何があるのか見てみようか!」
「うん! アリスさん、いこう!」
だから、アリスの提案にも二つ返事だ。
アリスとポヨは二人並んで屋台や花壇が幾つも並ぶ道を歩いて行く。
流石に前に進むのが辛い程というわけではないが、それでも時には分け入るようにしなければ進めない事もある。これでは、もしかしたらはぐれてしまう事もあるかもしれないとアリスは思った。
「ポヨ。はぐれたら迷子になってしまうから手をぎゅっと握ろう?」
アリスが手を差し出すとポヨはすぐにぎゅっと手を握ってきた。だから、アリスもぎゅっと握り返す。
握り返されたその感触とその温かさにポヨはとても嬉しそうにしている。
「……えへへ、手つなぐのって、あったかいんだねー」
そうして手を繋いだまま賑やかな中を二人で歩いて行く。食べ物の屋台を覗いてはこれだと思う物を買ったりして。
アリスはリンゴ飴にイカ焼きにたこ焼き等を。ポヨはたい焼きやベビーカステラを。
そうして、沢山の食べ物を買った二人は大きな花壇の近くにある芝生に座って、綺麗な花を見ながらそれらを食べ始めた。
「はじめて見るお花がいっぱいだねー、色もいっぱい!」
「本当に沢山の花があるね。チューリップってこんなに沢山の色があったんだ……。それに私が知らない花もあるみたい」
二人で様々な花を見て、楽しんで。
「美味しい。ほら、ポヨ。これも食べてみなよ」
「ありがとー! うん、これもおいしいね~。あ、アリスさんもどうぞ!」
互いの食べ物を別け合って食べたり。
「ポヨ。口にソースついてるよ」
「うん?」
ポヨが口につけているソースをアリスが拭いて上げたり。それがちょっとアリスをお姉さん気分にさせる。
肩を並べて、仲良く花を見ながら食事をするその光景はとても仲睦まじい。見る人を笑顔にするような、そんな微笑ましさがあった。
「あ、そうだ。私、お茶ももってきたんだよ」
そう言ってアリスが取り出したのは小さな魔法瓶と二つのコップ。
コップにそれぞれお茶を入れたところで、ちょっと待っててねとポヨに断りを入れて立ち上がった。
アリスは花壇の方へ向かって行き、近くにいた係員に声をかけていた。
そして、菜の花の所で屈んだと思ったらポヨのところへと戻ってきた。
「見て、ポヨ」
戻って来たアリスはお茶に菜の花の花びらを浮かべた。
「えへへ、お花のお茶ができたね」
「わぁ……お花のお茶、かわいいね! アリスさんにぴったり! 僕もいいの? ありがとー!」
アリスの視界に広がるのは様々な花々。それらはどれも輝かんばかりに咲き誇っている。そして、見上げれば真っ青な空。
「ねえ、ポヨ、お外にはいっぱいきらきら、綺麗なのがあるんだね」
「うん、ほんとだね、アリスさん!」
アリスはすっかり外の世界の魅力を嵌ってしまったようだ。そして、それはポヨも同じ。
だけど、それはポヨと一緒だからこそとも思う。ポヨと一緒ならば、きっともっと沢山綺麗な物を見ていける。もっと沢山ポヨと見たい。
「ポヨ。また今度一緒にきらきらしたの、探しに行こう」
「今度はどこにいくの? たのしみー」
今日見た花や屋台とその食べ物。どれもが綺麗な物だったけど、ポヨのこの素敵な笑顔はそれよりも綺麗な物だとアリスは思う。
今日はとても良い日だった。
そうして沢山楽しんだ二人は、帰りもまた手を繋いで帰る。
「アリスさん、手つないで帰ろう! 僕、手つなぐの好きだもん!」
そう言って手を繋ぐポヨはニコニコと満面の笑顔。
仲良く手を繋いで、今度はどこそこに行こうかと話している二人の影はどこまでも伸びていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月15日
参加申し込みの期限
2017年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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