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椿 美咲紀
は寝子高の新聞部であり、花が大好きな女子高生。
それ故に花のイベントというものを見逃すはずもない。
寝子高新聞の記事にする為にと、デジカメで花壇の写真をバンバン撮っているその美咲紀を眺めているのは彼女の幼馴染の
八神 修
だ。
花が大好きな美咲紀に誘われて付き添いで来たのだ。
「よく見る一重咲きなコ達以外にも、フリンジ咲きや百合咲きなコが居るの、とても良いです。色は2色グラデがキレイなのです。花先がびらびらしてるフリンジ咲きもイイですが、ユリ咲きだとチューリップが百合の仲間だとよく判るですよ」
「どうやらここは晩生種のチューリップが主に置いてあるようだな」
様々な角度からデジカメのシャッターを切りながらも、美咲紀は修に今撮っている花のどこが良いのかを口早に語っている。
修はその話を黙って聞き、時には相槌を打って話を膨らませる。
花の話をする美咲紀の顔はキラキラと輝いていて。どの花も育ててみたいという心が溢れ出ているように修には感じられる。
本当に花が大好きなんだなと思う。
「アイスランドポピーはチューリップの前だとより可憐な印象になりますねー。花弁がふんわりして風に揺れてはかなげな印象を加味し出します。暑さに弱いですからね、このコ達」
そんな修の思いを知ってか知らずか、美咲紀は変わらず花の事を語っている。
今の彼女には花の事しか考えれないのかもしれない。
美咲紀の写真が一段落したところで、二人は屋台を巡ってみる事にしたようだ。
先程まで花に夢中だった美咲紀の様子がここで一変。その様子は正しく花より団子と言えるだろう。
修もそのそれを見て、思わず一言。
「花より団子か」
「そんな事ないのです。いつでも花は大好きなのです」
「ほんとに花も見てるのか? はしまきの具に悩んでいるようにしか……。あっ、痛い痛い」
笑いながらそんな風に言う修に、美咲紀は頬を膨らませてポカポカと抗議の駄々っ子殴り。
それを見て二人に声をかける姿が一人。
「やぁ、八神」
それは修と親交のある遠藤 健だ。それなりに友達が多い彼は修とも付き合いがあるのだ。
「ん。あぁ、遠藤も来てたのか。一人で来たのか?」
「いや、友達を誘って来たんだけどね。屋台でちょっと食べ物を買おうと思ってね。そっちは彼女とデートかい?」
先程までの様子を見ていたのならば、その仲の良さからそう勘違いしてもおかしくはない。
しかし、実際には違う。だから、修はすぐさまカラリとして否定の言葉を返す。
「いや、ただの幼馴染の腐れ縁」
「そうなのか? その割りには随分と仲が良さそうだったけど。っと、自己紹介がまだだったね。俺は遠藤 健。八神の友達だ」
「あ、どうもです。シュー君の幼馴染の
椿 美咲紀
なのです。よろしくです!」
「で、二人は何を買おうとしてたんだい?」
健が屋台の方に視線を向けたので、修と美咲紀も先程まで見ていた屋台に再び視線を向ける。
その屋台とははしまきを売っている屋台だ。先程修が言ったように、美咲紀が具を何にするか悩んでいたところなのである。
「へぇ。はしまきか。八神や椿さんは好きなのかい?」
「いや、俺もこれは初めて食べるよ。お好み焼きは島に来てから難度か食べたんだけどな。持ち運びに便利なように作られててこういう屋台向きだな」
「美味しそうです。今度、食レポな記事を作っても良いですね」
「お、良いね。その食レポ記事、是非とも今度見せて欲しいな」
健はそう言うとおもむろにはしまきを購入する。どうやら、二人と話をした為にはしまきとやらが気になったようだ。
「おっと。そろそろ行かないと友達を待ちぼうけにしちゃうな。じゃあ、二人ともまた」
「あぁ、またな。美咲紀、俺達もそろそろ何か買おう」
「解ったのです。じゃあ、はしまきとミニカステラと、後は今川焼きも買うのです。今川焼きはクリーム入りで。あ、食べる前に写真撮っときましょ」
「やっぱり花より団子じゃないか……?」
はしまきを注文する修の横で、美咲紀は今から買う物を指で数えていた。その量は中々と言えたが、エネルギッシュな彼女ならば問題はない事だろう。
「よーし。腹ごしらえも済んだ事だし、一つ射的でもやるか」
射的の屋台があるのは解っていたので、射的部としてずっと気になっていたのだ。
そう言う修の目の前には射的の屋台。美咲紀は修の後ろで未だに食べていたが。
「シュー君、射的するんです?」
「美咲紀もやるか?」
「や、私食べるのに忙しい…もぐもぐ。……イカ焼き食べながらは無理っ。シュー君応援するよ!」
「あぁ、うん。解った」
二人は幼馴染だけあって長年の付き合いだ。そんな姿ももう見慣れているのだから、今更ツッコむなんて野暮な真似はしないとばかりの修の態度である。
改めて射的の屋台を見る。
まず二発くらい適当な景品に狙いをつけて実際に撃ってみる。その試し撃ちで弾道の癖や威力などを把握。
把握が済んだら、今度は実射撃だ。狙う景品の重心と置いてある場所を計算に入れる。中にはただ撃つだけでは倒せないので、何発かでずらして落とすというやり方が必要な物もある。
そんな風に景品を落とす算段を修がつけていると、ふと猫のぬいぐるみの姿が美咲紀の目に入った。
「にゃんこのぬいぐるみ、可愛いのにゃあ。しかしアレは難易度高そう。目玉商品っぽく置いてあるし!」
欲しいなぁと思いつつ、修を見つめる。心の中でがんばーと念じるのも忘れずに。
そして、それを修はしっかりと聞いていた。背中にオネダリの視線を感じたから、一体何だと耳を澄ませていたのだ。
猫のぬいぐるみ。確かに難易度はかなり高い景品だと修は感じた。
だが、やりようはあるように置かれている。普通に弾を当てたのではだめだが、上段にある景品を落してぶつければ、棚板から落ちる。
そして、修はそっと目を閉じて集中。目を開けて狙いどころに照準を合わせ、引き金を引く。
「これでチェックメイトだ」
先程まで散々撃っていたのだ。既に思い描いた通りに弾は飛ばせる。
その言葉通りに見事猫のぬいぐるみをゲット!
「ほら、美咲紀」
「やったー! ありがとうなのです!」
それは昔からの変わらぬ光景。嬉しそうな美咲紀に修はつい目を細めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月15日
参加申し込みの期限
2017年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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