this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
キャットアイランド ~詳しくはウェブでね♪~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
21
つぎへ >>
Cat Islandでのラジオ放送は、大概ネットラジオの回線を使い音声を流すのと同じ要領で行われるので、Cat Islandをやっていない人でも耳にする機会があった。
「……これだわ」
桜 月
もそのひとり。
星ヶ丘寮の自室で、パソコンに向かっていた時に聞いたラジオからその存在を知ったのだ。
(仮想現実なら私のデザイン画を形にする事ができるかもしれない……)
事情により月の前にある扉は分厚く重かった。
物理的にも、心理的にも。
寝子島高校に通えるようになったからといって、そう簡単に押し開けられるようにはならない。
でも、この世界でだったら。
(……やってみたい、私の描いた絵の服を誰かに着て貰ったら、どんな風になるのか見てみたい)
湧き上がった感情は、彼女をもうひとつの世界に解き放った。
「うん、やってみよう……最初は上手くいかないかもしれない、だけどやってみよう」
そして、月そっくりに作られたアバターがCat Islandに降り立った。
名前もそのまま『桜 月』だ。
ある程度操作方法を覚えると、月はまず自分のアバターが着る服を作った。
現実の自分と同じ、黒のゴスロリドレス。
リボンや傘など、小物も作った。
服作りは立体的な工作のような部分もあったけれど、元々服のデザイン画を書き続けていたお陰か初めて作ったにしてはなかなかのもの。
「猫の顔したにゃんこ島~♪ って、何を歌っているんだ私は……誰も見てないよな?」
月の目指したチャンネル0の星ヶ丘は、他のエリアに比べてまだ完成していない部分が多いせいか、訪れているアバターの数もまばらだ。
ボイスチャットを使うとうっかりもあると、月は少々気を引き締めつつバーチャルな星ヶ丘を見て回る。
「ここは空いているのに借りられないのか? ……あ」
その辺を歩いている猫が案内機能を搭載している事を思い出し、タッチして調べてみるとやっぱり独自の建物を建造するのはチャンネル1と書かれていた。
「そうか……」
現実で着て貰う服を形にする訳だし、出来れば現実の景色に合わせた物を考えたいとチャンネル0の方に出向いてみたけれど、1の方にするしかなさそう。
尤も、メニューバーにあるボタンひとつでチャンネルの移動はすぐに出来るから、0の方で着てくれるアバターも多いだろう。
気を取り直して店の構想を練る。
自分ひとりの経営だし、店舗は小さくて良い。
(それより、人目につかなければ意味がない、人通りの多い大通りに店を構えたい)
条件に適う場所を探していると、地中海のリゾートっぽくなった一角に丁度良い場所を見付けた。
その通りはショッピングモールになっているようで、雰囲気の統一された小さな店舗が並んでいる。
服飾店も入っていたものの、扱っているのは大体リゾートウェアだし差別化を図る事も可能だろう。
早速、月は賃貸用のメニューを出し、ダイアログの指示に従って契約を進めていく。
「この世界で過ごすのも、だいぶ慣れてきたな~♪」
日々新しいものが増える街並みを、『ラス』となった
桜井 ラッセル
は楽しそうに進んでいく。
友人の
逆巻 天野
にもれいびがダイブ出来る事を教えて貰ってしばらく。
ラッセルは、マウスやコントローラーで操作するのとは全く違う感覚にも慣れてきていた。
店舗の並ぶ通りを歩くと、最近特に取り入れられる事の多くなった『マネキン』が目に付く。
人形師とよく呼ばれるクリエイターが作り出すその作品は、人の目が集まるだけあって個性的でレベルが高い。
「いいなぁ……」
店先から見える接客用や服のモデルになっているマネキンたちを、ラッセルは目を輝かせて眺めていた。
特に出来の良いマネキンは、動きも表情も精巧で命でも宿っているかのように見える。
それらにカーソルを当ててステータスを見てみると、大体は同じ製作者のアバター名が記されていた。
「なるほどね」
天野は自らのアバターを通して、ラッセルの話に相槌を打つ。
彼は新しいアカウントを取って『konru』という男性アバターを作っていた。
若者らしい、黒髪にカジュアルな服装だ。
天野のCat Islandでの家に遊びに来たラッセルは、相変わらず青い瞳をキラキラさせている。
「作るか! 逆巻のホームも寂しいし」
「殺風景って言われても」
ウィンドウに映る、ベッドと本棚しかない部屋を眺め、天野は呟く。
真っ白な世界に何を置いたら良いのか、分からないのだ。
「桜井は自分の家探すんじゃなかったの?」
「そんなの後あと!」
今はマネキン作りが先とばかりに押せ押せなラッセルを、そういうところも憎めないのだと天野は軽い溜息をつく。
「……その様子じゃ、もう作りたいものも決まってるんだね。
マネキン? 人型より……ペットのが簡単そうかな」
「おう!」
ラッセルは大きく頷いた。
彼の構想では、そのマネキンは青い鳥型なのだという。
「名前は『ソラ』な!」
もう名前も決めている彼に、天野は微かに笑った。
実はラッセル、自分の興味や憧れ以外にも考えている事があったりする。
(動物すきだし、この部屋にいるよか和んでくれるんじゃねーかな)
でもそれは、ちょっと天邪鬼なこの友人には内緒だ。
夢溢れるマネキン製作。
しかし、二人が登る険しい山はもう始まっていたのだ!
「んー? このパーツはこう……あ、普通にくっ付けると動かなくなっちまうのか」
ネットに出来ていたマネキンの作り方サイトを参考にと、ラッセルはワールド内に開いたミニウィンドウと睨めっこ。
「どちらにせよ、このままだとパーツ数が多すぎるね。マネキンはスクリプト乗せる分、どうしてもサーバーに負荷が掛かるし、3Dソフトで造形した方が良いかも知れないよ。
あ、フリーソフトのお勧めリンクが幾つかある」
「外部ソフトは流石にダイブしたままじゃ使えないんだっけ。じゃあそっち頼む!」
「え。僕が絵心ないの、知ってるでしょ」
「そうだった……あちゃー、造形とかは結局俺がやるしかないなっ」
「その間、雛形になりそうなスクリプトとか、色んな機能を集めておくよ」
「了解!」
「確か図書館にもプログラム関係の本があったような……ええと、Cat Islandで使っているのは固有のスクリプト言語で、N(NAGO)言語っていうんだ」
こうして、試行錯誤を繰り返しながら共同作業は続いた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
21
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
キャットアイランド ~詳しくはウェブでね♪~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月04日
参加申し込みの期限
2013年06月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!