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蒼月庭のステージに、可愛らしいマネキンたちが踊る。
フリフリの衣装を纏った
侑
も一緒だ。
何より会場の視線を集めているのは、彼女たちの前で歌い踊るウサ耳の『せれね』――
瑠奈
。
「素敵に可愛くね♪ 楽しくいこー♪」
ハートや星、シャボン玉のようなパーティクルが舞う中で、軽やかにステップを刻みながら愛らしい歌声を披露している。
「うおおおおお、せれねちゃーん!!」
瑠奈の出番になってステージ前にずずいと出てきた男性アバターの数人が、アイドルコンサートよろしく『せれね』と書かれた鉢巻や団扇を装着して声援を送っていた。
彼女が放送しているラジオのリスナーなのだろう。
「せれねちゃんのアバター、声とすごく合ってる……これはヤバい」
『ふふふwwwせれねちゃん最高でござるwwwww
これからはwwwリアルよりヴァーチャルアイドルの時代wwwwww
拙者w今日から乗り換え片道切符でござるwwww』
「今日からとか遅いよ、俺なんてラジオ始まった頃からなぁ……!」
アバター自体はイケメンなのに、何かが残念な気がする。
曲がサビに入る直前、ぱっと瑠奈の頭上に現れた輪。
それがすとんと落ちて、彼女が潜った瞬間……先ほどとはまた違う、ふわふわな衣装に一瞬で変化した。
どよめきと歓声が上がる。
(行こう、瑠奈)
ちょっとボーイッシュな衣装に切り替えた侑が、ピーターパンのように瑠奈の手を取って浮かび上がった。
ふわふわのパニエでスカートの下は見えない。
侑と一緒に観客の頭上をゆっくりと浮遊しながら、瑠奈は楽しげな笑みを浮かべ伸びやかに歌い続けた。
割れんばかりの歓声を背に、歌い切った瑠奈は侑と共ににステージを降りていく。
「すっごい可愛かった! 素敵だったわ」
コミュニティチャットでスタッフや他の出演者からの労いを受ける中、出番を待っていた浮雲が嬉しそうな声を上げていた。
正雪に急かされて表舞台に向かって行く。
観客たちがうっとりと聴き入り、盛り上がった先のアンコール。
誰も耳にした事のないイントロが流れ始めた。
「今夜は、まだ発表していない曲を特別に歌わせて頂きます」
そう告げて、浮雲は歌い出す。
優しいバラードだった前作とは打って変わって、何処か疾走感を覚える爽やかな曲だった。
『今日はみんな当たりだったなぁ』
『すごかった……本会場に入れて、ホント良かったよ』
閉幕のアナウンスが流れる中、少しずつアバターたちの姿が減っていく。
中には、余韻に浸ったまますぐには帰らないアバターや、気さくで時間に余裕のある出演者やスタッフと言葉を交わしている者もいる。
「いやぁ、無事に終わって良かったねぇ」
蒼月庭のオーナーが、ステージ周辺を片付けたりチェックしながら呟いた。
「鯖落ちもなくて、良かったですね。サーバーの負荷に関してはデータも取れましたし……ご協力、ありがとうございました」
礼を言う直樹に、オーナーは「いやいや、こちらこそ」と笑う。
「アーティスト活動をする人のジャンルも幅が広がりましたし、実力がある人も増えてきましたしね。この分なら、浮雲さんたち以外にもそろそろウチで単独ライブしてくれる人、出てくるんじゃないかなぁ?
最高にワクワクするねぇ!」
歩いて蒼月庭を出たアバターは、まるでパレードのように通りを練り歩くマネキンたちに出会った。
バニーにピエロ、可愛らしい二足歩行のウサギのマスコットたち。
風船や看板を持ったり、シャボン玉のパーティクルを飛ばしてカジノの宣伝をしているのだ。
『かわいい!』
『カジノ……Speranza、だって』
『へぇー』
興味を持って列に付いてくるアバターもいる。
「どうぞ、よろしくお願いします」
シルクハットのウサ耳を揺らしながら、
礼二
はにこやかにカジノのアドレスや謳い文句の載ったカードを配っていった。
●この日の終わりに●
「あら……もうこんな時間。あっという間に一日が終わりましたね……」
視界の隅の時刻表示を見て、瑠歌は少し名残惜しそうに呟いた。
この世界は夜間に活動する人で賑わい続けるけれど、瑠歌の方はそろそろ休まなければならない頃。
現実の、自分の部屋に戻って来た彼女は、今までいた風景の映っているウィンドウを見て目を細めた。
「とても楽しかったですね、またダイブしますか」
ライブの興奮冷めやらぬうちに、侑は自分のパソコンのディスプレイから緑の光となって部屋に帰ってきた。
光はすぐに収束して、机に向かって椅子に座った部屋着姿の侑へと戻っていく。
と。
「あれ? 瑠奈? 瑠奈いる?!」
元の世界に戻ってきたという実感が伴った途端、侑はきょろきょろ。
「いるよー」
瑠奈は瑠奈で、ちゃんと自分のノートパソコンの前に戻ってきていた。
「よかった、ちゃんと一緒に帰ってこられたに♪」
ほっとした侑に、瑠奈はほわっと笑みを浮かべる。
「おかえりなさい」
「……うん、ただいま!
瑠奈もおかえり!」
「ただいまっ」
夜もふけていく週末の部屋に、明るい言葉が響き合った。
茉菜を現実世界へ送った後、
修
は再びプラネタリウム付きの自宅へ戻り、寛いでいた。
ふと窓の外を見遣ると、暗くなった通りを歩いてくる灰色の髪の少年が目に入る。
「おかえり」
修が窓から顔を覗かせると、深雪は彼を見上げ、微かに口許を緩めた。
「ただいま」
「寄ってくか?」
「ああ、お邪魔するよ」
「ライブはどうだったんだ?」
「やっぱり、演奏会とは違うな……」
深雪をプラネタリウムに迎えた修は、今日のライブの感想を聞いた。
星の巡るその下で、深雪は修のリクエストに答えトロイメライを弾き始めた。
(……優しい曲だよな)
曲が融けていくような夜空を見上げ……
「ていうか男2人でこのシチュエーション……なんか間違ってねぇか?」
深雪の突っ込みに、音に聴き入っていた修は小さく笑う。
「そう言うな」
「……俺は構わねぇけどよ」
なら問題はないと呟いて、修は携帯電話を取り出し昼間共に過ごした少女にメールを打ち始めた。
『今日は楽しかった、ありがとう。寝坊するなよ(笑) 八神』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月04日
参加申し込みの期限
2013年06月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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