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【星幽塔】そしてまた『日常』へ
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【第十三階層(5)】
クーノ・ヤスピス
と
チェス・ブルーム
も、その日、星の海を見るためにはるばる第十三階層までやってきていた。
「今日はピクニックですね。ちゃんと敷物も持ってきましたし、これでゆっくり座ってお星さまが眺められますよ」
あらかじめ用意しておいたという敷物を手早く広げて、チェスはいそいそと星を眺めながらの食事の支度を整える。
そんなチェスを見て、クーノは今日は店を休んででも誘ってよかったな、と改めて思った。
クーノとチェスは、普段は第一階層で、「sweep∽sleep」という箒と魔法具の専門店で働いている。
オーダーメイドによる特注品を基本とするこだわりのお店で、既製品も置いていないわけではないが、基本的にはオーダーメイドの受付と完成品の手渡しが主な業務だ。したがって、店が忙しいときと、そうでないときがあらかじめ予想しやすいわけで、そういう客の来ない日を選んで、二人で休養を楽しみにきたというわけだった。
「バスケット、ここに置いとけばいいか?」
「あ、はい。持っていただいてありがとうございます」
チェスが作ってくれた野菜とハムとチーズのバケットサンドイッチと簡単なおかずが入ったバスケットを敷物の上に置くと、温かいスープ(ミネストローネ)が入っているというステンレスのボトルとお茶が入った小さなポットも並べておく。
「そりゃこんだけ手の込んだもの作らせといて、荷物まで持たせるとかねーだろ。あ、でも、クッションだけは預けたからな?」
「はい。ちゃんと持ってきてますよ」
と、にっこり笑ったチェスが取り出したのはクーノのお気に入りのクッションが二つ。もちろんクーノとチェスの二人分だ。
「よし。じゃあ、寛ぐとするか」
「はいっ!」
にっこり笑うチェスと並んで、クーノは敷物の上にさらにクッションを敷いて、そこに腰かける。
「……すげ。こんなに綺麗だったんだな、てっぺん」
満天の星空を見上げて、思わずというふうにクーノが呟く。
(こりゃはるばる来た甲斐もあったってもんかな……)
と、内心でクーノは呟く。
クーノとしては、チェスと一緒なら、森で水浴びをしようが、酒場でダラダラしてようが、普通に楽しいものだった。
だが、それでもあえてこのてっぺんを選んだのは、影が倒された記念だとか、たんなる気まぐれとか、まあ色々とあったのだが、とにかく来て良かったと思う。
思わず景色に見とれながら、もそもそとサンドイッチを食べているとじっとこちらを見つめるチェスの視線に気づいた。
「……どうした?」
「サンドイッチ美味しいですか? いえ、何も感想を言ってくれないので」
チェスの言葉に、クーノは苦笑いし、
「いや、普通に美味いよ。同じ草食だし、っていうか、付き合いが長いから好みが把握されてんのかな?」
と答える。
すると、チェスも「それならよかった」と相好を崩し、
「それにしても本当に綺麗な星空ですね。まるで、星の海みたいだ」
と足をばたつかせてはしゃぐ。
そんな同居人の姿を見て、クーノはふと気になって訊ねてみる。
「……泳ぎたいか?」
そう訊ねるのは、本当のところ、この同居人が何を考えているのかがわからないからだ。
だって、わかるはずもない。『箒』が考えていることなんて。
「うーん。そうですね。でも、今はこうして眺めているだけで幸せかなって」
そんなクーノの気持ちを知ってか知らずか、チェスはほがらかに笑ってそう答える。
「そっか」
と、クーノは笑って頷き、そんなチェスの頭を優しく撫でてやる。ちょうど魔法使いが、愛用の箒にそうするみたいに。
チェスは、にこやかに笑って、
「こんな日がずっと続くといいですねー」
などと言いながら、しばらくなされるがままにしていた。
それから、
「……僕はクーノさんが思うより、この生活が気に入っているんですよ?」
などとぽつりと言ったものだから、
(……案外、こいつには俺の考えてることなんて御見通しなのかもしれないな)
と、そんなことを思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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