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【星幽塔】そしてまた『日常』へ
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【第十三階層(2)】 星の海の中で君と
そして、ひとしきり食事を終えたところで、衛は満を持して由貴奈にこう切り出した。
「あの由貴奈さん、あの空の星、もっと近くでみたいなって思いませんか?」
「んん? そりゃあ見られるものなら見たいけど~……うーちゃん、何か隠し芸でもあるのぉ?」
夜空を背にめいいっぱいに腕を広げて得意げに語る衛に、由貴奈はすぐに彼が何か企んでいることを見抜く。
「へへっ。じつはですね……あ、しっかり掴まっててくださいね。えいっ!」
にやりと笑ったままヘアピンに手を翳した衛が掛け声をあげたその刹那――、ふわりと二人が腰かけていた絨毯が、まるで魔法の絨毯のようにふわりと浮かんで上空に上がり始めた。
「お、おおっ~!」
由貴奈が、彼女にしては珍しいほどにいつも眠たげな目を見開いて驚きの声を上げた。
「これって、魔星の力ぁ?」
「さすが由貴奈さん。ご明察です」
あっさりと見抜かれてしまって、衛は照れたように笑う。
頭脳明晰な彼女にしてみれば、詰まらない手品だったかもしれない。
でも、衛は今回、この星の手品を披露したことを後悔することはなかった。
何故なら、空飛ぶ絨毯から見る見るうちに小さくなる白亜の広場や、360度に広がる星のパノラマを眺める由貴奈の表情がとても嬉しそうに見えたからだ。
「えへへ~。魔法の絨毯だねぇ。おとぎ話で読んだことがあるよぉ」
「俺、あの絨毯、憧れてたんですよね。由貴奈さん、こうやって空を飛んでると、なんだか星の中を泳いでるみたいな感じ、しません?」
「うんうん。まさにそんな感じだよねぇ~。綺麗……」
由貴奈がうっとりとした表情で星を眺めて呟く。
そんな由貴奈を見て、衛は綺麗だ、と思う。
けれど、そんな浮ついた言葉は実際には口を突いて出てこなかった。
それよりも、もっとシンプルで単純な渇望が衛の口から自然と零れ落ちていたからだ。
「……ねぇ、由貴奈さん、これだけ高く飛んだらほかの誰からも見えませんよね? だから――」
キスしましょう?
と、囁くように衛は言う。
「……ん~? ここで、ちゅ~するの? ……ずるいなぁ、う~ちゃんは」
由貴奈がくすりと微笑んで言う。
その頬が少し赤く見えたのは、おそらく天上で輝くアンタレスのせいばかりではなかった。
「……ふふ。はい、どーぞぉ」
と、由貴奈が目を閉じる。
衛がどきどきとしながらゆっくりとその頬に指先を伸ばして顔を近づけていく。
その先に何があったかは――二人だけの秘密ということにしておく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月04日
参加申し込みの期限
2017年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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