【第１ゲーム】

【親猫決定ダイス！】１回目
※以下、サイコロの結果はこちらからどうぞ



親猫：八神 修
　さてトップバッターは、前回参加の猫様ゲームでも大暴れしていただきました修さんです。
　見てください。この不敵なお顔↑↑ときたら！　今回もやる気満タン、がっつりとゲームを楽しむおつもりのようであります。
「おー、また来たのかヘンタイがー。よしよし、いい心がけだぞー！　お前みたいなべんきょーしか脳のないへっぽこヒョータンやろーは、とにかく居心地のいいゴミ溜めに引きこもりがちだからなー。たまにはこーやって太陽の光を浴びるのも悪くないだろー？」
「気づかい痛み入る。だが心配はいらないさ！」
　猫様ゲームver.修さんはどうにも無敵でありまして、もちろん臆するそぶりはビタイチありません。
「俺には飽くなき挑戦へ立ち向かう『勇気』がある！！　その結果をあるがまま受け入れる『覚悟』があるッ！！　猫様ゲーム……今回も楽しませてもらうぞ？」
「お、おー。なんだこいつはー、すごい気合だぞー……！？　よーし、ぶちかませー！　リア充目指して思う存分はっちゃけろー、あたしが許す！」
「ふっ。任せてもらおうか！」
　そんなわけで、第１ゲームの開始です！

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親猫：八神 修の命令

『うどんを手打ちで作ってくれ。
コシの強いしっかりとしたものを、１００人分だ』！

ヨエコ「……気合入れたわりに、地味じゃない？」
修「それは誤解だ。うどん打ちは最高にエキサイティングだ、極上のエンターテインメントだ！」



【マッチングダイス！】１回目

子猫Ａ：新田 樹「おっ、いきなり私の出番かー。よーし、なんでも来なさいっ！」
子猫Ｂ：水守 流「作るとこから！？　こっ、この世の終わりだああああ……！！」



　食べるの大好き！　流ですけれど……本日の彼は神魂の影響を過剰に受けまくっておりまして、必要以上にネガティブ思考が極まってます。
「なんだようどん打ちって！！　なんだよ！！　ちくしょう！！　そんなの俺にできっこねーよ、あんまりだ……こんなのって、あんまりだよォォォ……！！」
「ええー、嫌がりすぎじゃないですか？　楽しそうじゃないですか、うどん打ち！」
　いっぽうの樹ちゃんは、めちゃめちゃやる気です。
「うおおーっ、やりますよ！！　私、やります！！　打って打って打ちまくってやりますよ、うどんのヤツを！！」
　なんというか、燃えまくっております。いささか暑苦しいくらいに体育会系です！　ドンゾコに落ち込む流くんとの落差は天地を隔てて広がるばかりです。
「水守さんにもできますよ、やりましょうよ！　やってやりましょうよ！！　やればできるやればできる！！　ほらほら彼女さんも見てますよ、めっちゃヨダレ垂らして待ってますよ！！　水守さんのうどんを！！　うどん打ちましょうようどん、うどんうどんうどん！！　打ちまくってやりましょうよ！！」
「彼女じゃねーよォ、ああ、ラクしてうどん食いてーよォォォ……！」
「そうだ水守！　できるかできないかじゃない、やるかやらないかだ！！　俺はお前にも猫様ゲームを楽しんでもらいたい、そして極上のうどんを食べてもらいたい！！　『勇気』と『覚悟』をもって臨んでくれ、水守！！　そら、うーどーん！！　うーどーん！！」
「うーどーん！！　うーどーん！！」
「えっなにこれ、あたしもやる流れかー？　う、うーどーんー！！　うーどーんー！！」
　樹と修、ついでにヨエコさんの声も合わせて、響き渡るうどんコールは流へのエールとなって彼へと降り注ぎます。
　よく見ると男女の垣根を越えた食い友こと陽毬ちゃんも、きらきらと輝く期待の目で彼を見つめております……！
　ぐぐっと拳を握り締め、やがて立ちあがった男・流。彼は涙を流しながら、こう言ったのでした。
「頼むから、俺以外で作ってください……！　そして俺と本居にうどんを食わせてやってください！」
　もちろんそーいうわけにはいきません。なぜならそれが、猫様ゲーム！！



修「ではうどん打ちを始めるぞ！　実況は私八神と、解説の千倉さんでお送りします。千倉さん、どうぞよろしく」
ヨエコ「よろしくお願いします」
修「さてまずは樹選手、加水からの手合わせを経て生地をまとめ、足ふみの工程へと突入します。おおっと、これはーっ？」

樹「うりゃあああーーーっ！！　どりゃあああーーーっ！！　ずりゃあああーーーっ！！」

修「樹選手、力強い足ふみ！！　まるで地震のように地面が震動しているぞ！！　いかがですか千倉さん、樹選手の動きは？」
ヨエコ「ウチの店けっこー安ブシンだから、床が抜けない程度に頼むなー」
修「樹選手の奮闘で、工程は早くも菊もみとへそだし寝かしを終え、最後の足ふみへ移ります。さあ、流選手渾身の足ふみをご覧ください！！」
流「……えい……えい……ああ、なんで俺がこんなこと……あんまりだ、死んだほうがマシだ……えい、えい……」
ヨエコ「目が死んでるなー！　腐り切ってるなー、グジュグジュに腐ったミカンかーお前はー！　あたしにうどんをご馳走するなんて、二度と訪れることのない奇跡のビッグ・チャンスかもしれないんだぞー？　そこんとこお前たちはイマイチ分かってないんだよなー、こーのゴミクズどもがようー」
修「フィニィィィーーーッシュ！！　見事なうどん打ちだったぞ！！　とはいえまだまだ先は長い、１００人分完成するまでそのままひた走ってくれ！！　俺たちはその間、出来たのを茹でて食べて待ってるから。頼んだぞ、ふたりともッ！！」



【猫様ダイス！】01

○うどんのデキ

１：ＺＥＰＰＩＮ！
２：なかなか美味！
３：まあまあイケる
４：フツウ
５：うっ……
６：あおいちゃん級



花厳 望春「おおっ。ふたりともすごいね！　うん、ちゃんと美味しいよ！」
酒浸 朱蘭「へへへー、ツマミにぴったりだぜ♪　ういーっ」
仙藤 蒼「なんで私、いきなりうどん食べさせられてるのかしら……あ、でも美味しい」
高杉 かよう「ハラが減っては試合はできぬ！　ってな。おかわりだ、どんどん持ってきてくれ！」
塔ヶ崎 璃亜「美味しいです。でもうどん屋さんのバイト経験を持つ私から見れば、まだまだといったところですね。６５点」
トワ・E・ライトフェロゥ「Yummy,yummy！（めちゃウマデス！）」
本居 陽毬「ちゅるるるるっ。このコシ……この風味！　なかなかやるねー水守君、さっすが私の食い友だね！」



【猫様ダイス！】02

○うどん打ち１００人前、どんくらいかかった？

１：樹フル回転！　気合の３０分サクサククリア
２：樹熱血！　楽しいうどん打ち教室２時間
３：樹奮闘！　体育会系うどん打ち教室５時間
４：流号泣！　血ヘド吐く１０時間耐久うどん打ち
５：流悶絶！　終わるまで許されない２４時間耐久うどん打ち
６：流放心！　打っても打っても終わらないうどん地獄

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新田 樹と水守 流は、
八神 修の命令『手打ちうどん１００人前』
を達成……する予定です。


ヨエコ「おおおーいいつまでやってんだーこのグズどもがー！！　しょーがないなーお前たちー、出番の時以外はずーっとそうやってうどん打ってろなー。命令は絶対に遂行されなければならないー！　終わるまで帰らせんからなー、ナマケモノよりスットロい下等な軟体生物どもがようー！！」
樹「よぉーーーっしゃあーーー、盛り上がってきましたねー水守さん！！　必ず最後までやり遂げてみせますよー、根性ォォォーーーッ！！」
流「……えい……えい……えい。ああ、なんて俺は……不幸なんだ……」