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チューリップに想いを込めて
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御巫 時子
は散歩の途中で偶然、チューリップフェアを開催しているという一軒の花屋を見つけた。店員に話を聞いてみると、チューリップと共に大切な人に想いを伝えてみよう、というなんとも興味深いフェアだった。
大切な人へ手紙とチューリップを渡す、という言葉に時子が真っ先に思い浮かべたのは
五十嵐 尚輝
先生のことだった。
……時子が想いを寄せている、大切な人。
この宝石のような想いは、時子の心にずっと秘められている。
直接想いを伝えられないが、せめて感謝だけでも伝えられたら良い。そう思って時子は早速チューリップを選び始めたのだった。
(色んな色がありますね……)
どれにしようかとあれこれ頭を悩ませた結果、先生に渡すのはピンクのチューリップにしようと決めた。
花言葉は――「愛の芽生え」、「誠実な愛」。
赤のチューリップも綺麗だなと思ったが、こちらの花言葉は「愛の告白」。それはまだできないので、家に飾るつもりで自分用に一本だけ購入した。
……いつか想いを届ける日が来ることを願って。
(まだまだ先ですけど)
卒業あたりに告白できれば理想だが、予定はあくまで未定だ。
……続いて時子は便箋をどれにしようか迷い始めた。
(どうしましょう……どの猫さんも可愛いですね……)
ふと時子の脳裏をかすめたのは五十嵐先生の髪の色だった。それではたと思いついた。
(尚輝先生の髪は茶色なので、茶虎の猫さんにしましょう)
そう思った時、時子はふと背後からの視線に気づいた。
「あれ? もしかして御巫さん、ですか?」
「冬華さん」
振り返ると、そこにいたのは寝子島高校二年の
北条 冬華
であった。
「お久しぶりです」
時子が嬉しそうに言うと、冬華も嬉しそうに笑みを刻んだ。
「御巫さんもチューリップフェアにご参加ですか?」
「はい……」
冬華の問いに時子は少し恥ずかしそうに答えた。
「ということは、御巫さんにも大切な方がいらっしゃるのですね」
「『にも』ということは……」
「私も同じです。だから先日、私もチューリップフェアに参加させていただきました」
その淡い笑みを見つめながら、時子は何気なくつぶやいた。
「本当に大切な方なんですね……」
「あの人の不器用な愛情表現も、私にとっては心の底から愛しいものなのです」
「ということは、冬華さんは両想いなんですね」
「……羨ましいですか?」
図星を指された時子は少なからず動揺した。
「えっ……どうしてわかったんですか!?」
驚く時子に目を細め、冬華は小さく笑った。
「御巫さんの声が羨ましそうだったので」
恥ずかしそうに頬を染める時子。
「御巫さんは片思いなんですね?」
「……そうです。想いを伝えるのが難しい人で……」
「想いを伝えるって大変ですよね……」
その時冬華がどこか遠い目をしたことに時子は気づいた。
……自分は片思いだから気づかなかったが、両想いになってからもある種の不安はあるのだろう。お互いの心の深いところまで察するのが難しいのは、片思いでも両想いでも変わらないのかもしれない。
(難しいな……)
「御巫さん」
物思いにふけっていた時子は冬華の呼び声ではっと我に返った。
「あ、ごめんなさい。私すっかり考えこんじゃって……」
冬華は笑って首を横に振った。
「いいえ、お気になさらないでください。それでは、私はそろそろ失礼いたしますね」
「はい、お気をつけて」
きびすを返した冬華の遠ざかる背を見つめながら、時子は深々と息を吐いた。
(私も頑張らないとね!)
時子は赤とピンクのチューリップを一本ずつ購入して茶虎の猫が描かれた便箋を貰った。
帰宅すると、早速手紙を書こうと便箋とにらめっこを始めた。
なんとか感謝の気持ちを綴りたいが、文字にするのは予想以上に難しかった。
――時候の挨拶を入れたほうが良いか。
――なんか変な言い回しはしていないか。
……考え出すとキリがなかった。
時子はバレンタインの時のメッセージカードのことを思い出した。
(あれよりも難しいですね……)
あの時も当然悩みはしたが、今回はそれ以上の難関だ。
あれこれ頭を悩ませながら、結局深夜一時頃、ようやく満足のいく手紙を書き終えたのであった。
(明日にでも渡しに行きましょう)
満足気に頷く時子の顔はどこか嬉しそうだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
禰琉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月18日
参加申し込みの期限
2017年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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