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Case6.
新井 晶
と
大華 睦心
の場合
大華 睦心
は、寝子高1年の不良生徒であった。
八重歯とつり目が印象的な痩せぎすの少年で、好きなものは喧嘩と音楽。
桃色に染めた髪をひとつに束ね、三つ編みにしている。
桃色は『飛び散ったハラワタを表現している』そうで……いわゆる不良的使命感が強いタイプだ。
そんな睦心は今、初めての恋に戸惑っていた。
街で偶然出会っただけのあいつから、何故だか目が離せない。
あいつ――白いワンピースを纏った極普通の男の娘、
新井 晶
から。
謎のウイルスに感染したせいなのだがそうとは知らず、睦心は戸惑いつつも晶を見つめてしまう。
「ふふっ。そんなに見つめられると穴が開いてしまいそうです」
晶は自分より背の高い、年下の不良少年をからかうように微笑んだ。
さらさらの長い銀の髪を指でそっと耳にかける。
晶の仕草に、睦心の心臓はドクンと跳ねる。
(なんだこれ……最初は見ていると心臓が苦しくなりやがるから、ただ単に気にくわねえだけだと思っていたが……どうやら違うみてえだ。信じられないが……もしかしてこれが恋なのか!?)
たしかに晶は可愛い。
そこいらの女の子より女の子らしい。
本人から男だと教えてもらわなければ気づかなかっただろうと思う。
だが。
「ねーよねーよ、ありえねえ……!」
睦心は呻く。
(あいつは男で俺様も男だ。それなのに恋なんて、いやいやそんなはずはねえ)
普段なら肩で風を切って歩く睦心だが、今日はちょっと小さくなっている。
「てめぇ、一体どういうつもりだ……」
ケンカを吹っかけるように挑発してみるものの、いつもの威勢のよさはなく、晶がきょとんとして、
「なに?」
なんて顔を覗き込んできただけで、一気に顔が火照ってしまう。
色恋沙汰にはめっぽう弱いのだ。
「ち、畜生! なんなんだよてめえはぁ!!!」
睦心は真っ赤になったまま、勢い余って晶を壁際に追い詰めた。
そのままドンっと晶の背後の壁に手を突く。
「あ。壁ドン」
晶のつぶやきで、睦心はさらに赤くなる。
これ以上赤くなれるのかというくらいに真っ赤になった睦心の頬に、晶の冷たい手が触れた。
「私とどうしたいんですー?」
「どうしたいって……」
どうしたいんだ?
全然わからない。
ただ……身体が勝手に、この体勢を取ってしまっただけだ。
そして目の前の晶に目を奪われ過ぎて、動けなくているだけだ。
「本当に、なんなんだよてめえは……」
目の前には晶の顔がある。
こちらを見つめる晶の瞳はブルー。
五月の空よりもっと深い、宇宙の深淵を宿したかのようなブルー。
その瞳はとてもきれいで、晶が同性だなんてことは、いつしか頭から吹き飛んでいた。
「んふ、いい声ですねー。低めで掠れ気味で深くって……ぞくぞくしちゃいます」
晶は睦心の頬をゆっくりと撫でる。
顎のラインを撫で、桃色に染めた髪に手を這わせる。
睦心は突然の恋心と格闘するのに夢中で気づいていなかったが、晶は余裕たっぷりに誘っていた。
(こういうのって、誘い受けっていうんですよね)
くすくす、と小さく笑う。
心は男の子だけれど、若いうちにかわいいを堪能したい主義な晶は、恋にも積極的だった。
そんな晶の姿が、睦心にはとてもミステリアスに映る。
ミステリアスで――魅力的だ。
「てめぇの瞳がキレイすぎるんだよ……」
蒼の中に落ちてゆくように。
睦心は晶の瞳に吸い寄せられていった。
顔と顔とが近づく。
吐息と吐息が重なり合う。
唇が重なるかと思ったその瞬間、晶の人差し指が睦心の唇に押し当てられた。
「……後悔したら、困るから」
そしてすかさず、睦心の頬を掠めるような軽いキス。
次の瞬間、晶は睦心の腕の中から逃れると、白いワンピースを翻して振り向いた。
「もしも」
「もしも、ってなんだよ」
「もしも、また会うことがあったら」
くるりっと晶は一回転する。
銀の髪が白いワンピースに巻きつくように揺れるのが幻想的で、まるで妖精のようだ。
「また会うことがあったら……?」
睦心はぼうっとした頭で、晶の言葉を繰り返した。
「また会ったとき、同じ気持ちだったら。そのとき……」
「そのとき……なんだよ」
晶はもう答えなかった。
黙って微笑み、踵を返すと雑踏の中に紛れていく。
睦心は立ち尽くしていた。
動けなかった。
晶がそこに存在していたのが夢だったかのような気がして――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
禰琉
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年10月15日
参加申し込みの期限
2017年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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