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海神の庭にて
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「さて、どういう生物作ってみるかねぇ……」
水守 流
は目覚めてすぐの頭を起こしつつ、ウミコーギーに囲まれながら、頭をひねった。
「なんでもいいんですよ」
「ふつうのおさかな作ってる人もいました」
「ワカメとか、珊瑚とか」
「なるほどな」
流はウミコーギーたちの話をうんうんと聞きつつ、思いつくまま口を開く。
「そいじゃ、まずは練習でアザラシシリーズからいってみるとするかね」
「アザラシ?」
「まあ見てろ」
そうして目を閉じた流の頭に、数々のアザラシたちが浮かんだ。胡麻のように黒い斑点が浮かんだゴマフアザラシに、真白なタテゴトアザラシ。さらに黒い体に五円玉のような白い模様を浮かび上がらせたゼニガタアザラシと、最後にずっしりした大きな身体を誇るミナミゾウアザラシ。他にも様々なアザラシをイメージして目を開ければそこにはたくさんのアザラシが流を迎える。
「うん、見事なアザラシ天国ができたな」
「全部アザラシなんですか?」
「ああ」
すごーい、とウミコーギーは新たに出現したアザラシたちをおずおずと観察しながら匂いを嗅いでいた。アザラシたちはウミコーギーの仕草を不思議がりながらも受け入れている。流はいきものの出来に満足しつつ口を開いた。
「コツは掴めてきたし、こっからが本番か」
「他の人たちは楽しそうに作っているものね」
海藻の森をクッションに、モニカは他の人々がいきものを創造する様を見ていた。思い思いのいきものを、楽しそうに作っている姿を見てモニカの心も動かされる。
「皆さん好きなものをつくってます」
「常識にとらわれずに」
「自由に!」
――……私の、楽しいこと……。
ウミコーギーがぷかぷか笑うのを見て、とうとうモニカは新たな想像に移った。
――そうだわ、海の中を、夢の中でくらい賑やかにしていいのかもしれない。
まず思い浮かべたのは、背の甲羅が太鼓の亀だ。ウミコーギーがその甲羅に手を乗せれば、ぽんぽんと音が鳴る。創り出された亀は自らの生み出すリズムに頭を揺らしていた。
「こういうのも悪くないわね」
次に思い浮かべたのは、その長い長い身体に鍵盤を乗せたウツボだ。ウミコーギーがその背でてくてくと歩けば、ピアノの澄んだ音が海中に響く。
「あらあら?」
どこかから聞こえる太鼓の音と、ピアノの伴奏にリタは顔を上げた。見ればそこに、ウミコーギーに乗ったお姉さんがいることに気付く。そのお姉さんが生み出す魚の楽団を見て刺激されたリタは、
「じゃあこんどは、はねのはえたおさかなさん!」
と、まるで鳥のようなふわりとした羽の生えた魚を生み出した。リタはその魚に乗って、モニカの前に姿を現した。
「こんにちは!」
「きゃっ」
「あら、おどろかせてごめんなさいね。わたしは
リタ・カルネイロ
!」
驚くモニカに謝りながら、リタはスカートの裾を持ち上げてお辞儀をした。褐色の肌を持つ者同士、どこか親近感を覚えたのか、リタは顔を上げて微笑んだ。
「いっしょにおさかなつくりましょう!」
その後もリタは想像の翼を広げる。リボンを巻かれた魚と、キャンディを吐くタコを作り上げて、そのタコの吐き出したキャンディを口に含んだ。甘い味が口内に広がる。
「おねえさんもどうぞ」
「あ、ありがとう」
モニカもそのキャンディを舐めながら、次はどんないきものを作るか考えつつ……こんな風に童心にかえるというのも楽しいかもしれない。モニカはそう思って隣を見た。隣にいる少女、リタは楽しそうに笑っている。
「うふふ、たのしいわ、たのしいわ!」
――うーん、でも。ちょっとつくりすぎちゃったかしら?
なんて、リタはかわいい生き物が犇めく海を眺めて思うものの。
――でもいいわ、とってもすてき!
その様に満足する。
「これでかみさまもよろこんでくれるかしら?」
「海神様のことはよくわからないですけど」
「僕たちはとっても楽しいです!」
くるりと首を回してウミコーギーに話しかけたリタは、その返答にぱっと喜んだ。そうして海の様子をもう一度眺めて、
――ママがいってたとおり、このしまはとってもふしぎなところだわ!
と、これからの生活に期待した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月19日
参加申し込みの期限
2017年08月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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