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装飾譚:ゴスロリ専門店「Carmilla」
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ある日の放課後。
暇つぶしでティアラに遊びに来た
千歳飴 楓子
が壁にもたれかかってスマホゲームのストーリーを進めていると、視線の端に見覚えのある金色が映った。知人の
天宮城 因
である。機嫌良さそうな足取りでゴスロリ専門店に向かっていた。
因は制服姿もゴスロリ風でおしゃれさん。ゴスロリの服もたくさん持っていることだろう。
(ゴスロリか。最近は着ていないな)
楓子はスマホを閉じて背中を壁からはがすと、記憶の中のクローゼットをごそごそろと漁った。ドレスやヘッドドレス一式は家にあるものの、買ってからしばらく経ったはずだ。腰に手を当て背中をそらす。
(新しいのを揃えてもいいか)
久しぶりに因と話もしたかった。
「問おう。貴方が私のフレンズか」
「楓子さん♡」
背後からの声に、軽く握った手をあごに当てた因が可愛らしく振り向いた。
(……ん?)
因が楓子の背中越しに怪しい人物の気配を感じる。だれかに尾行されているようだ。
「さっき、外で因氏の姿が見えたものでな。楓子もご一緒していいか」
「追いかけてきてくれたんですか? ご一緒、大歓迎ですよっ♪」
因は楓子の様子を軽く観察するが怯えている気配はみじんもない。尾行されていること事態に気付いていないようだ。楓子の不用心さに内心舌打ちしつつ因は視線の主を探った。
本当は楓子がにぶいというより因がするどすぎるのだが、それはそれとして――。
(店にはいない……外のアイツか)
仕事の早い因が気配の居場所に当たりをつける。
前髪で片目を隠した男性
アケーチ・タッマーキ
が長い足を優雅に組んで、店の外にあるベンチから楓子に熱い視線を注いでいた。
「楓子さん、ちょっとだけ電話していいですかぁ?」
可愛らしく首をかしげて因が尋ねる。
「かまわぬよ。楓子はここで服を見ている」
「わぁい、ありがとうございますっ♡ すぐに終わりますからぁ」
店を出た因がどこかに電話をかける。短い会話だ。
ぽち。終話ボタンに触れると同時に屈強な警備員2名が音もなく現れる。
「~~。~~~~?」
「ええっ。先ほどから、あのお嬢さんに見とれておりました……。ふふ……!」
離れたところにいたため因には会話の一部しか聞き取れなかったが十分だ。警備員はタッマーキの肩を叩くと引きずるようにして暗くて冷たいところに連行していった。
「……お達者で♡」
アケーチが消えたのを確認。闇色の目で見下すように微笑むと、金色の小悪魔はひとつ深呼吸をして踵を返した。
さきほどの場所に戻ると楓子が興味深そうに水色のワンピースを眺めていた。値札をめくって「専門店は高いな」と他人事のように漏らしている。
「そのアリスモチーフの新作、可愛いですよねっ。春らしいパステルカラーを使いつつ全体的にゴシックにまとまってて、一式ぜーんぶ欲しくなっちゃいますよねぇ?」
因が手を後ろに組みのぞきこむような上目遣いで尋ねると、楓子は値札から手を放して体の向きを変えた。
「早いな、因氏。楓子はこの服がプレイしているゲームのガチャ衣装に似ていて見ていたんだ。因氏はこういう王道路線のアリス服が似合いそうだな」
「ふふ、ありがとうございますぅ♡ これ、パパから貰ったお小遣いでお迎えしたかったんですっ。ヘッドドレスは時計ウサギさんがいいですねぇ。メリージェーンもレースで飾られていて、セットで着ると可愛さバツグンですっ♪」
「アリスの服でよく見るそのストラップシューズ、メリージェーンというのか。名前も可愛いじゃないか。荷物は見ておくから試着してきたらどうだ」
「うふふ、お言葉に甘えますぅ♡ 去年は春夏物が全然買えなかったので、今年はいーっぱい買っちゃいますよー♡」
因は店員にピンクの新作一式を用意させ鼻歌を歌いながら試着室に入っていった。
(さて。私も何か試着はしたいな……。何にしよう。新ジョブのネクロマンサー風がいいだろうか)
新ジョブのキャラ絵を思いだしながらバラと十字架があしらわれたデザインを漁ってみる。
どれを着ようかなーと考えていると試着室のカーテンが開いた。
「お待たせしましたー♡ うふふ、どうですかぁ?」
「鑑定しよう」
靴を履き替えた因がスカートの裾をつまんで妖艶に微笑む。自分が可愛いことをよくわかっている者特有の自信があふれていた。
自信を持つだけのことはあり、因は甘いデザインの服を見事に着こなしていた。毛先が桃色に染まった金髪もメルヘンな衣装の魅力を引き出している。
楓子は両腕を組み因の姿をとくと眺めると、
「見事である。SSR確定だ!!!」
と、重々しく頷いた。
「カード上限まで回せる」
「ですよねっ♡ ふふ、Wonderlandで買ったニーソを合わせたら、も~っと可愛い因になっちゃいますよっ♡」
服に夢中な因は全身鏡で背中のデザインを確認した後、そーだ、と楓子に向き直る。
「楓子さんは試着しないんですかぁ?」
「む、ピンとくるやつが無くてな。フルセットでバラと十字架のやつが欲しいのだが。このブーツなら何が合うだろうか」
「それでしたらぁ、この肩だしワンピースはどうでしょう♪ チョーカーと合わせやすそうですっ」
因が選んだのはコルセットの付いたネイビーのワンピースだ。上半身は体のラインが美しく、何層にも重なったスカート部分にはバラの模様が描かれていた。レースと十字架のチョーカー、上品なベールが付いたヘッドドレスを合わせると吸血鬼風な仕上がりになった。
さて、気になるこれらのお値段は……!
(しばらくバイトのシフト増やすか)
日傘を楽しそうに選ぶ因の横で、フルセットが何時間分のバイト代になるか計算する楓子であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月28日
参加申し込みの期限
2017年10月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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