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装飾譚:ゴスロリ専門店「Carmilla」
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同年代の中でも飛びきり小柄な少女・
緋紅朱 赫乃
。普段からゴシックドレスを好みバラのモチーフを愛している。本日は贔屓のブランドとは別の系統も見たくなってCarmillaを訪れていた。ラックにかかったドレスの中から熟れたリンゴ色のものを選ぶ。
(わ。このドレス、私に、は、過激……)
手にしたは足の付け根まで見えそうな深いスリットのドレスだ。着てみた自分を想像して頬を染めていた。大胆過ぎるデザインに心が追い付かないようだ。
(和ゴスも、いいな……。あの人と、でえと、の時とか……)
次に手にしたのは黒地に赤いバラが咲き誇る和の要素を取り入れたゴスロリドレス。扇のように広がった袖とリボンで作られたバラが愛らしい。
(家にある、あの靴が、あいそう)
着てみようかなと前向きな気持ちになる。ちょうど、後ろから足音も聞こえた。店員なら試着を頼もうと振り向くと、
「赫乃さん……?」
美しい黒髪の同級生がやわらかい笑顔で立っていた。
「あ。御巫、さん。こんにち、は……」
「こんにちは。赫乃さんも、お買い物にいらしていたんですね……」
赫乃に声をかけたのは、赫乃と同じく星ヶ丘寮に住む
御巫 時子
である。時子も服を見ていた途中らしく腕に黒いゴスロリドレスを抱えていた。
「ふふ。人違いではなく安心しました……。
このお店は初めてお邪魔したのですが、お姫様になれそうなお洋服がたくさんありますね……」
そう言って、桜を連想させる春のほほえみを浮かべる。つられて小柄な少女もうつむきがちに口角を上げる。
「う、ん……。可愛い。こういうの、好き……」
「ふふ……」
「……」
しばし和やかな沈黙が流れる。
時子は赫乃が抱えていたドレスに目をとめた。
「まあ……そちらのドレス。着物のアレンジですか……?」
「ん……。和ゴス、って、言うの……」
「バラの綺麗な刺繍が素敵ですね……。私も着物をアレンジしたドレスを持っていますが、もしかしてあの服も和ゴスになるのでしょうか……?」
「どん、なの……?」
小柄な少女の赤い瞳に好奇心が宿る。
時子の持っているドレスは赤地に金の刺繍が見事なもので、金魚の尾ひれのように軽く風に揺れる見事なものだ。デザインの詳細を教えてもらった赫乃は、
「それ、なら。和ゴス、かも……。あなたに、似合い、そう、だね……」
と、はにかんだ。ありがとうございます、と時子も柔らかく微笑む。
「お客様、よろしければお荷物お預かりしましょうか?」
気を利かせた店員の言葉に、ふたりは服を抱えたままだったことを思い出す。
「よろしければ、試着させていただけますか……?」
「かしこまりました。ただ、申し訳ないのですがお店が込み合っているため、おひとりさまずつ交代でのご利用となります。よろしいでしょうか」
「だい、じょうぶ、です……」
「ありがとうございます。どちらのお客様からご試着なさいますか」
小物を選ぶのでお先にどうぞ、と時子が赫乃に先を譲った。
赫乃が試着室に入るのを見届け、時子は店の奥に進む。西洋風の黒い壁紙に赤いビロードの椅子。銀食器に讃美歌のBGM。異世界に紛れ込んだかと錯覚してしまいそう。
時子の選んだゴスロリドレスはそでが提灯のように膨らんだスチームパンクなデザインで、スカート部分に歯車が描かれている。十字架のネックレスの他にも小物が欲しいところだが、ゴスロリ初心者のためどれがいいのか決められずにいた。
「迷って、いる……?」
長い時間、迷っていたらしい。
試着を終えた赫乃が時子の隣で小首をかしげ、時子の持っているドレスとネックレスを見ていた。
「はい……。髪を飾るもので迷っています……。どれがいいのか決められなくて……」
そうか、と赫乃がわずかに首をふる。
「好きな、モチーフ、ある……?」
「鳥さんが好きです……」
「なら、これ、は……?」
小柄な赫乃が背伸びするようにして時子の髪に近づけたのは、大小様々な羽が頭の半分を覆うようなデザインの髪飾りだ。バレリーナがつけていても違和感のない上品なデザインである。
「きっと、可愛い、よ……」
時子が髪飾りを受け取ると、赫乃は朝露に濡れるバラのように瑞々しく微笑んだ。
「この髪飾り、とても気に入りました……。こちらにします……。早速、試着してきますね……」
「うん……。頭、つける、の、難しかったら、言って……」
「ありがとうございます……」
時子の背中を見送る。
髪を整える時間も必要だから終わるまでだいぶかかるだろう。赫乃は他の服を見ながら待つことにした。店員に赤いワンピースをいくつか並べてもらうと、ひとつ気になるものがあった。
(赤と、黒の、テールカット……だ)
前が短く後ろが長いデザインのワンピース。普段着ないタイプのデザインで少し大人っぽい。クローゼットにはないタイプだ。
(お茶会、に、着ていけない、かな)
これから暑くなるし、白バラのコサージュを付けたらどうだろう。大きなリボンの付いた日傘やレースの手袋も似合うと思う。
(このワンピースで、バラのお茶、とか、飲めたら、いいな)
5月はバラの開花時期だ。赫乃が世話をしているバラも我先にと花開くことだろう。赫乃は庭園の優雅な香りを想像してうっとりと目を閉じた。
「赫乃さん……。着替えてみたのですが、いかがでしょうか……」
おっとりとした声に呼ばれて赫乃がパチリと目を開く。西洋人形のように着飾った時子が赫乃の姿を探していた。
(可愛い……!)
声に出して伝えたくて赫乃は時子の元へ急いだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年09月28日
参加申し込みの期限
2017年10月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年10月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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