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【新入生歓迎会】ピュアも猛者もまとめてエンジョイ新歓祭!
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■飲食ブースもラストスパート準備中!
「新入生歓迎大祭、略してぇ……新歓祭!!」
「……」
「素敵ね、なんて素敵なノリなのかしら!」
「…………」
「もー、こっちはノリ悪―い」
「まさか前日に軽食頒布許可証を持って人んちに現れるとは誰も予測できんだろう……」
こめかみに片手あててどこかすでに気疲れしているらしい
華城 尊
を他所に、他スタッフに倣ってテキパキと自分たちの準備をし始める
空乃 アリア
。
「だって一人暮らしだって聞いてたから」
「だから……何故、それが許可証に俺の名前まで連なっている理由になる?」
「思いついたのが前日だったんだものっ。でも親御さんと住んでるお人の家じゃ、遅くまで準備してたら迷惑かけちゃうでしょ?」
「………」
俺一人にならいいのか、というツッコミはもはや溜息と共に流された。
おかしい。今年引っ越してきたゆえに、新歓祭はどんなものか様子見のつもりで眺めて平和に過ごすつもりだったのに……。
泊まり込む気満々で、しかして意外と真面目に食材や機材の準備もしていたアリアを見れば、結局押し負けるしか無かった。
―― この苛烈な潔さを見ていると下心やらも蒸散するな。こちらの常識も蒸散しそうになるが。
(半強制とはいえ)引き受けてしまったからには仕方がない。
元来が芯が強く真面目である尊、気持ちを切り替えてテーブルを並べようとするアリアに手を貸すのだった。
事前準備で作って来た互いの焼きそばパンを、休憩に入ったら簡単に手に取りやすいよう1つ1つのお皿に置き、一通り並べ終える。
さて、ここでアリア、肝心な最終チェックの事を尊へといよいよ口にした。
「ミコト、まだお互いが作って来たこの焼きそばパン、試食し合ってないわよね?」
「そういえばそうだな」
「提供するからには、ちゃんと味を知っておくべきよね?」
「まぁ、提供主ならその方が良いだろうな」
「じゃ、今のうちに」
示し合わせたわけではない。
敢えて言うなら、2人とも無意識に本能が避けていたのかもしれない。『試食』という単語を。
何故なら、尊の作った焼きそばパンを手に取ったアリアが、その外見をアップで視界に入れた瞬間凝固してしまったから。
何故なら、見た目も香りも大変美味しそうなアリアの焼きそばパンを何の躊躇もなく口にした尊が、一口目でフリーズしてしまったから。
口にするまでに10分間向き合う時間を要したアリア、食べてから感想を述べるまでに10分間の時間を要した尊。
互いの問題点が浮き彫りになった瞬間である。
とりあえず、口に入れさえすれば美味しかったアリアの方が、身体的ダメージはほぼ無かったゆえに先に言葉を紡いだ。
「ミコトの焼きそばパン、味は絶品なのに見た目が悪いわ……どうしたもんかしら」
あまり困ってるふうには聞こえない、愛らしい声のトーンをどこか遠くで聞きつつ、フリーズがとけた尊の思考がぐるんぐるんと動き出す。
―― なんだ、この『甘味と辛みと塩みが絶望を媒介にして混ざり合ったような味』は……!
身体が、これ以上食べようとするのを拒否しようとする……!
尊、残りはもはや無言でアリアの焼きそばパンを完食していた。食べ物を粗末にするわけにはいかない、その一心で。
その後水を一気飲みしながら、ようやく言葉を振り絞る。
「俺は……事前にきちんと、告知しただろう……盛り付けや見てくれの良いものは、作れない、と……」
「そうね。想像以上だったわ」
言い終えた矢先、こと切れたように突っ伏した尊を見つめるアリア。
―― ……私の料理を完食するとは、その食べ物を無駄にしない根性は賞賛に値するわね。
至って真面目に感心していた。
アリア嬢、自身の壊滅的な料理の腕前はちゃっかりと自覚していた模様である。
二つの焼きそばパンを見比べている内に、ふとその琥珀の瞳にキラーンッと金色の光が瞬いた。
『この二種類の焼きそばパン、皆、どちらの方が好みなのだろう……?』
気付けば超特急で、アンケートを制作しているアリアの姿があった。
◇ ◇ ◇
パフォーマンスする人たちは勿論、見ている人たちやスタッフも含めて疲労を軽減できますようにという思いを込めて。
巫部 紫苑
も飲食スペースにて最後の準備に腕まくり。
ついつい、自分が色々食べたいななんて願望の下にサンドイッチやおにぎりに始まり、甘い物も♪とお饅頭やシュークリームなども増えていた。
―― 串に刺した唐揚げも、お祭りらしくて良いですよねぇ。
一石二鳥的な己の欲望がきっかけではあるものの、味は勿論、ちゃんと手軽な食べやすさやゴミも最小限になるよう心配りを第一に。
「冷蔵庫の大きさは確認してきましたが……レンジの数を考えると、唐揚げを温め直してあげる余裕は無さそうでしょうか……」
少しでも美味しく食べてほしいけれど……と、いくつかをお皿に並べながら考え込んでいる紫苑へ、隣りのブースから声が飛んだ。
「温めるというなら、私の段ボールオーブンも使うといい。唐揚げならオーブンの方がカリカリになるだろう」
「え? 良いのですか?」
「電気使用申請、火気使用申請共に取得済だ」
『良い』の意味を事務的な方向に捉えた返答が来れば、一瞬きょとんとした紫苑だったが。
話しながらもその場で次々調理していく
旅鴉 月詠
の手際を、ほぉと感心した目で見つめ直した。
月詠が取り出したるは南瓜。
切ってレンジで加熱すれば、皮をむいてバターや砂糖、牛乳に蜂蜜卵黄をフードプロセッサーでペーストになるまで撹拌。
それを絞り袋に詰めては、耐熱ペーパーカップに渦状に搾っていく。
「南瓜のスイーツですね」
「そうだ。キミのそれは、饅頭だな。包んで蒸せばいいから大量生産出来て良いな」
最後に牛乳をちょっぴり垂らして予熱したオーブンにて、10分でチーンッ。
雑談しながら紫苑の方も、シュークリームに入れるカスタードやホイップを作成して。
生菓子は鮮度命! とあまり多くは作り過ぎず。足りるかギリギリの数にして、足りなくなったらその場で作る分の材料も小分けしておく。
「うむ。旨そうに出来た」
「味見、とても大事ですよね」
「そうだな」
まずは自分で作った物をぱっくんちょ。うん大丈夫。
紫苑の方は全てを1つずつ食べて……いるわけでなく、明らかにおにぎりやシュークリームを何度も口に運んでいる。
軽食はどこまでもお腹に入って幸せです♪
ついつい至福時間を長めに堪能するも、それで人に出す分が無くなるかといえば紫苑自身しっかり自分の行動を予期していたので、ちゃんと下準備の段階で大量に作ってきていたり。
ふと、紫苑と月詠の視線が交わった。
「その、良かったら……」
「試食し合ってみないか」
同じ考えに、紡ぎ合えばどちらからともなく微笑んで。お互いの食べ物を交換こ。
「すごく美味しいですっ」
「ふむぅ……シュークリームも中々。どうだろう、シュークリーム生地がまだあるようなら、私のこのペーストにしたパンプキンも入れてみるのは」
「ドッキングですか?」
「人生何事もチャレンジ。料理とて思いつきを実践するからこそ、新たなメニューが生まれるというものだ」
「わぁ、やってみたいです! 大丈夫です、生地もいっぱい作ってきましたので」
和気あいあいと、順調に調理を進める紫苑と月詠がいるのだった。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月23日
参加申し込みの期限
2017年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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