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【新入生歓迎会】ピュアも猛者もまとめてエンジョイ新歓祭!
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■
「新入生歓迎大祭……略して、新歓祭! 楽しんでるーっ?」
桃川 圭花
の高らかに通る声が響き渡れば、イエーーーーーッ!! と合いの手がそこかしこから轟く。
飲食ブースも人がまばらになれば、パタパタと
八神 修
の下へと駆け寄る足音。
「修くーーん! ただいま~!」
「おかえり。その様子だと、上手く配れたみたいだな」
「うん! バッチリだよ☆」
座ったままな先生方や、裏方のスタッフさんにも休憩の間にお給仕してくる! と言う
七夜 あおい
を快く送り出して、修は減った分の軽食たちを追加で調理しつつ食べにきた友人や新入生に笑顔で手渡しつつ。
ただいま、おかえり……イイ響きだ……。
じんわり感動しながら、いつも通り柔らかく微笑んで戻って来たあおいを出迎えた。
「あおい、ずっと動きっぱなしで疲れたろ。はい、これ」
「え?」
パインスカッシュと一緒に手渡されたのは、修特製レシュティ。
ウサギ型になったその焼き面には、ケチャップで目と鼻が描かれていた。
「か、可愛い!! 修くん上手! どうしよう、食べるのもったいないよっ」
「そこは勇気を出して栄養補給してくれ」
笑い合いながら、仲良く座って束の間の休息談笑をする2人であった。
舞台袖では司会者の声が響き渡ったのを合図に、
雨寺 凛
が全員へ視線をやる。
その表情を、部長らしく少しキリッと引き締めて。それでも笑顔は絶やさずに力強く声を紡いだ。
「いよいよ出番だね……! ライブだからって極度に緊張することないよ、全力で楽しもうね!」
ハイッ、と和音のように綺麗に声たちが重なった後、幕の閉じた舞台上へ5人が立ち並ぶ。
同時に緞帳が上がった。
「軽音部はみんな知ってるわよね。
そう、イベントでのパフォーマンスはいつも最高!
見逃しちゃってる新入生も落ち込むのはまだ早いわ。
なんてったってあなたたちはこれからメンバーにだってなれるんだから!」
圭花のノリの良い紹介に歓声が沸けば、堪えに堪えていた
水川 音葉
のテンションボルテージはすっかり最高潮に。
メンバーへ視線巡らせアイコンタクト。
「よしっ! それじゃテンションあげていくよーっ! ミュージック、スタートッ!」
音葉の真っ赤なギターが火を噴いた。
もとい、勢いのあるイントロが弾かれれば続いて
白咲 菖蒲
のベースが慌てず低音で支える。
そこへ一気にビートを効かせた凛のギターと、
楡宮 遠海
のキーボードが折り重なった。
聞いたことのある主旋律が弾かれれば、観客たちは一層の歓声と共に立ち上がり軽音部の奏でるロックに身を委ね始める。
それはロックアレンジされた校歌だった。
黒依 アリーセ
のシンセサイザーに予め打ち込まれたドラムパートが、どんなにハイテンションな合いの手が混じろうとも的確にリズムを刻み、菖蒲もそれに合わせ乱れる事無くベース音を震わせる。
シンセから時折パーカッションの彩りが聞こえれば、音葉もアドリブで楽しそうにそこへ弦をのせた。
踊るように歌うように音葉のギター『アカ』が明るい旋律を散りばめる。
あっという間にヒートアップした会場を見渡すと、生徒会長も他の生徒にぶつからないようにしつつ、体を揺らしているのが目に入ったり。
―― あの時は海原さんがとても大人に見えたのだけど……知り合いの武道さんが会長だと少し気が楽ね。
あの頃の先輩たちもこのような気分だったのだろうか、と一瞬思いを馳せて、的確に指で奏でながらアリーセは小さく微笑んでいた。
最後の盛り上がりパートにくれば、凛は気付く。
遠海の魂揺さぶる程の熱く、烈しく、脈打つような指さばきに。
かっこいい~! そうこなくっちゃ♪
負けず劣らずビートを刻んでいた凛も、遠海の演奏をたてるよう刻む音を寄り添うように変更させる。
ハイテンションのままに、ジャンッ! と気持ちよく演奏が終わると大きな拍手の波が押し寄せた。
ふう、と息を大きく吐いたり、肩で呼吸しながらも5人が呼吸整ったのを見計らって。
照明が輝かしい黄色と赤から、明度を落ち着かせ淡いピンクと白を織り交ぜた春らしいステージを彩る。
照明室では、
呉井 陽太
が嬉しそうに手元の装置に手を置きながら、軽音部の後輩たちへと声援を送っていた。
―― やるぅ。張り切ってただけのことはあるねぃ♪
タイミングばっちりな照明変化に『スタッフで動いてるって言ってたし……呉井先輩かな。相変わらずさすがっ☆』と心の中で微笑みながら、凛は先程までとは打って変わって落ち着いた、綺麗な前奏を弾き出す。
湧きたっていた講堂が、耳を澄ませるように再び静けさを取り戻し。
2曲目に用意したのは、アリーセが作詞作曲を務めたこの日の為の曲。
凛の弾き出しに次々音を重ねていく。
メインヴォーカルは新入生たち。遠海や音葉に比べ、軽音としての経験がまだ浅い菖蒲は弾き語りの難易度を踏まえベースをそっと腰の後ろへ回した。
歌に専念しても不安は残るけれど……、菖蒲はいつの間にかリラックスしている自分に気付く。
―― この優しい旋律に身を任せるのは心地が良いですね。
音を外したってなんだって構わないような気がしてきました。
経験者な同級生たちに、頼もしい先輩たちだってついている。
菖蒲は背筋を凛と伸ばした。元々日本舞踊で身についている舞台映えする佇まいが、より一層引き立つ。
さぁ、第一声を大声で出しますよ。
菖蒲の大きく吸った呼吸に合わせ、音葉と遠海の声が被さった。
始まりの記憶 羽根を貰った
始まりの記録 これが最初の
息を止め 掻き鳴らす 最初の音 思い切り
遅れても大丈夫 ここから始まる 新しい物語
出だしの一瞬、力み過ぎた菖蒲の声がくっきりはっきりと他2人よりズレて響き渡るも。
外し過ぎましたっ……と気にして引っ込みそうになった菖蒲へ、励ますようにして音葉がすかさず隣りに立って笑顔で歌い語る。
遠海を見れば、いつの間にか演奏やヴォーカルの邪魔にならないようにと自前のヘッドセットを装着していたが、視線は優しく、一緒に歌うよう促していた。
自然と遠海のキーボードを挟む形で、1年生3人は並び合って真っ直ぐに前を向いた。
教室で 部室で 校庭で 廊下で
沢山の出逢い 沢山の初めて 嬉しくて 戸惑って
少しずつ 分かり合う 何気ない言葉 妙に響いて
少しずつ 惹かれ合う 何気ない仕草 目を奪われて
弦に気持ち 込めて弾く 声に気持ち 込めて歌う
素敵な音 届くように アナタの元 届くように
重ね合う音に 身を任せる
重ね合う気持ち 感じながら
息を吸い 声を出す 最初の音 思い切り
外れても大丈夫 自然に寄り添う 新しい仲間達
支え合う人達と これから始める 新しい物語
寝子高生活への期待を込めて。
新しい音楽への門出を祝して。
澄んだ通る歌声たちを聞けば、凛とアリーセは視線で笑顔を絡ませた後歌声を導くように演奏を進める。
時折、アリーセの控えめながらも心地よいコーラスが混ざれば、音葉は嬉しそうに歌いながらも先輩たちの伴奏に『アカ』で絡んだり。
―― みなさんともっとこの音楽をつくっていたい。ずっと終わらなければいいのに。
気持ちが高まる菖蒲の声に同調するように、遠海の声と指先から生まれる音にも少し切なさが混じる。
締めくくるようにして、遠海のキーボードとアリーセのシンセパーカッションがビブラートの余韻を反響させると、途端に拍手が沸き起こった。
あっという間だった。
顔を見合わせた新入生の表情がそう物語っているのを、満足そうに見つめた後、凛はマイクの前で息を吸い。
「黒依アリーセちゃん作詞・作曲、『START』でした!
メインヴォーカルで頑張ってくれた新入生3人に、もう一度拍手をお願いしまーす!♪」
盛大な歓声に迎えられれば誰からともなく舞台の前へ進み出て、音葉、遠海、菖蒲は手を繋ぎ合い同時に観客へとお辞儀した。
興奮冷めやらぬまま、舞台袖へとはけてから。凛とアリーセは改めて3人に向けて笑顔を向けた。
「みんなお疲れさま! 3人ともすごくいい声出てたね!
音葉ちゃんのギターも、菖蒲ちゃんのベースも、遠海ちゃんのキーボードもとってもかっこよかったよ!」
「演奏にも歌声にも、心がこもってるのがすごく伝わってきたわ」
先輩二人からの温かい言葉たちに、やったー! と万歳する音葉。
ホッとした表情見せつつも、もっとあそこは出来たかな……と胸の内でこっそり次に活かそうと振り返る遠海。
僕、本当に楽しかったです! と感想続けようとした途端、咳き込む菖蒲に慌てて全員の手が伸びその背中をさすったり。
「ライブって楽しいでしょ? これからももっとやろうね!」
凛の言葉に全員が笑顔で頷き合った。
観客席へと移動しながら、前の方でまだ楽しそうに感想を言い合う1年生たちを見守りながら。
アリーセの耳に凛の呟きが届く。
「生徒会長……武道センパイも気に入ってくれてるといいなあ」
「……きっと、気に入ってくれてるわ。皆素敵だったもの」
「そうだよね!」
凛を励ましながらそっと思う。
……武道さん、心の底から楽しんでくれてる顔に見えたけれど。
舞台上からあの大多数の観客の中で、周囲の湧き具合の邪魔をしないようにしながらも、同じように立ち上がってはノッてくれているのがアリーセの視界に入っていた。
とはいえ、最後まで迎えれば分かることだとアリーセは具体的に言及するのを避け、胸の中にそっと留めておくのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月23日
参加申し込みの期限
2017年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月30日 11時00分
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