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アナタの中のコドモの自分
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◆サッカー少年の午後
蹴り上げられたボールは高く上がり、また落ちては蹴り上げられる。
折出 司
はそうやってサッカーの練習をしていた。誰もいない公園には邪魔する者も居らず気持ちがいい。しかし今日は、今日だけはいつもと違った。
「……俺以外にこの公園でサッカーの練習なんかする奴居たんだ」
独り言か、もう一人の少年に向けてか司自身にもわからない呟きはしっかりと相手の耳に届いたようで、少年の目は司へと向けられた。
――あっ、やべ、目合っちゃった。
慌てて目を逸らすが、もう遅い。少年は口を開いた。
「寂しいから一緒に練習してくれない?」
「は?」
少年の申し出に、司が返したのは否定の言葉だった。俺子供苦手なんだよなぁ、と言って続ける。
「ま、残念だけど別の奴と練習してよ」
「……自信ないの?」
「はぁ!?」
司なりに断ったつもりだったのだが、少年には強がりに聞こえたらしい。しかし司は虚をつかれたのか、図星か。いやその逆か。とにかく必死になって少年の言葉を否定する。
「別に自信が無いとかそんなんじゃないけど!?」
「そんなに必死に言われると、ほんとに自信がないように聞こえるよ?」
「そんなに言うならやってやろうじゃん! しょうがないから相手してやるよ!!」
言葉でだめなら、実力を示すしかない。司はボールを置き、軽く蹴り出した。
――こ、こいつ思った以上に上手いし似たような動きする!
簡単なゲームだと思っていた司は冷や汗を垂らす。まったく同じプレイスタイルに、似たような動き。結局勝負は引き分けに終わり、司はベンチに座り込んだ。
「はー疲れた……ってちょ、どこ行くわけ!?」
しかし少年はというと、どこかから漂っていた甘い匂いにつられてふらふらと歩く。その先にはクレープ屋があった。
「食べたいなあ」
「……いいじゃん、行ってきなよ」
司が突き放すように言うと、少年は司を差し置いて僕だけ買うわけにはいかない! ……とでも言うようにじっと司を見ている。ずんずんと司に近付いてくる少年。
「俺? 別にそんなんいらな……待て待て待て」
司の静止を無視して、少年は司の腕を引っ張りクレープ屋の前まで連れ出した。
「ホント甘いものとか全っ然俺興味ないから!」
「僕はチョコバナナで」
うわこいつもう頼みやがった!! 司はげんなりするが、
「そっちの君は?」
「へっ? えあっ 僕!?」
店員にそう聞かれて、今度は動顛することになった。甘いものが好きだけど、隠している司。店員の無言が急かしているようにも感じる。
「あ、ぼ、俺もチョコバナナでお願いします……」
「美味しい!」
「そりゃ良かったな……」
結局二人、ベンチでクレープを食べることになってしまった。司はやれやれと溜息を吐くも、隣の少年を見て少し考えることがあった。どうもこの少年は自分に似ている。外見も、プレイスタイルも、味の好みも。もしかして、と司は口にする。
「……もしかして女子が苦手だったりする?」
「そんなことないよ!」
否定してるけどコイツ顔真っ赤だ! 司はそう考えながら、すっかり赤くなった少年の横顔を見ていた。司の考えは少年に筒抜けなのか、真っ赤になった少年が拗ねたように叫ぶ。
「そんなのどうでもいいだろー! ……ところで、今日はとっても楽しかったよ。司は?」
「何かすごい疲れた……けどまぁ、良かったんじゃない」
「素直じゃないな。もっとはっきり」
少年はじっと司を見詰めて答えを待っている。下手に意地を張れば何回でもいい直しを要求されそうだった。
「言えばいいんだろ言えば……!」
暫しの時が経って、少年の視線に観念した司は素直な気持ちをそのまま吐き出した。
「美味しかったし楽しかったよ!」
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あとがき
担当マスター:
六原紀伊
ファンレターはマスターページから!
六原紀伊です。
星幽塔最終決戦の盛り上がりの中、このシナリオを選んで参加してくださった皆様とここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
今回は皆様の子供の心を書かせていただけて本当に楽しかったです。
次のガイドはイースターをテーマにしたものを予定しています。そちらの方でご縁がありましたらまたよろしくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月21日
参加申し込みの期限
2017年07月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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