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わっくわく!お菓子な課外活動!
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手で丸めた素朴なもの、丁寧に型で抜いたもの、売り物のような絞り出し……。
オーブンから取り出されたこんがりと良い香りを漂わせるクッキー達を前に、
「やった! 上手に焼けたな」
と、
鳴神 師呉
が相好を崩した。
鬼河内 萌
の表情も、焼き上がったクッキーを前にきらきらと煌めく。
「月詠ちゃんのクッキー、本当にお店のみたいだね!」
「ふむ。まあ、中々上手く焼けたかな」
萌の言葉に、
旅鴉 月詠
は指で摘まんだ自作のクッキーを検める。
ジャムを中心に飾った絞り出しクッキーは、萌の言う通り上品な様相だ。
「プロウライトさんのも、ほら、美味しそうよ」
「わひー! ほんとだほんとだ! ちゃんとクッキーになってる!」
美味しそう~! と今にも跳び上がらんばかりの
パトリシア・プロウライト
の姿に、
「それじゃあ次は、クッキーをおめかししてあげましょうか」
と、
丹羽 紅葉
はくすりとして、アイシング用のコルネを手に取った。
パトリシアが、きょとんとして首を傾げる。
「丹羽さん、それは? そうだ! クッキーを焼いてる間も、何か作ってましたよね!」
「これは、アイシング用の道具よ。さっき作っていたのは、アイシングクリーム」
「あいしんぐ?」
「そう、焼き上がったクッキーを飾り付けるの。だけど、クッキーが冷めてからね」
「――あ、だったら」
自作のクッキーを摘まみ食いしながら紅葉とパトリシアの会話を聞いていた萌が言った。
「白沢先生に見本を見せて貰おうよ! ボクもアイシングクッキー作りたいしっ!」
「うん、いいんじゃないか? その間にクッキーも落ち着くかも」
師呉も頷き、萌が大きな声で
白沢 絢子
先生を調理台に呼ぶ。
おっとりとしてやってきた白沢先生は事情を聞くや、
「丹羽さん、このアイシングクリーム、少し貰ってもいいかしら?」
と、紅葉へと問いを零した。
紅葉の承諾を得て、見本のクッキーにコルネを慣れた手つきで走らせる白沢先生。
間でポイントを説明しながらのプロ級の技だ。
「わ、可愛い♪」
淡いピンクのベースの上に、白のアイシングで模様が描かれていく。
シンプルな丸いクッキーが魔法のように華やかに変身していく様子に、萌の目が輝いた。
「ふふ、こういう感じかしら。あとは、とにかく挑戦してみましょうか」
上手くいかなくても、楽しく時間を過ごせれば成功だと白沢先生が優しく笑う。
白沢先生に御礼を言って、「よし、頑張っちゃうよ!」と萌が早速コルネを握った。
「それじゃあ、私も」
「私もやろう。創作意欲を刺激されてしまった」
紅葉と月詠も、コルネを手に取ってクッキーと向かい合う。
「面白そう! パティさんもやってみたいな!」
「なら、私と一緒にどうかしら?」
「……折角だから、俺も挑戦してみようかな……」
パトリシアのわくわくと弾む声に紅葉が応じ、師呉もやや緊張した面持ちでコルネに手を伸ばした。
かくして、真剣ながらも賑やかなアイシングクッキー作りが始まり、やがて、
「うう、これ結構難しいよう……」
「だな。でも、うん、楽しかった!」
萌が力尽きる横で、師呉が晴れ晴れとして笑み零して、
「わ、わ、パティさんにも出来ちゃった! 丹羽さんありがとうございます!」
という具合にパトリシアが感激しきり、はしゃいだ声を出し、
「ふふ、楽しかったわね」
「やり切った。満足だ」
紅葉は優しく目を細めて、月詠はどこか清々しいような顔を見せる。と、その時。
「って、月詠のクッキーが!?」
何とはなしに月詠の作品を覗き込んで、師呉が声を跳ねさせた。
月詠のアイシングクッキーは、最早クッキーには見えないようなアートの域に達していたのである。
「存外筆が乗ったな。悪くない出来だ」
「……なあ、これ、食べちゃうのか?」
「形が残る物も、残らない物もまた芸術……多分ね」
師呉の言葉にそう応じて、月詠は渾身の作品を早速ぱくり。
「うん、美味しい」
月詠が口をもぐもぐとし師呉が呆気に取られる中、萌が「あっ」と声を上げた。
「丹羽先輩のクッキーもすごい!」
「そうそう! そうなんだよー!」
紅葉と一緒にアイシングに励んでいたパトリシアが、我が事のように声を弾ませる。
「どれ……」
月詠と師呉も、紅葉の作品へと眼差しを遣った。
アラザンやエディブルフラワーが、アイシングでセンス良く固定されている。
「おお、可愛い」
「だよね、女子力が高いよね、ときめいちゃうよね♪」
師呉が声を漏らし、萌が力強く言葉を重ねれば、紅葉の顔にはにかむような色が乗った。
「えっと……ちょっと照れちゃうわね。でも、ありがとう。皆のクッキーも素敵よ」
「うんうん! どのクッキーも、ぴかぴかしてる気がするっ!」
紅葉の言葉に、パトリシアが百点満点の笑顔で同意する。
月詠も、パトリシアの言に頷いた。
「丸いクッキーも良いし、型抜きもアイシングも良い。どのクッキーも味がある」
「その人その人の個性が出てて、お菓子づくりってやっぱりたのしいよな」
師呉もそう言って目を細め、クッキー作りそのものは無事終了。
そこで、「そうだ」と紅葉が思い出したように声を零した。
「クッキーを持ち帰りたいとか、誰かにあげる予定の人はいるかしら?」
尋ねて、紅葉が取り出したのは愛らしいラッピング用品だ。
「あっ、ボク、幾らか持って帰りたいな」
「じゃあこれ、よければ使って?」
「ありがとう! お兄ちゃん、喜んでくれるかな? それに……」
ほわわん、と、萌は恋する『彼』の姿を夢想する。
クッキーを口に運んで笑うその人の顔を思い浮かべれば、自然、頬が緩んだ。
「さて。菓子が完成したとなると、次はブレークタイムだね」
月詠の言葉を耳に、パトリシアは思う。
(おいしいクッキーを食べられるかな、みんなと仲良くなれるかなってどきどきしたけど……)
目の前の皆は、パトリシアと同じでとても楽しそうに見えた。
口元に、勝手に笑みが乗る。
「よーし! おいしくて楽しくて素敵なイベント、最後までめいっぱい楽しんじゃおう!」
さあ、次はこちらもお楽しみの試食タイムだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月02日
参加申し込みの期限
2017年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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