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わっくわく!お菓子な課外活動!
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こちらの調理台も、待ちに待ったクッキーの焼き上がりの時間。
オーブンが開けられ、自分の作ったクッキーの出来を検めた
谷咲 苺喜
は、
「さーて、どうなっ……きゃああああ!!!」
と、思わず悲鳴を上げた。そこには――、
「猫ちゃんの形が! 溶けて崩れてる!!!」
という具合で、いっそグロテスクな仕上がりの猫(だったはず)のクッキーが!
暫し呆然として――けれど、苺喜はハッと我に返ると、
「い、いや味さえ良ければ……」
と、もぐっ、とでろりとしたクッキーを口に運んで、そのまま無言になった。
しかも、真顔である。どんな味だったかはご想像にお任せします。
そんな苺喜へと、努めて晴れた声を掛けるは
花厳 望春
。
「谷咲さん、ほら。さっきの絞り出しクッキー、上手に焼けてるよ」
「えっ? 本当ですか?」
「うん、本当本当。味見してみる?」
言って望春が差し出したのは、2人で作った薔薇の絞り出しクッキーだ。
その出来に、苺喜は「わあ」と声を華やがせた。
「とっても美味しそう。いただきます」
口に放り込めば、優しい甘さが口の中に広がって。
美味しい、と瞳を煌めかせる苺喜の姿に、望春は口元に弧を描いた。
(良かった……あとは、四十九院先生だな)
望春の眼差しが、
四十九院 鸞
先生へと移る。その四十九院先生はというと、
「亮君! 亮君、見てくださいな!」
なんて、焼き上がった鳥さんクッキーの出来栄えに、思いっきり興奮していた。
話を振られた
新田 亮
が、笑顔で応じる。
「美味しそうに焼き上がりましたね。素晴らしい出来栄えです」
「うふふ、ですわよねぇ。この赤い翼、本当にステンドグラスみたいですわぁ」
「本当に見事です。俺なんて、料理の才能が無いって言われたこともあるのに」
次はデコレーションですね、との亮の言葉に、四十九院先生の瞳がきらり。
「ええ、そうですわねぇ! ……でも、デコレーションってどうしたらいいのかしらぁ?」
「鸞先生、それなら、私と一緒に挑戦してみませんか……?」
やる気は十分ながら首を傾けるばかりの四十九院先生へと、穏やかに声が掛けられる。
助け船を出したのは、
御巫 時子
だ。
その手元には、チョコで円らな目や流麗な翼を描いたココアクッキーのスズメさんが。
「あらまぁ、可愛らしいですわねぇ」
「ふふ、こっちにはモズさんもいるんですよ。このブラックココアクッキーは、カラスさんにするつもりです」
にこりと笑んでそう言って、時子は苺喜の方へと顔を遣った。
「苺喜さんも、一緒にどうでしょうか?」
「え? でも、私のクッキーは絞り出し以外は失敗しちゃって……」
「プレーンクッキーを多めに焼いたんです。だから、大丈夫ですよ」
優しい言葉に甘えてしまっていいものかと逡巡する苺喜の背中を、望春がぽんと押す。
「行ってきなよ。デコレーションも楽しいから。ね?」
かくして、時子の指導の下、苺喜と四十九院先生もチョコペンを手に。
時子が、ちょっぴり緊張した手つきの苺喜へと、柔らかく声を掛けた。
「苺喜さん、学校には慣れましたか……?」
「あ、はい。こうやって、課外活動にも参加できるくらい。掲示を見て興味を持ったんです」
「そうでしたか。私は、ホームルームで担任の先生からお話を聞いて」
「このイベントって一石二鳥ですよね。知り合いを増やせて、お菓子作りも楽しめるんだもの」
いつの間にか、苺喜の表情は和らいでいる。やがて。
「できた!」
「できましたわぁ!」
苺喜と四十九院先生の声が、明るく重なった。
自分のクッキーを仕上げその様子を眺めていた亮の口元が、ふっと緩む。
その視線がふと
水上 桜
の方へと移って――途端、亮は目を大きく見開いた。
「水上……すごいな……」
見れば、桜の手元では、煌びやかな作品が今にも完成しようとしていて。
「これは何だ? 食べられるのか……?」
「はい、全部食べられますよ。これはシュガークラフトって言って、主に砂糖で出来ているんです」
「これが、砂糖で?」
亮が首を傾げずにいられなかったのも、仕方がないこと。
小さな小さなクッキーにキャンディー、カラフルな花々は、どれも見惚れるような細工だ。
「これを、アイシングでクッキーに固定して……」
細かなアイシングを施したステンドグラスクッキーに、愛らしいシュガークラフトが乗る。
食べるのが勿体なくなるような見事な作品を完成させて、
(久しぶりに作る割には結構うまくできたかな?)
と、桜は達成感に表情を綻ばせた。
「わ、すごいな」
「これは、食べてしまうのが勿体ないですね……」
望春が、時子が、桜の作品を見て感心したような声を漏らす。
照れたように笑んだ後で、桜は望春が手にしている物に気付いて声を投げた。
「花厳先輩、それは?」
「え? ああ、これは、みんなにおすそ分け」
小袋に入れた薔薇クッキーを翳して、望春が笑う。
受け取った小袋の中身を透かしたり、早速クッキーを口に運ぶ皆の様子に、
(美味しいって言ってもらえたら嬉しいな)
と、望春は幾らか胸をどきどきとさせた。
じきに辺りに響いた言葉は――勿論、望春が望んだもの。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月02日
参加申し込みの期限
2017年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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