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わっくわく!お菓子な課外活動!
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白沢 絢子
先生の指導の下、生地作りは恙無く進んでいく。
生地を薄く、均等に伸ばしていく
鳴神 師呉
の手際に、
パトリシア・プロウライト
は瞳を煌めかせた。
「うぴゃー! 鳴神さんの手、魔法の手みたいですね!」
「お菓子作りは昔ばあちゃんと一緒にやったことがあるからな、簡単なものだったら任せておけよ」
魔法の手ってほどじゃないけどな、と師呉は笑う。
「何か、コツってあるんですか?」
「うーん、大事なのは基本かな。お菓子作りは分量が大事だからな!」
「うん、分量をきっかり守った方が失敗しない」
師呉の談に、
旅鴉 月詠
も同感だとばかりに頷き一つ。
そのあとで、「だが」と月詠はパトリシアへと眼差しを遣って続ける。
「別に失敗したっていいのだ。初めてなのだから」
その言葉に師呉は「違いないな」と口元を緩め、パトリシアは表情を益々明るくした。
「えへへ、ありがとうございます! 何だか気が楽になりました!」
「もしかして、プロウライトさん、緊張しちゃってた?」
こちらも生地の状態を上手に整え上げた
丹羽 紅葉
が、声を投げる。
問われて、パトリシアは「んふふー」と口元を面映ゆげにゆるゆるとさせた。
「実は、家庭科室の前でどきどきしちゃったりしてました! ポスター見た時から凄く楽しみにしてて!」
「ふふ、そうなのね。私は、ホームルームで告知を聞いて参加を決めたの」
笑顔に、笑顔が返る。と、その時。
「おおっ、萌、すごいな!」
生地を伸ばし終えた師呉が、
鬼河内 萌
の手元を見遣って声を華やがせる。
萌が、「えっへん!」とやり遂げた顔でブイサインを決めた。
萌の前には、あとは成形をするだけのクッキー生地が3種類も並んでいる。
「これは、普通のと……」
「それに、ピンクのは苺かしら?」
師呉と紅葉が言って――3種類目の生地を前に、顔を見合わせた。
萌が作った3種類目の生地は、目が覚めるような黄色をしていたのだ。
うむむ、とパトリシアも唸る中、月詠の赤の双眸がきらりと光った。
「この色、この艶……この生地、カレー味と見た」
「カレー味!?」
師呉が、紅葉が、パトリシアが目を丸くする前で、萌がふふりと口の端を上げる。
「こっそり作るつもりがばれちゃったね! そう、これはカレークッキー!」
「やはりね……」
ぐっと親指を立て合う萌と月詠。
ちょっぴり謎な光景を目に、「ええと」と紅葉が首を傾けた。
「一体、どんな味になるのかしら?」
「それは完成してからのお楽しみだよ☆ このクッキーで新1年生に……っとと」
何かを言いかけて、慌てて口元を押さえる萌。
「き、気になるな……」
新1年生をどうする気なんだと師呉が頬に汗を伝わせる中、
「そんなことより、私達にはまだ仕事がある」
と、月詠がどこまでもマイペースに言って、絞り袋を手に取った。
星型の口をした絞り袋には、既に生地が詰められている。
「わ、生クリームみたいですね! 一体どんな形になるんだろ?」
興味津々、パトリシアが身を乗り出した。
うむ、とばかりに頷く月詠。
「気になるなら見ているといいよ」
くるくると、手際良くクッキー生地を絞り出していけば――、
「きゃー! これ、お店で見たことある!」
「そう、高級なお菓子みたいに見えるだろう? ジャムを乗せても綺麗だし……こんなのもある」
はしゃぐパトリシアの前に月詠が翳すは、2種類の生地を詰めた絞り袋だ。
バニラ生地とココア生地が織り成すマーブル模様に、パトリシアは興奮しきり。
「ひゃー! すごいすごい!」
「楽しもうと思えば、世界は無限に広がるというわけだ。君はどんな世界を描きたい?」
問われて、「パティさんはね」とパトリシアは両の拳を握って元気良く答えた。
「みんなとすっごく仲良くなりたいから、楽しくお喋りして食べられる、美味しいクッキーが作りたいな!」
頑張らなくっちゃ♪ と屈託のないその言葉に、紅葉がそっと口元に笑みを乗せる。
「素敵ね。折角だもの、私も、一緒にそんなクッキーを作りたいわ」
「俺も! 楽しくて美味しい、そんな欲張りなら悪くないよな」
師呉も、ひらりと軽く手を挙げて、悪戯っぽく笑った。
「よーし! 形を整えたら遂にオーブンの出番だね♪」
型抜きを手に、萌が気合十分、明るい声を出す。
オーブンも、皆の気持ちに応えるように、具合よく温まっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月02日
参加申し込みの期限
2017年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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