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【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
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【白の扉】天秤の光の下
星々の揺蕩う湖を護る龍を護って、天秤の光が広がる。
光に触れてはかたちを崩壊させて消えて行く黒い影たちを確かめ、陽太は眼鏡越しの細い瞳を一層細く笑ませた。視線を巡らせ探すのは、リアを手助けするべく駆けて行った友人の行方。
探しながら、友人に預けた熊の粘土細工カスミさんをろっこんで操る。ともかくも、こちらの成功をいち早く知らせよう。
(やっぱカマっぽいとかいわれそーだけど)
「ま、いいよねぃ」
小さく笑うと同時、深呼吸をひとつ。リブラスの防御結界と仲間たちの護りがあれば、こちらはきっと然したる心配はないだろう。
「オレ、次はあっち行くねぃー」
軽い口調と笑みと、それから軽い足取りで別の戦場に向かおうとする少年に、リブラスは片手を挙げて武運を祈る。
リブラスの星の光による加護を受け、黒い影からの攻撃が失せてなお、まほろと遊琳の星の光で怪我を癒されてなお、龍は警戒の構えを解かなかった。
湖上に残っていた数体の小龍たちが翼を広げ、一斉にリブラスとその周囲に立つ星の力宿す寝子島の人々の前に集まる。赤い口を開け、鳥の羽じみた翼を広げ、威嚇の姿勢を取る。
そのうちの一体が勢い余り、星の力を展開するがゆえに動けぬリブラスに食らいつきそうになったその瞬間、
「待って!」
小さな少女が両手を広げ、リブラスと小龍の間に身を割り込ませた。纏った白いローブの裾を鋭い歯で喰いちぎられながら、クレオは真摯な瞳で小龍の銀色の瞳をまっすぐに見つめる。
(相手の目を見て話せば心は通じる)
心に言い聞かせる。かちかちと鳴る奥歯を食いしばる。
(……よね?)
純粋な敵意を叩きつけられ、堪らず逸らしてしまいそうになる視線を必死に合わせ続ける。
「私たちは、」
叫びかけた声が掠れた。後ずさりそうになる足を懸命に踏みとどまらせる。ここで逃げてはいけない。逃げてしまえば、防御結界を張り続けているリブラスにも、癒しの力を注ぎ続けているまほろと遊琳にも、共にリブラスを護った仲間たちにも、顔向けできなくなる。
だって今、ここに立っている。
今しも鋭い爪を振り上げそうな小龍を見、その背後で憤怒にも似た瞳の色で睥睨してくる龍を見上げ、クレオは震える胸に息を吸い込む。
仲間のまなざしに背中を支えられながら、全身全霊で叫ぶ。
「私たちはあなたたちを傷つけにきたんじゃないわ!」
「私達は『あなたのみかた』だよ」
叫んでそのまま膝を折ってしまいそうになるクレオの肩を、まほろが駆け寄り支えた。
「だから、絶対守るよ」
龍に届けと声を張る。
「一緒に星幽塔を守ろう!」
「守りたいものがあるんだろ?」
小龍たちの威嚇を受けてうずくまりそうになるアストライアの肩を抱きかかえ、豪が誠心誠意をこめ語りかける。
「なら、協力できると思うぜ」
「龍さん!」
空に剛の声が響く。黒銀竜の背にまたがり、一直線に龍の傍へと降りてくるなり、剛は相棒の背から飛び降り戦斧を湖上に置いた。空手で、ほとんど身を投げ出すように龍のもとへと近づく。小龍に威嚇されてようやく足を止めながら、剛は言葉を紡ぐ。
「俺たちは敵やない。あんたを助けにきたんや」
仲間たちが必死に放った言葉を繰り返す。
「話を聞いてくれんか……!」
腕の一振りで死んでしまうような小さな、けれど星の力で以て己を守り癒し続ける人間たちからの言葉を受け、龍は低く低く、獣の如く唸った。対話を了承してか、小龍たちが威嚇の構えを解く。
「敵の目的は多分オーブと……あんたの宝や」
長い胴に何対か生えた腕のひとつ、大事そうに包み込んだ爪の中からでさえ放たれる白光を瞳の端に捉え、剛は息を整える。龍が唯一その手に抱いて護る、あれがオーブの欠片なのだろう。
だとすれば、塔の天辺で龍が護ると伝えられていた『至高の宝』は、足元の湖の中に輝く数多の光珠か。
「竜は動く要塞みたいなもん……けど、要塞には守る兵も必要やろ?」
腕を護る手甲を外し、間近に控えながら警戒示す小龍に伸ばす。怯えたような声をあげ、全身の毛を立てた小龍は剛の腕に咬みついた。
「……俺らをすぐに信用しろとは言わへん」
腕から流れる血に瞳をしかめながらも、剛は言葉を続ける。
「ただ、今だけは……あんたの側で戦う事を許してくれんか」
竜を相棒とする戦士の一途な言葉とまなざしを受け、龍が息を吐く。龍の意志宿す小龍が剛の腕から牙を離す。銀の瞳を伏せる小龍に、豪は屈託なく笑いかけた。
「俺らはあんたを全力で守る。竜騎士に……男に二言はあらへん!」
龍は首を巡らせ、星の力宿す人々を見遣る。銀の瞳に捉えるは、己を守ろうとする人々、黒い影を掃討すべく湖上を奔走する人々、上空に位置して黒い影を生み出し続けるゴンザレスを倒そうとする人々。
突如として現れ、湖を穢そうとする黒い影に逆上しきっていた銀の瞳が静けさを取り戻す。
「もう、大丈夫だね」
遊琳は瞳を和らげる。龍の巨躯の傷があらかた癒えたことを確かめ、踵を返す。手にした箒の純白の羽を揺らし足早に近づくのは、戦斧を守る相棒アルスの傍らに戻り、傷ついた腕にそのまま手甲を装備しなおそうとしている剛のもと。
「無茶をしたね」
責めるでもたしなめるでもない優しい口調で囁き、血を流す腕に触れる。
「せやけど、加減してくれたで。本気やったら腕喰いちぎられとるやろ」
あっからかんと笑う剛を泣き出しそうなほどに心配げな瞳で見上げ、星の力を使う。腕だけでなく全身の傷を癒す。
「おおきに――っと!」
戦斧を拾い上げるなり、剛は懐から出した丸いクッキーを口に放り込んだ。攻撃力や防御力を上昇させるトマオレクッキーをかみ砕きながら、遊琳の細い体を脇に抱える。斧と己の身を盾替わりに、湖上を音もなく駆けて突っ込んできた黒い狼の体当たりを受け止める。
「服部っ……」
「うお、あっぶな」
激しく吠え立てながら狂ったように盾に牙と爪をたてる狼の胴を、アルスの炎が横から吹き飛ばした。続けざまに飛びかかってくる狼たちを、クレオの放つ炎の弾が追い散らす。
「みなさんのサポートならお任せを!」
拳に次々と炎を宿らせ迎撃に移る少女に遊琳の護りを託し、剛は再び騎竜する。翼を羽ばたかせ空へと飛びあがる黒銀竜に、白銀の小龍たちが何体か続いた。
「わーあいつ凄いなぁ」
次々に空へと飛び立つ白銀の小龍に、エスカルゴは黒と緋の瞳を無邪気に輝かせる。
「乗りたいなぁ……」
「乗りたいって」
「駄目? 駄目?」
眉をひそめる奈津樹に言うなり、はしゃぐ子供のように駆けだす。空へ飛びあがるべく翼を広げる白銀の小龍の背にしがみつく。
「ちょっ、……エスカルゴさん?!」
驚いて身を暴れさせる小龍のたてがみじみた毛に両手を絡め、エスカルゴは明るく言い放った。
「一緒に戦ったらもっといっぱいあいつら倒せるよ! どうかな!」
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担当ゲームマスター
星のサーカス団
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
73人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月20日
参加申し込みの期限
2017年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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