this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
51
つぎへ >>
【白の扉】宝を護る龍
水面から跳ね上がる虹色の光がアストライアの金の髪に揺らぐ。
「俺から離れるな」
掴んだ手首の細さと美女とは思えぬ筋の硬さに黒い瞳を細めてから、豪はアストライアを背に庇う。上空から一直線に龍へ襲い掛かる黒い人型した影と黒い狼のかたちした影を油断なく睨み、硬質な響きを返す水面を踏んで走る。
「私は、」
走ることに向かぬ衣装と細い体躯から見ても、乙女座のアステリズムが戦闘に不向きであることは明白だった。華奢な肩を上下させ息を切らせながら、それでも必死に龍のもとへ近づこうとするアストライアを、豪は肩越しに見遣る。
「無理するなよ」
こちらは僅かも息を切らさず、鮮やかに笑む。
「それぞれ適した場所があるんだからな」
「はい……」
湖の央で龍が吠える。龍の周りに光の繭が現れては爆ぜ、生まれ出でた小龍たちが襲い掛かる黒い影たちに、近づこうとするすべてのものに爪と牙を剥く。
龍に声が届く距離に近づこうとした途端、鏡の水面に馬の脚ほどの前足を踏ん張った小龍に翼を広げて威嚇され、エスカルゴと奈津樹は揃って足を止めた。
「エスカルゴさん」
腕のひとつやふたつ容易く食いちぎりそうな鋭い牙を見せつけられ、奈津樹は強張った声を零す。
「んー……」
警戒の声をあげる小龍を見つめながら後退ろうとしていて、エスカルゴは視界の端に群れて突進してくる黒い人影と狼をとらえた。湖上に突如として現れた新手に加え、上空から降って来ては間断なく襲い掛かってくる黒い影に、小龍は威嚇の声を一層強める。
「文月」
傍らの奈津樹を呼ぶなり、エスカルゴは懐から取り出した包みを開いた。中から出てきたのは、ネットゲームを介して知り合った
鴻上 彰尋
からもらったホットサンド。第三階層の大農場で採れる、星の力宿す作物を使って作ったそれは、様々な身体能力を向上させる。
「何食べて……んむっ?!」
抗議しようとした口に残りの半分を突っ込まれ、奈津樹は目を白黒させた。
「あいつの大事なものを僕らで勝手に護ろうぜ」
「……りょ、了解、です……」
紅い色したアンタレスの毒矢を矢筒から取り出し弓に番えるエスカルゴの横顔に、奈津樹は小さく頷き返す。フツウの食べ物と遜色ないホットサンドは、胃に落ちればたちまち体に力を滾らせてくれた。先ほどよりもよく見える敵の動きに、奈津樹は唇を引き結ぶ。
「よし、行こうか」
エスカルゴは下手をすれば襲い掛かられるかもしれない小龍に背を向ける。逡巡なく、黒い人影の群れへと第一矢を放つ。不意討ちに近い一矢を胸に受け、黒い人影が弾けるように塵と消える。
「行きます」
言うなり、奈津樹も湖面を蹴る。剣を鞘から抜き放てば、魔火の光が変化した刀身は揺らめく焔を赤く纏った。
走る奈津樹に向け、黒い影の群れから狼のかたちしたナニカが数体、先陣を切って飛び出す。
「ッ!」
炎の線を宙に描き、喉元目がけて飛びかかってくる黒い狼の鼻面を薙ぐ。黒い塵と化して消える仲間を目くらましにして、別の一体が間髪おかず飛びかかってくる。
咄嗟に対処を遅らせる奈津樹の背後、
「文月!」
エスカルゴが叫ぶ。不意を突こうとした黒い狼の眉間を紅い矢が貫く。
「ありがとうございます!」
後退りかけた足を踏みとどまらせ、奈津樹は剣を振るう。眉間貫かれた黒い狼の胴を切り裂き、塵と散らせる。
「次、撃ち落とす!」
「はい!」
現れた強敵に進撃の足を止める黒い影たちの動きに警戒しながら、剣士である奈津樹に護られたエスカルゴはアンタレスの矢を空へと向ける。弦を引き絞る一瞬のうちに狙いを定め、矢を放つ。狙い過たず、紅い矢は空に舞う翼持つ黒い人影のその翼を射抜いた。
毒矢に射られ動きを鈍らせて湖面に落ちてきた翼持つ人影の腹を、奈津樹は躊躇わず剣で刺し貫く。影が渦巻くばかりの人影は、何の言葉も表情も浮かべることなくかたちを崩して消えた。
足を止め奮戦するエスカルゴたちの作った敵の間隙を突き、
ナイト・オブ・リブラス
が駆け抜ける。空から降る黒い影の群れとの戦闘に追われ、龍の周囲を守る小龍たちはリブラスの足を止められない。
「ナイトさん!」
「防御結界を展開する!」
追いすがる
時高 クレオ
に、リブラスは短く言い放つ。
(ナイトさんの防御魔法って、)
全身鎧にも関わらず相当な速度で走るリブラスを追いながら、クレオはちらりと考えを巡らせる。恐ろしいほどに堅固な結界であるそのかわり、確か、発動までに時間が掛かる。
クレオは城にも似て巨大な龍を見遣る。白い毛に覆われがちな銀の瞳は、今はまだ近づくもの全てを敵と見なし鋭い光を放っている。
敵と見なされようとも、たとえ攻撃を受けようとも、この地にある『至高の宝』とオーブの欠片を護るためには、龍を護らなくてはならない。そうして龍と対話しなければ、きっとオーブの欠片は手に入れられない。そのためにも、
(ナイトさんには星の力を発動してもらわないと!)
一心に龍のもとへと急ぐあまり、一見無防備にも見えるその広い背目がけ、上空から翼持つ黒い人影が矢を放とうとしている。
「っ、この……!」
影を視界の端に捉えた瞬間、クレオはその身に宿る魔火の炎を固めた拳に顕現させた。駆けてきた勢いを活かし、鏡のような水面に鈴のような靴音を響かせて強く踏み込む。鋭く振るった拳から、燃え盛る炎が矢の鋭さで飛んだ。リブラスへ放たれた影の矢さえ巻き込み、翼持つ黒い人影を紙切れの如く燃やし尽くす。
「ナイトさんを守るのはクレオの役目なんだから!」
焔纏った拳を空にたむろする黒い影たちへと突き上げ、クレオは凛々しく宣言した。
聖騎士を護ろうとする少女に、空に舞う黒い影たちが一斉に弓矢の狙いを定める。僅かに怖じた顔を見せつつ必死に構えるクレオに向け、容赦なく放たれた幾つもの矢は、
「行っけー!」
けれど突如として雪崩寄せた強烈な風に押し流された。ならばと影の剣を構えて突っ込んできた何体かの黒い人影も、
「よいしょっと」
続けて別の仲間が巻き起こした魔風の力帯びたつむじ風に殴り掛られ、地面に叩き付けられる。誰を射ることもなく落ちた矢も、誰を切ることなく墜落した翼持つ黒い人影も、溶けるように黒い霧となり消える。
禍々しい黒の矢にも剣にも髪の一筋も傷付けられずになく済んだクレオは小さく息を吐いた。心強い突風を寄越してくれた少年たちに頭をさげる。アストライアの手を引く豪が応じて拳を掲げ、ひゅるひゅると巻く風に金の髪を撫でられながら陽太が笑う。
クレオに応じながら、豪は騒然とする湖上を見晴るかす。何か大きな、例えば岩塊のような物が転がっていれば、ろっこんで持ち上げて盾かわりにも出来ただろうが、湖面を見渡す限りそういうものは見つけられなかった。
(まあいいさ)
魔風の光が宿る左手を一瞥して後、豪はリブラスを追う。
(何にせよ、結界が発動した後だな)
ともかくも、まずはリブラスを護らなくては。
湖の央に巨躯を起こし、炯々と輝く銀の瞳で空を仰ぐ龍の傍らにリブラスが仁王立つ。小龍たちの威嚇を受けながらも黒い影しか討たぬ人々を訝しんでか、それとも黒い影たちに対抗すべく小龍を生み出すことに手いっぱいであるためか、龍本体からの攻撃はまだない。
それでも、龍がその気になれば尾の一振り腕の一振りで吹き飛ばされてしまう位置で、聖騎士はその場に膝をついた。まるで祈りをささげるように、手にしたラウンドシールドを構える。
「さて、……」
天秤の光が広がるまでの数秒、聖騎士は動けなくなる。
「ここはリブラスさんを死守だなぁ」
クレオや豪と共にリブラスを囲むかたちで守りながら、陽太が呟いた、そのとき。
空高くのゴンザレスがひときわ高く、耳障りな笑い声をあげた。水面に立つ皆が警戒の視線を上げるよりも早く、宙に飛ぶ翼持つ黒い人影たち数体さえ巻き込んで黒い梢と黒い根をうねらせる黒い樹が地面に落ちてくる。
根や梢に絡めた黒い人影を鏡状の水面に墜ちた衝撃に押し潰しながら、黒い樹々は龍の周囲に立った。間近に居る小龍に根を伸ばす。翼を掴み取られた小龍の一体が短い悲鳴をあげる。
「うわ」
馬ほどの大きさはある小龍の体を宙に浮かせる黒い樹の根の膂力に陽太は呻く。そうしながら、己に宿る魔風の光を練り上げ、刃に近いかたちと成す。鎌鼬にも似た魔法の風は空を飛び、小龍の翼を潰す黒い根を切り飛ばす。
解放された小龍は傷ついた翼にも構わず、己を殺めようとした黒い樹に突進した。鋭い顎で黒い樹の幹の半ばを喰い千切る。
「よーし、手伝うよー」
追い打ちとばかり、陽太は風の刃を放った。冷たい風を吹き散らし、風の刃は幹の半ばを破られた黒い樹に突き立つ。
軋んだ音をたて、黒い樹の一本が傾いだ。水面に倒れるよりも早く空に溶けて消える。
「空は任せたって!」
「援護するよぅー」
黒銀竜アルスの背にまたがった剛が手慣れた様子で空へと駆け上る。翼を広げ、威嚇の態で吠えるアルスの周囲、陽太が風刃を走らせる。見えぬ風の刃を、小龍たちとは姿かたちの違うアルスの姿を警戒し、翼持つ人型した黒い影たちがアルスとその相棒の剛へと注意を向ける。
「よう」
己に向けられた敵意と悪意を真っ向から受け止め、剛は凶暴に唇を歪めた。熱さえ帯びた緋の光を纏う戦斧の刃を黒い人影に向け、あからさまに挑発する。
その動きに合わせ、陽太が風の刃を操る。剛の派手な動きに気を取られた黒い人影の数体が、縦横に駆けた風の刃に翼を破られ空中にバランスを崩した。
「やるなぁ、呉井!」
感嘆の声を発すると同時、剛はアルスに合図する。相棒の指示を読み、アルスは黒い人影たちへと突っ込んだ。黒銀竜の、一個の城塞じみた体に体当たりを受け、鉱石より硬い牙に食らいつかれ、黒い人影たちの一角が狂乱に陥る。
混乱のままに人影たちの放つ弓矢の嵐の中を、剛は強引に突っ切る。戦斧を自在に操り、己に放たれた矢を叩き切る。翼で以て突進してくる黒い人影を一撃のうちに断つ。空中への危険な一騎駆けのそのうち、知らず肩や腿に矢や剣傷を受ける。けれど傷を負えば負うほど、少年の唇に浮かぶ凶暴な笑みは深さを増した。
アルスが目前の黒い人影に向けて炎を吐く。
瞬間、剛はアルスの背を踏み台代わりに蹴った。支えるもの無き空へと跳躍し、アルスの炎の中へ飛び込む。
「おッらァ!」
鎧に戦斧に炎を巻きつかせ、翼持つ黒い人影に向けて戦斧を叩き下ろす。己が体重のすべてを乗せた戦斧は赤い光の尾を引き、黒い人影の数体をまとめて両断する。
身に巻いた炎をまき散らしながら深紅の彗星のように湖上に墜ちる剛の身を、宙を駆けたアルスが心得た動きで受け止めた。
「は、はは」
体のあちこちから血を流しながらも、剛は熱帯びた戦斧をますます強く握りしめる。隠し切れぬ哄笑をあげる。相棒の首を叩き、楽し気に囁く。
「行こか、アルス」
「っ……!」
柄に握る手に汗が滲む。冷たい汗の感覚に、奈津樹は低い呻きを零した。乱れがちな息を整えたくとも、苦しい肺に空気が通う気配はない。
「文月!」
「大丈夫、です……!」
軋む腕を動かす。筋肉が悲鳴を上げる足で踏み込む。剣の範囲に押し入ってきた黒い狼の胴を叩き切る。
斬るというより殴るに近い己の動きに歯を食いしばったその時、
「文月!」
エスカルゴの叫び声が耳に届いた。それと同時、肩を棍棒で打たれたような衝撃が走る。反射的に肩を見る。何もかもを恨み呪うような黒い瞳があった。心を打ち据えるような悪意と敵意のその塊は、黒い狼の冷たい牙をしていた。
「あぁああぁッ?!」
全身を貫く痛みに悲鳴が喉をついて出る。
(痛い!)
それしか考えられなくなる。肩から全身に広がる痛みに恐怖さえ覚える。
「文月ッ!」
エスカルゴの喚き声が不意に耳朶を打った。痛みに歪む瞼をこじ開けて見たのは、泣き出しそうな顔で肩に食らいつく黒い狼を引き剥がそうとしているエスカルゴ。
危ないですよ、と言いかけて、奈津樹は黒い狼の胴を貫くアンタレスの毒矢を見た。どうやらエスカルゴは近づくなり狼の横腹に素手で鏃を捻じ込んだらしい。
「文月! 文月っ!」
「しっかり!」
毒が回ったことが致命傷となり、黒い塵となって消える黒い狼の向こう、白いローブを纏った少女の顔が見えた。
「待ってね、今すぐ……」
少女が囁いた途端、血と痛みを溢れさせる傷口にふわりとした光が降り注いで包み込む。
光を浴びて薄らぐ痛みに、奈津樹は安堵の息を吐いた。痛みも流れる血も本物ではあるけれど、傷を瞬きの間に癒す魔法さえ、ここには存在している。
「ありがとう、ございます……」
「どんな傷でも遠慮なく言ってね」
眼鏡越しの黒い眼を伏せる奈津樹に、まほろはふわりと微笑み返した。剣を手にする奈津樹の背をしばらく見守ってから、再び龍へと向き直る。
(もっと、近づければいいんだけど……)
白銀のふかふかした毛に覆われた巨大で綺麗な生き物の体のあちこち、赤い血が滲んでいる。巨体であるがゆえに護りの手が追い付かず、黒い影たちの攻勢を防ぎきれぬ間に傷ついてゆく龍を優しい瞳に映し、まほろは唇を噛む。
距離があればあるほど、癒しの光は龍に届き難い。傷を癒すことに手間取る間にも、龍は傷ついていってしまう。
思い切って近づこうと踏み込んだ途端、それ以上近づくなとばかり、龍が丸太のような腕を横に薙いだ。人の背丈ほどもある鋭い爪が起こす風に吹き飛ばされそうになりながらも、まほろは必死に足を踏ん張る。一薙ぎで殺されそうになりながらも、白猫宝珠の杖を振るい、癒しの光を傷ついた龍の体へと放つ。
龍が吠える。龍の周囲に新しく生まれた小龍たちが空へと飛び立つ。宙から降る黒の影たちの動きを阻もうとしては反撃を食らい、星宿す湖の上に落ちて消える。小龍たちでは防ぎきれなかった黒い人影の放つ黒い矢が龍の身に突き立つ。
「っ……」
白銀の毛を血塗れにさせながら、周囲のすべてに敵意を向ける龍のまなざしに圧され、知らず後ずさりそうになるまほろの背に、優しい手のひらが触れた。
「僕も、手伝うよ」
まほろの隣に並び立ち、遊琳はまほろと同じ癒しの光の力を龍へと注ぐ。傷ついて空から湖上に落ちる小龍にもその力を与える。そうすることで、自分たちが味方であることを示そうとする。
(使った事はないけど……)
身の内に宿る星の力の使い方は、ろっこんと同じになんとなく理解できた。そうして、ろっこんと同じに使えば使うほど疲弊してしまうだろうということも。
無限ではない星の力を、けれど遊琳は惜しむつもりはない。
(箒はともかく)
この地で得た得難い品を慈しむように撫で、己の身を削って譲るが如く星の力を使う。己の身に宿るろっこんはとても戦闘には向かない。空へと一騎駆けした剛のような闘争心も持ち合わせてはいない。
星の力を使い切ってしまえば己が戦力にならないことを、遊琳自身が一番よく理解している。悔やむでも嘆くでもなく、ただただ理解している。
空を仰ぐ。修羅のような戦ぶりを見せる友人を瞳にとらえる。諦念にも似たこの覚悟を彼が知れば、
(怒られるかもしれない)
そう思うがために口を閉ざす。静かな決意と共、遊琳は傷ついた龍を癒し続ける。
何もかもを愛おしむような瞳で星の力を使い続ける少年を傍らに、まほろは白猫宝珠の杖を両手で強く掴む。
(私にできることってこれくらいしかない)
これしかできない。だから、
(出来ることをちゃんとやらなくちゃ)
身の内に宿る星の力の減少にも、まほろは動じない。ローブの懐から取り出した『星の滴』を口に含み、かみ砕く。こんな時のために第一階層の城下町にある薬屋で、星の力を回復させる、金平糖な見た目の薬をたくさん買い求めてきている。
どこまでも柔らかな鳥の羽の箒を持つ、おそらくは年上の少年の手にも『星の滴』を握らせる。
(大丈夫、どんな怪我だって治してあげる……!)
おっとりと、けれど確かな決意を少女が胸に抱いたとき、聖騎士が数多の星の煌く湖上に朗々と声を響かせた。
「天秤座の星の力よ、今こそ我に力を!」
天秤の光がリブラスの丸盾に収束する。
「気高き戦士たちを護りたまえ……マッスル・シィィィーーーーーールドッ!」
祈りに似た咆哮に応じて炸裂する。降り注ぐ悪意に満ちた黒い影たちを触れざまに消し飛ばし、星幽塔の天辺で至高の宝護る龍をも包み込む清浄な光の円となる――
<< もどる
1
…
12
13
14
15
16
…
51
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
星のサーカス団
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
73人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月20日
参加申し込みの期限
2017年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!