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◆ 足並みそろえて(接客係編)
カランカランと、ドアベルが鳴る。それはこの日、初めて『セピア』を訪れた老婆だった。少し不安そうに店内を見渡す彼女。真っ先に声をかけたのは、テーブルへとメニューを運んでいた師呉だった。
「いらっしゃいませ!」
人好きがする笑みの浮かぶ顔が、老婆へと向けられる。緊張していたその肩から、すっと力が抜けた。「こんにちは」と、微笑み返した胸のうちでは、安心感にも似た、どこかあたたかな気持ちが灯る。
別のテーブルへとメニューを運び終えた師呉は、すぐに老婆を席へ案内しようとしかけ、ふとその手に提げられたバッグに目が留まった。
「重そうですね。持ちますよ」
「あら、いいの? ありがとう。中は毛糸ばかりなのだけど、教本がどうしても重くてねえ」
「毛糸と、教本……ですか?」
荷物を預かり、師呉はきょとんと老婆を見た。
「ええ、そう。もう春なのに、夫が寒がりでねえ。マフラーを編んであげようと思ったの」
「いいじゃないですか。旦那さん、きっと喜びますよ」
「うふふ。そうかしら? でもねえ……」
そう言葉を濁して、老婆が悲しそうに笑う。
「この歳になってから始めたんじゃあ、ダメね。教本に書いてあることも、よく読めないし、なかなか覚えられないのよ」
その後、コーヒーの注文を受けて一度さがった師呉は、しばし考えた。先ほどの席では、老婆が教本を覗きこみながら、マフラーを編んでは解いてを繰り返している。
(俺なら、教えてあげられるんだけどな……編み物、得意だし)
老婆を見つめる師呉に気づいたのは、同じく接客に回っていた夢呼だった。
「鳴神。さっきから、手が止まってるぞ」
「……なあ、夢呼ちゃん。あのおばあさんのことなんだけどさ」
少し言いづらそうに言葉を選ぶ、師呉。けれど、夢呼は肩をすくめて言った。
「鎮目さんには、許可もらっておけよ」
「でも、それだと接客するのは夢呼ちゃん一人になるんだぜ?」
「大丈夫だろ。いざとなったら、鎮目さんや薬葉もいるんだ」
店内にいる客のようすをうかがいながら、夢呼はちらと横目で師呉を見やる。
「それに、俺だったら、これくらいの人数どうってことない。お客さんがわからなくて困ってることを教えるのだって、立派な接客なんじゃないか?」
と、夢呼は師呉に笑いかける。自然と、師呉の表情も明るくなった。
「そうだな! 夢呼ちゃん、ありがとな!」
いつもの笑顔を取り戻した師呉が、美咲紀にインタビューを受けている悠弥のほうへと駆けていく。その背中には「こら、走るな!」と叱責を飛ばし、夢呼はそっと苦笑を浮かべた。
「さて。俺は俺で、がんばるとするか」
そのとき、新たな来客を報せるベルが鳴る。
「いらっしゃいませ」
落ち着いた物腰で一礼をし、夢呼は笑顔で接客を再開したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月03日
参加申し込みの期限
2017年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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