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【星幽塔】第一階層 悠久なりや、サジタリオ城下町
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急:Barの風景
――Barアストラル
(今日はここでお仕事です!)
気合十分な様子なのは、
リリエル・エーテライト
。彼女は店に入り、店長から話を聞くとすぐさま準備に取り掛かる。
ホールを見渡せば、今日もいろんな人々で賑わっていた。リリエルはこくっ、と1つ頷くと早速厨房に入った。
(ここにはお腹を空かせた人からお酒を楽しみにしている人、困ってお仕事を頼みに来る人、そのお仕事を引き受けに来る人……、と色々な人がやってきます。私は、そんな人たちのお役に立てるよう、お料理がんばりますっ!)
やる気に満ちた表情で下ごしらえを始めようとしたとき、「依頼の受付カウンターに誰か回ってくれ」という声がする。と、料理人がリリエルに「こっちはまだいいから頼む」と言ってきた。
「わかりました。カウンターいきまーすっ!」
リリエルは金色の髪を弾ませ、依頼受け付けのカウンターへと向かった。
(えーっと、えーっと……)
どきどきした様子の幼子が、用意された台を上ってカウンターへと顔を出す。おたまじゃくしの尻尾が生えたカエルちゃん、
見帰り沼の コトコ
である。(以後、コトコと表記)。
コトコはリリエルがカウンターに来たのを見つけ、ひょっこりと顔を出した。コトコはちょっともじもじしながらもおずおずと声をかける。
「りりえうしゃん、りりえうしゃん」
「はいっ! こんにちは、コトコちゃん。今日は、どんなお願いですか?」
相手が3歳ほどの子どもであるため、解りやすいだろう言葉で対応するリリエル。コトコはちょっとだけびくーんっ! としながらも、こくん、と頷き、依頼の申込書を取り出した。
「こにょいりゃいしょ、ここにはれば、いいんれすか?」
「はい。どんなお願いですか?」
リリエルの問いかけに、コトコは一生懸命話す。
とーのおねまいは『おかたじゅけ』を手つらってもらうことれす。
とーはご本よみがらいすきれすけろ……おかたじゅけれきないです。
にゃのれ、おかたじゅけしてくれうひとさがしてうです。
(なるほど、本の片付けのお手伝いですね)
リリエルはコトコの代わりに依頼書を書き、それを掲示板に張る。そして「ちょっと待っててくださいね」と言い、コトコにジュースを出して椅子に座ってもらった。
(今の依頼、よくない? ちっちゃい女の子を見守りながら本の片付けってなんか美味しいお仕事じゃない?)
そんな事を思ったのは、熊獣人の若者、
吉田 ベルンハルト
である。
* * *
「貯金? なにそれ美味しいの?」
つまりは宵越しの金は持たないとかそんな感じのベルンハルト。彼曰く「お金はね、使わなきゃ死んじゃうんだよ。世間をぐるんぐるん走り回る事で仲間も増えるし元気になるんだよ」との事。「お金ってマグロなのか」と思ったよ。
それはさておき。そんなベルンハルトの財布は、風前の灯であった。
「確かにお金がアレでソレな感じだし、依頼を受けに行こう!」
という訳でBarアストラルへやってきたのである。依頼の張ってある掲示板の前で「これかなー? こっちかなー? うーん、遠いなぁ」など色々見繕っていた彼は、ふと、受付カウンターを見た。ちっちゃい女の子が、一生懸命な顔で何かを依頼している。
(ちっちゃくて可愛い子を一日中眺めてる監視任務とかないかなー。うん、そんな都合のいいお仕事そうそうないよね!)
護衛か退治系でも探そうか、と思った矢先の事であった。そして張り出された『本のお片づけのお手伝い』という依頼。気になって手にしてみると、ちっちゃなカエルの女の子の依頼だった。
* * *
「ねぇ、この依頼受けていい?」
ベルンハルトがリリエルに問う。と、リリエルは早速来た彼に笑顔で頷く。
「はいっ! コトコちゃん、早速依頼を受けたいという人が来ましたよ!」
「あいっ! ありがとうごじゃいましゅ!」
リリエルに呼ばれたのは、水干風の上着とスカートを纏ったカエルの女の子、コトコ。コトコは元気に「はいれす!」と頷いた。
「とーのおにゃまいは、ととこ……ちなう、とここ、ちなう……こととー……」
中々上手に名前を言えず、ついには「モガーッ! こーとーこー!!」とかんしゃくを起こす。まぁ、結果的にちゃんとお名前が言えている。
「俺は吉田ベルンハルトだよー。えーっと、本のお片付けの依頼だよね?」
ベルンハルトが問いかけると「そーれすよ」とコトコが安堵した様子で頷いた。コトコ曰く、場所は図書館なのだとか。ベルンハルトは早速コトコと図書館へと赴いた。その背中をリリエルは見送り、カウンターに人が足りているのを確認し厨房へと戻った。
ベルンハルトとコトコは手を繋いで図書館へとやって来た。コトコの依頼は本のお片付けである。
「とー、ご本がらいすきれ、としょかんに行ってうんれす。れ、ご本いっぱいよんれらら……のこにしみゃうかわかんなくなったったれす……」
そこまで言い、コトコはちょっとしゅん、としてしまう。そんな少女の頭をそっと撫で、ベルンハルトはにっこり笑った。
「大丈夫だよ、コトコ。俺が手伝うからさ」
コトコは、「あいっ」とちょっとだけ笑顔で頷いた。
図書館に着くと、ばらばらに置かれた本がお出迎え。ベルンハルトとコトコは早速作業に入る。力持ちなベルンハルトは、沢山の本を抱え、文字を読んで本棚に仕舞い、並べていく。
「コトコ、あっちの方なら届くと思うよ。できるかな?」
「あいっ! かたじゅけするのれす!」
コトコは元気に頷いて本棚整理。だが、いつの間にか読み込んでしまっている。
「コトコ、片付け終わってからにしようね」
「! みゃーっ! ごみぇんにゃしゃーいーっ」
ベルンハルトの言葉に、コトコはびくっ、と体を震わせ、本棚整理に戻る。そんな姿を見守りながら、ベルンハルトはやわらかい笑顔で見守るのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月27日
参加申し込みの期限
2017年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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