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のんべえエアー注意報!
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それは買い物帰り、公園のベンチで一息ついている時だった。
ゴクリと手にした缶ジュースを飲んだその時―――
鴻上 彰尋
はのんべえエアーに吹かれてしまった。
*******
―――くらくらする。
彰尋は額を押さえた。突然熱でも出たのだろうか? 体も熱い。
戸惑いながら彰尋は携帯を取りだし、自宅の番号を探した。これは誰かに迎えに来てもらわないとまずい気がする。
どんどん熱くなる体をもてあましながら携帯を耳に当てる。電話が繋がった途端、彰尋は弱々しく口を開いた。
「ごめん……俺。悪いんだけど、誰か迎えに来られないかな? 体の調子がおかしくて」
彰尋はベンチの手摺りに肘をつき、俯きながら言葉を続けた。
「悪い……俺、無理そうだ」
「―――彰尋君具合悪いの? 大丈夫?」
それは家族ではなかった。可愛らしい
七夜 あおい
の声が耳に飛び込んできた時、彰尋の心臓はドクンと跳ねた。
そう、彰尋は自宅の番号を探したつもりが、間違えてあおいの番号にかけてしまったのだ。
(何だ、何であおいさんが)
彰尋はぐるぐるする頭で何とか思考をまとめようとするが、うまくいかない。それどころかいつもは抑えている気持ちのバルブが突然吹き飛んだ。
「あおいさん……」
「彰尋君?」
「うん、そうだよ。彰尋だよ……」
耳元で聞こえる彼女の声が心地良く、彰尋は携帯を耳に押し当てながら微笑んだ。
俺、今結構情けない声で話してるかもしれないな。でも……君の声を聞いていたい。その声に甘えたくなる。
彼女に好きだと告白するのが怖くて、今のような親しい友人のままでいたいと思っていた。
でも、この寝子島で様々な事件に関わって。言えないまま自分が死んでしまう可能性もあるんだと実感して。
それから、ずっとずっと苦しかった。
急に態度を変えて君を困らせたくないから、いつも必死に気持ちを抑えてるけど。どうしてだろう。
―――俺、もう無理かも。
「あおいさん」
「何? 彰尋君」
「……逢いたいよ」
熱い吐息に気持ちを載せる。そこまでが限界だった。
受話口から何か言っているあおいの声に何とか答えながら、彰尋はゆっくりとベンチの背に体を預ける。すうっと意識が遠のいた。
*******
「―――くん!」
自分を呼ぶ声で彰尋はガバリと起き、そしてその目が大きく見開かれた。
「あおいさん!」
彰尋の目の前に、心配そうに眉をひそめるあおいの姿があった。
「大丈夫?」
「え? や、あ……」
彰尋は慌てふためくばかりだ。ちょっと待ってくれ、さっきの会話は夢じゃなかったのか?!
「何とかこの場所教えてくれたから見つけられたよ~、良かった!」
にっこり笑うとあおいは彰尋の横に座り、その顔を覗き込んだ。
「やっぱ熱があるのかな~? 顔赤いけど」
(いや、そりゃ君が隣にいるから!)
彰尋は口をパクパクするばかりだ。一寝入りして頭がスッキリしてしまっただけに、彼女との電話での会話がとてつもなく恥ずかしくなっていた。
しかしあおいは赤くなる彰尋を見て、具合が悪くなったと勘違いしたらしい。「む、これは横になった方がいいですよ!」と言うと、突然彰尋の両肩を掴んだ。
「え?」
為すすべもなく彰尋はこてんと横にされ……頭にあおいの柔らかい太腿が当たった。
「あ、あおいさん~~?!?」
まごう事なき膝枕だ。顔を真っ赤にしながら起き上がろうとする彰尋だったが、その額がペチと軽く叩かれた。
「めっ! 病人はおとなしくするのです~」
可愛らしく彰尋を睨むあおい。その頬は赤くて……何だかいつもより饒舌な気が?
「あ、あおいさん……何か、ご機嫌?」
「ん、ふわふわするだけだよ~? 寮で飲んだジュースがめっちゃ美味しかったけど!」
(何か! やっぱり! あおいさんがおかしい!)
そうは思うのだが、あおいは全然彰尋を解放する様子もなく。
(あうう、どうしよう……死ぬほど恥ずかしい)
シラフに戻っている彰尋はあおいの膝の上でシュンシュンと茹で上がるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月25日
参加申し込みの期限
2017年07月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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