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まものとの邂逅を此処に記す
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ハッと気が付くと、
東条 あんず
は知らない場所に立っていた。
「へ? あれ? ここはどこだ!?」
確か、あんずはお腹いっぱいオムライスを食べたところだったはずなのに。
それで、歯磨きをしようとして――、
「あっ! たしか鏡を見たときになんか変な自分が見えて、それで……!」
それで、気付いたらこの場所だったのだ。
全部思い出して、あんずは「うーん……」と考える。
「……もしかしたら、変な自分を探せば何か教えてもらえるかも、かー?」
何となくだけれど、そんな予感がした。
「よーし! 探しに行こうー!」
そうと決まればと、あんずは見知らぬ世界の大地を蹴る。
そうしてそのまま、バタバタと賑やかに走り出した。
じきに、あんずが辿り着いたのは、あんずの世界で言うところの畑のような場所。
そこに農作業に励む人達の姿を見留めて、あんずは赤紫の瞳を煌めかせた。
「あ! だいいちむらびと! ってやつだー!」
こんにちはー!! と元気良く駆け寄っていけば、何故だか人々は、一様に驚いたような顔になる。
そうして、恐縮した様子で、あんずに向かって一斉に、恭しく頭を下げるのだ。
勿論、あんずの方は突然そんなふうな扱いを受けるとは思っていない。
「えっえっ!? なんで!? なんで頭下げるんだ!?」
あんずの反応に、人々は少し顔を上げて、互いに顔を見合わせ合う。
リーダーらしき壮年の男が、問いに答えようとあんずの顔を見た。
『怖れ多くも、それは貴方が、我らがまおう様であらせられるからでございます』
「まおーさま? 誰だ、それ?」
『……へ?』
「うちはあんずだぞ! でも、うん、わかった気がする!」
ドヤッとばかりに、ちょっぴり大人っぽく顎に手を宛がってみせるあんず。
「つまり、まおーさまってやつとうちが似てるんだな? たぶんうちが探してる人だ!」
『え? あの……』
「なあ、そのまおーさまはどこにいるんだ!?」
最初は混乱しきりだった人々も、あんずがまおうではないと徐々に理解したらしい。
あんずは無事、まおうが畑の外れの辺りに散歩に出ているということを教えてもらえた。
「分かった! 行ってみる! ありがとう!」
明るく応じて、あんずは人々にぶんぶんと手を振りながらまた走り出す。
そして、あんずはそのまもの――まおうとの邂逅を果たしたのだった。
「あっ、まおーさま!! いたー!! やっと会えたー!!」
がばっ! とあんずにとびつかれて、『うわっ!?』と声を上げるまおう。
バランスを崩し、その場に2人して転がる羽目になって、
『な、なにものだ! うちがまおーと知ってのろうぜきかー!!』
と、地べたでじたばたしながら、まおうが騒ぐ。
あんずの方は、一緒に地面に転がったのも面白おかしいような気がしながら、
「もちろん知ってるぞ! うち、まおーさまのこと探してたんだ!」
なんて、まおうへとぴっかぴっかの笑顔を向けた。
「あ、うちはあんずっていうんだ!」
『あんず? あんずは、なんでこのまおーさまを探してたんだ?』
「え? えーっとえーっと……なんで探してたんだっけ? 忘れちゃった!」
『なら、うちの遊びに付き合え! うちは遊ぶのが好きだからな!』
一緒に遊んでくれたらこのろうぜきは許してやろうと、まおうが言う。
何とも威厳を欠いた体勢ながら、何だかとっても偉そうだ。
けれど、あんずの瞳は、星を散らしたようにぴかりとした。
「えっ、本当か!? やったー! うちも遊ぶの大好きだ!!」
何する何する!? と、まおうが起き上がるのに手を貸してやりながら問えば、
『うちは今、かけっこの気分だ! うちは強いぞ! あと、うちほどじゃないがチビも強い!』
と、まおうはえっへんとばかりに胸を張る。
「チビ?」
まおうが発した名前を繰り返せば、それに応じるかのように血のように赤い舌があんずの頬を舐めた。
先ほどからずっとまおうの傍に侍っている、闇を煮詰めたような色の巨大な犬の、その舌だ。
「あっ、このおーっきな犬の名前、チビっていうのか!」
チビがまた、あんずの頬を舐める。
くすぐったいと、あんずは声を出してきゃらきゃらと笑った。
「実はうちも犬飼ってて、名前がチビなんだー! えへへ、なんだかうちらそっくりだな!」
『そうだな! あんずはうちに似てること、こうえいに思っていいぞ!』
まおうはまおうなのでやっぱり偉そうだが、でもどこか嬉しそう。
『あんず! それじゃあ、かけっこを始めるぞ!』
「うん! 負けないぞー!!」
まおーさまと一緒にいっぱい遊ぶぞ!! と、あんずの顔は輝いている。
2人と1匹は、あんずの帰還の時まで、たっぷりと遊び回ったのだった。
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あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
PC様と個性豊かなまもの達とのひと時を描かせていただきましたこと、
とても楽しく、また光栄でございました。
PL様発祥の素敵企画から生まれた当シナリオ、
まものPC様の設定を掘り下げる一つの切欠となっておりましたら幸いです。
まかいの益々の発展、及び、まものの皆さんの益々の活躍を楽しみにしております。
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月27日
参加申し込みの期限
2017年09月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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