ラッカミ村の人狼｜リアクション

ラッカミ村の人狼

　とある港町。
　埃っぽいマントを羽織った旅人が待ち時間をつぶすために本屋に入ると、店の一番目立つところに悲劇の村の小説家・ブドーの小説が平積みされていた。読んだことがないものがあったので１冊手に取り会計を頼む。
「まいどあり。お兄さん、運がいいね。今日やっと入荷したんだ。
　死んでから有名になった作家だけど内容も良くてね。ブドーの本、読むのは初めてかい？」
「いや？」
　そう言って、旅人は懐から１冊の本を出す。
「これ、サイン入りで初版本」
「たまげたねえ。お宝じゃないか！　それ、売ってくれる気はないかい？」
「悪いんだがこれは思い出の品でね。そろそろ船が出るから行くよ」
　旅人は店を出て船に乗り、甲板に出て小さくなっていく街の姿を眺めた。
　罪深いこの旅人は生まれながらにして定住することが許されず、食事をするたびに各地を転々とする運命にある。
（金髪ロリの手紙は弁護士に届けたし、もうこの国に用事は無いな。つーか、いられねえ）
　波の音を聞くのにも飽きた。話し相手もいないため、先ほど買った本を読むことにした。

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あとがき

担当マスター：相馬円
ファンレターはマスターページから！

わんわんおー。相馬です。

最初に投票時間を設けなかったことについてお詫びを申し上げます。
発言したのに投票に反映されにくいのは問題がありますね。
次回、人狼シナリオを出すことがあれば投票時間５分を相談時間とは別に設けたいです。
相談時間ももう少し伸ばしたいですね。

笈地マスターに人狼シナリオをやる許可は頂いたものの、
あちらは３回もやっているから同じ内容ではやりづらい！
私なりの色（ゆるい対面人狼が好き）も出していきたい！
ということで、運営さんに相談して今回のような形でやらせていただきました。
予想外のことがたくさん起きて本当に楽しかったです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうござました！
また半年後くらいにやれたらいいなあ。

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