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寝子島高校
【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――ぴっかぴっかの入学式!(2)
入学式の会場たる講堂には、可愛らしい曲調のクラシック音楽が慎ましやかに流れている。
恵御納 夏朝
が選び、流したその曲は、新1年生達の心を解すものだった。それでも、
(いよいよ入学式の始まりね)
なんて、まだどきどきする胸を押さえて、
伊藤 美緒
は2階席をちらと仰ぎ見る。
見えたのは保護者席にいる両親へと会釈をして、上級生用の席に着く親戚の
伊藤 佳奈
の姿。
と、佳奈が、美緒に気付いてにっこりとした。
美緒の頬が、ぱぱぱっっと朱に染まる。
(どうしたんだろう?)
なんて、佳奈はおっとりと首を傾げるが、
(い、いるのは当たり前なんだし、別に嬉しく無いんだから!)
という具合で、美緒は内心、佳奈に対するいつもの調子を発揮していた。
美緒、所謂ツンデレというやつなのである。
本当は寝子高を受験した理由に彼女の存在を数えるほどで、だから嬉しくて、頬が火照ってしまったのだ。
そんな美緒の複雑な心境には気付かずに、佳奈の方は、
(うーん、あたしが入学してもう1年が経ったのかぁ)
なんて、初々しい美緒の姿を見て、しみじみと思っていた。
(今年は2年生として、新入生を見守る立場だねぇ)
しっかりしないとなと、胸の内に気合十分頷く佳奈。
佳奈と同様、
新田 亮
も2階席から新1年生の姿を眺めて感慨に耽っていた。
(時間の流れは早いな。それにしても、入学試験で見かけた子がチラホラと……ん?)
ふと、その眼差しが犬耳帽子を被った少女――
パトリシア・プロウライト
へと留まる。
(あの子は、確か……
入学試験で会った
な)
入試補佐を務めた際に声を掛けた少女だと、亮はしっかりと覚えていた。
きょろきょろと辺りを見回していたパトリシアが、ふと、2階を見上げる。
視線が合って、花咲く笑顔で亮へと手を振るパトリシア。
(無事に合格できたようで何よりだ)
ごく小さく手を上げてそれに応じる亮の顔には、自然、笑みが生まれていた。
夏朝が音楽を止めたのは、その時だ。
津止 孝道
教頭先生が、常と変らぬ渋いような顔でステージ脇のマイクの前に立つ。
「……これより、私立寝子島高等学校の第62回入学式を執り行います」
低い、厳かな声が、講堂中に静かに響き渡った。
「……続きまして、学校長式辞」
訪れた静寂は、再び津止教頭先生の声に破られる。
雨宮 草太郎
校長先生が壇上へと向かい――そして始まる、在校生にはお馴染みの長ーいお話の時間。
いつまで経っても終わる気配のない式辞を耳に、
魚塚 源三
は堂々の大欠伸だ。
(くあー! 退屈だぜ! やっぱサボって屋上にでもいってりゃよかったか?)
筋金入りの不良たる源三は雨宮校長先生の話を聞き流しながらそう思うものの、
(しっかし、入学式くらいは真面目にでねぇとお袋がうるせぇからな……)
という具合なので、足を投げ出しながらも、一応は席に着いている。同じく新1年生の美緒も、
(それにしても、ここの校長先生の話長いわね)
と辟易しきり、2階席では美緒の親戚たる佳奈もまた、
(それにしても、校長先生のお話相変わらず長いなぁ)
なんて、美緒とばっちりシンクロしているのだった。
講堂中の人間がぐったりするような雨宮校長先生の式辞もやがては終わり、
「……祝電披露」
心なしか疲れの色が覗く声で、津止教頭先生が宣言する。
数多の言祝ぎに「にしてもなげーな……」と源三がぽつりと呟く中、
(卒業式のとき、面食らった
卒業生代表の言葉
……)
と、舞台脇で、生徒会長たる
志波 武道
はあの日へと思いを馳せていた。
(……そうだな、俺は少し堅苦しく考えてたのかもしれない)
俺らしく、でも、楽しく……、と胸中に呟きながら、胸元へと手を当てる。
カサリ、と乾いた音がした。
(……ん? これは……)
音の在り処を確かめた武道の口元に、笑みが乗る。
「……生徒会長、挨拶」
津止教頭先生の声を耳に、胸元の《それ》を撫で、ゆったりと壇上に上がる武道。
ぐるりと新1年生達の顔を見渡して、武道は晴れた声で音を紡ぐ。
不思議と、緊張はしていなかった。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます
朗々と響き渡る、声。
(うおー、あれが生徒会長……! 制服をビシッと着こなしてて格好良いね……!)
制服らぶなパトリシアの瞳が、きらきらと輝いた。
高校生になる、ということでできる事も増えると同時に、責任という言葉もついて回ります
君達一人一人が寝子島高校の顔であり、その名を背負っているという事となります
自由と自律
この二文字を胸に、ここでの学校生活が掛け替えのないものとなることを願っています
武道の堂々とした態度に、
貴家 衿花
も、ほう、と感嘆の息を吐く。
(……凄い、同じ高校生とは思えない)
私も3年生になったらあのくらい落ち着きが出るかしら? なんて考えているところに、
さて……この高校がどういう所なのか
それを……今の挨拶では表しきれないでしょう
武道がふと付け足して、新1年生達へと何かを企むような笑みを向けた。
その胸元には――黄色いリボンが、誇らしげに光っている。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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