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寝子島高校
【入学式】ぴっかぴっかの1年生!
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――ぴっかぴっかの入学式!(1)
沢山の新1年生が、入学式の受付前に集っている。
きょろきょろとその様子を見回しながら、
藍川 慶介
は深く深く息を吐いた。
「こ、ここが寝子島高校……!」
自分と同じ制服を身に纏った新1年生達の姿を見ていると、とうとう入学式なんだ、と思う。
けれどその一方で、慶介は、何だか自分がまだ、中学生のままのようにも感じるのだった。
(……不思議だな。もう、卒業したっていうのに……)
そんなことを思いながら「この列に並べばいいのかな……」と視線を泳がせていると、
――どんっ!
と衝撃を感じて、慶介は「わっ」と小さく声を上げて弾き飛ばされた。
入学初日から皆の前で転がる事態を避けられたのは、ぐいと腕を掴まれたからだ。
「悪ぃな、気付かなかったぜ」
痛いほどの腕の力に支えられて、何とか体勢を立て直す慶介。
腕の主は、強面のこちらも新1年生――
魚塚 源三
だ。
既に受付は済ませた様子で、胸元には黄色のリボンが光っている。
「あ、ありがとう」
「礼を言われることじゃねぇよ。少しでも生意気な態度だったら、ぶん殴ってたところだ」
物騒な言葉を耳に慶介が頬へと汗を伝わせているのには気付かずに、
「あーくそ、面倒臭ぇな」
と、源三は角刈りの頭をがしがしと掻きながら大股に歩み去っていく。
細く息を漏らして、慶介は先ほどの列に並んだ。
暫く並んだ後に手渡されたのは、先ほど源三が胸に飾っていたのと同じ黄色いリボン。
けれど、辺りに目を走らせれば黄色のリボンは少数派、大多数の新1年生は紅白のリボンを受け取っている。
(うーん、色に意味はないのかな……?)
不思議に思いながらも、慶介は人の流れに従って、入学式の会場へと向かった。
ぴしりと着こなした制服に、犬耳帽子を合わせているのは
パトリシア・プロウライト
。
丁度すれ違った慶介の姿に、パトリシアは「わひー!」とテンション高く声を上げた。
「いよいよ入学式なんだね~! やっぱり右も左も寝子高生! みんな寝子高生服!」
何を隠そう、世に溢れる制服を愛して止まないのがこのパトリシア嬢である。
周囲がざわざわとしているのをこれ幸いと、犬耳帽子へと小声で話し掛けるパトリシア。
「ねえ、マルク。どう? 似合う? かわいくない!?」
『あー、はいはい。似合う似合う』
ろっこんが発動して、犬耳帽子に宿った人格――マルクが、おざなりに応じる。
「今日からパティさんも寝子高生! これが心オドルってやつだよね~! きゃー!」
『おい、わかったから、ちょっと落ち着け』
パトリシアとマルクがそんなやり取りを繰り広げているところに、
「――ねえ、君。リボン、まだ貰ってないのかな?」
と、背後から声が掛かった。慌てるパトリシア、しれっと黙るマルク。
「混んでるからわかりにくいけど、あそこに並ぶと貰えるよ」
「あ、ありがとうございます! ええっと……」
「ああ、今日の僕は、入学式のお手伝い係みたいなものだよ」
ぱくぱくと、手にはめた猫パペットのハルくんを操って
恵御納 夏朝
が言う。
言いながら、夏朝の眼差しはじぃとパトリシアの犬耳帽子へと注がれていた。
「あっ、この帽子、お気に入りで、駄目ですか?」
「え? きっと大丈夫……だと思う」
「うぴゃー! 本当ですか!?」
「うん、厳しい先生に見咎められなければ。見てたのは……可愛かったから、つい」
そう応じて、「素敵な入学式になるといいね」と夏朝はハルくんに手を振らせる。
ありがとうございますっ! と頭を下げて、パトリシアは夏朝に教わった列へと急いだ。
「マルク、一緒に入学式に出られるね! パティさんのカッコいいとこ、見ててね!」
『ああまあ、ちゃんと見届けてやるよ』
受け取った黄色いリボンを手にパトリシアが「およ?」と首を傾けることになるのは、そのすぐ後の話。
パトリシアの姿を見送って、夏朝は思う。
(僕達の入学式から、もう1年か……)
寝子高の2年生として、新しい1年生の皆に少しでも貢献したい。
そんな気持ちから、夏朝は入学式の手伝いを買って出たのだった。
(今年は、どんな入学式になるんだろう)
昨年の《新入生の誓い》のことを思い出す。
あの日の
ののこの誓い
は、今も記憶に新しかった。
(今年の新入生さん達は、どんな誓いをするのかな?)
そんなふうに想いを馳せていたら、「夏朝ちゃん」と名前を呼ばれた。
「ここはもう大丈夫ですから、会場の方をお願いできますかしらぁ?」
振り返れば、新任の
四十九院 鸞
先生の姿。口元が、艶やかに弧を描いている。
「うん、わかった。向こうでは何をしたらいいんだろう?」
「音響の方を手伝ってほしいと聞いてますわぁ。ここは、あとは私が」
夏朝ちゃんが手伝ってくれて助かりましたわぁと、四十九院先生は微笑んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月26日
参加申し込みの期限
2017年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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