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新年度のはじまりはじまり。芸術科編
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●互いの音楽
神嶋 征一郎
は
シャロン・ナイトプレッジ
に手を引かれて、美の泉までやってきた。
ここはグラデーションの温泉というだけでなく、肌につけると美しさが増すだとか、
まれに伝説の美の人面魚「ビジョーニャ」が現れるなど話題は尽きない。
「虹色の泉に美の人面魚か」
征一郎は関心がなさそうに言った。
寝子島に来てから、珍しい物や事件に触れすぎて
そういった感覚が麻痺している。だからこれらの話も今更驚くことでもない。
そもそも後者は本当にいるのかすら疑わしいと思っている。
「ふふ、もし人面魚が本当に美人ならキスのひとつもしてみたい?」
「……それは本気で言ってるのか。人面魚との口付けは遠慮願う。てめぇなら絵にはなるかもしれねぇが」
「冗談よ」
そんな会話を交わしながら適当な場所に腰を落ち着けると、それぞれお弁当箱を広げる。
征一郎はサンドイッチ。
シャロンはホットクロスパンにジャムサンド。
それらを口にしながら、少しの間、泉を眺めていた。
そして、どちらともなくお互いのことを少しずつ話し始めた。
専攻や将来の夢など。
征一郎はシャロンが同じ音楽専攻という点に興味が沸いた。
それを感じ取ったのか、シャロンは一呼吸置くと、こう切り出した。
「折角だから身の上話もしましょうか」
「私は初恋の人、そして私の人生と見える世界が変わるほど素晴らしかった彼の音楽を追って英国から来たの」
「でも『ただお近づきになりたくて日本の芸能界まで来た』なんて、彼にも、私の仲間である彼のファンの人にも思ってほしくない」
「だから長かった髪も切って染めたし芸名で歌ってるわ。心のどこかで見つけてほしいとも思いながらね」
征一郎はシャロンの話を黙って聞いていた。
そしてシャロンの話が一区切りついたのを確認すると口を開く。
「お前の歌声は生憎聴いた事がないが既に芸能活動してるんだな。今度聴く」
その言葉が嬉しかったのか、シャロンは笑顔を浮かべた。
(不器用な迄に真っ直ぐだが、悪くねぇ。少しだが今日話してかなり頑固だという事も分かったし)
自分と似通っている部分も少しあるか、と内心思う征一郎であった。
そんなことを話しているうちに、持ってきた昼食も食べ終わった。
シャロンはそれを片付けると、持ってきた白い加工紙を泉に浸ける。
すると泉と同じようなグラデーションに染まっていく。
それを半分に割いて征一郎に渡そうとする。
「セイル、あげる」
「要らねえ」
「今日は記念だから。そんな事言わずに、ね」
結局無邪気な笑顔に押し通され、受け取ってしまった。
(栞にするか)
征一郎はそう思いながら、綺麗に染まった紙をしまった。
* * *
●ハプニング
「期間限定の温泉があるなんてびっくりだね♪」
響 タルト
は美の泉に到着すると嬉しそうに声を上げる。
泉はとても深いため、なかに入ることは難しそうだ。
またここには美人の人面魚がいるらしく、タルトは興味深々だった。
「これ、入ると性別が変わる泉とかじゃないよね?」
そんなことを冗談まじりにいいながら、泉を覗き込む。
さらに奥を覗こうとしたときにうっかりバランスを崩し、頭から泉に落ちてしまう。
その拍子にろっこん『チェシャ猫』によって、猫に変身してしまった。
「にゃー!」
猫になっている間は人の言葉が使えない。
浅い場所なので惨事になることはないが、いささか困った状況である。
(うわあ、もしかして虹色猫になっちゃったかな……)
(美しさ120%になるっていうけど、ほんとかなあ)
(風邪ひく前に元に戻りたいなあ)
色々なことが頭のなかに浮かんでくる。
すると、ふっと自分の体が持ち上げられるのを感じた。
次の瞬間には泉から少し離れた地面の上にいた。
そこには
川添 かおる
の姿があった。
「いやぁ、巡回してたら溺れそうな猫を見つけるとはねぇ」
かおるは猫に一通りケガがないことを確認する。
タルトはその手が離れる頃合をみて、元の姿に戻る。
「ありがとうございます、助かりました~」
タルトが礼をいうと、かおるは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐにいつもの眠そうな目に戻った。
(まさか、かおる先生に助けてもらうと思わなかった)
(かおる先生のこと、僕てっきり美青年だと思っていろいろカップリングの妄想をしてたんだけど)
(僕っこもいいよね♪)
タルトの脳内では様々な妄想が駆け巡る。その勢いで出てきた言葉。
「あっ、先生! 好きなカップリングは何ですか?」
かおるは頭をかるく掻きながら、困ったような迷っているような、そんな様子。
もしかしたら言葉の意味自体が通じていないのかもしれない。
そこでタルトは、芸術科の先生ということで普通に美術の話を振りなおす。
かおるはこの話題には応じた。
工芸・彫刻の先生なだけあって、その方面には明るいらしい。
他にも色々なことを話し終えると、先生は巡回に戻っていった。
また猫になっても大変なので、タルトは泉を眺める位置で弁当を広げる。
お弁当は自作のBL弁当。
「ベーコンレタスが入ってるのはお約束だね」
海苔アートで顔を書いたり、ほかのおかずも色々入っている。
ちょっとしたハプニングに見舞われたものの、なかなか楽しい時間になった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月18日
参加申し込みの期限
2017年06月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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