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新年度のはじまりはじまり。芸術科編
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●泉での過ごし方
旅鴉 月詠
は
小山内 海
、
篠宮 六花
とともに千年杉と美の泉へ向かっていた。
特に約束していたわけではないが、目的地も同じなので3人で行くことに。
(山登りは苦ではない。とはいえ、午後からってかなり強行軍だと思う)
(まあ、やるんだけど。インスピレーション探しに結局外に出るんだし)
月詠はそんなことを考えていた。
横では海が何か書いている。
(なんでも虹色の温泉があるとかって聞いたけど、なんだかすごそうだね)
これには海だけでなく六花も興味を示した。
たしかに虹色の温泉は珍しい。というよりも、この場所以外で見られないだろう。
浸した紙を乾かすと虹色に染まるという話もあり、興味の尽きない場所だ。
道中を楽しい会話で満たしながら、目的地を目指す。
* * *
深縹 露草
は午前のバイトが終わり、午後の自由時間を九夜山で過ごそうと考えた。
おにぎりなどを詰めた弁当に、スケッチブック、
画材やソーイングセット等を持っていざ出発。
荷物を抱えながら、山道を少しずつ登っていく。
「そういえば『千年杉』なる古き良き樹があるそうですが、どんな素敵な……」
すると目の前に3人組の姿を見つける。
月詠たちだ。
「……おや? 先客ですね。寝子高の方々でしょうか」
さっそく挨拶をしようと少しだけ早足になり、近づく。
「こんにちは、いい天気ですね……ふふ」
露草は自分の名前を名乗る。
月詠たちも軽く挨拶を返す。
「午後に時間ができたのでスケッチに来たのですよ。皆様は……イベントですか?」
「寝子島高校のレクリエーションで千年杉と美の泉へ向かうところです」
「美の泉ですか」
千年杉は聞いたことがあったが、美の泉とはいったいなんだろう。
露草は疑問に思ったが、話によると千年杉からさほど離れてないようなので
千年杉のスケッチをしたら立ち寄ってみようと考えた。
露草は道の途中で月詠たちと別れ、それぞれの目的地へ。
* * *
ほどなくして、海たちは美の泉に到着した。
噂どおり、中央から青~緑~黄~赤と、色彩豊かなグラデーションを描いている。
(わっ、すごいきれー。こんなの見たことないよ)
「綺麗だな……」
海はその美しさに感動し、六花は泉の色や揺らぎに目を奪われている。
そんななか、月詠は適当なところに座ると、かばんから1枚の絵を取り出す。
そこには弁当が描かれていた。しかし、これはただの絵ではない。
月詠のろっこん『絵空事』によって、
調理後すぐに封印された『紛れもない本物の弁当』である。
それをもとに戻すと温かいままの弁当が現れた。
塩味のみを効かせて、のりを巻いただけのおにぎり。
おかずは唐揚げ、卵焼き、ウインナー。
それらをレタスで仕切り、彩りにプチトマトが添えられている。
まさに理想的な弁当のカタチといえるだろう。
そして傍らにはよく冷えた緑茶入りの水筒。
「どうぞつまんで。そして皆が食べてる様を描かせてくれ」
六花たちは勧められた弁当を口に運ぶ。2人とも満足そうに頬を緩ませる。
月詠はそういった表情をラフで5分ほどかけて描いた。
昼食も終わり、3人は改めて泉のほうをみる。
月詠はその色を見ながら様々なことを考える。
(噂の泉……落ちるとどうなるのだろう)
(肌が虹色になる? 虹色の肌とは……歩くネオンサイン……)
(服を着たまま落ちるのはなかなかに滑稽だな)
(染物によさそう。虹染めは技術がいるから)
(あ、人面魚だ。肌は虹色ではないようだ。テカってるけど)
その横では海が屈んで、靴と靴下を脱いでいる。
どうやら足を泉に入れようとしているようだ。
(温泉だから入ってみたくなるけどさすがにこの場で入るわけにもいかないね)
(足湯なら大丈夫かな、タオルも持ってきてるし)
海は気持ちよさそうに足をゆっくりと動かす。
虹色の水面が、それにあわせてゆらゆらと揺れる。
さて、この泉には紙を浸して乾かすと虹色に染まるという話がある。
月詠はそれをさっそく実践しようと、スケブ用紙から数枚切り取ると泉に浸す。
そして風で飛ばないように注意しながら乾かしていく。
すると紙が泉と同じ虹色に変わっていく。
(おや、紙をひたすと虹色に染まるのか)
六花は月詠の作業を不思議そうに見つめている。
(……これって、紙じゃないと駄目なのか……?)
(このまま飛び込んだら、カーディガンが虹色に染まったり……しないか)
(……あっ、俺泳げない)
六花は自分のアイディアを諦めきれず、しばらく水面を見つめていた。
しかし、まぁいいかと別の手段を考える。
「んー……そしたら、やっぱこれだよな」
そういいながら六花は五線譜を取り出した。
それを月詠と同じ要領で虹色に染め上げる。
「この美しい五線譜の上に、どんな音を乗せようか」
嬉しそうに微笑むと、大事にしまった。
気づけば海も絵を描く準備を始めていた。
しかし海は紙を染めるのではなく、泉の色を筆で拾おうと考えていた。
筆先には絵の具を混ぜるときには得られない、独特な色ができていた。
さらさらっと風景をスケッチブックに描くと、その筆で色を塗っていく。
普段とは違う色の乗り方が新鮮で、夢中で筆を動かす。
この時間、この場所で描いた思い出の1枚になるだろう。
月詠も紙の準備が整い、作業にとりかかる。
人面魚は泳ぐ姿を覚えているうちに、染めた紙とは別の紙にラフスケッチ。
これを本格的に描くのは帰ってからにしようと決めた。
染めた紙にはこの温泉を表現する。もちろん人面魚もそこに描く。
虹色の温泉で染めた紙に、その温泉そのものを表現するというのはどこか不思議だ。
しかし、だからこそ、寝子島の不思議な絵として明確に残せる。
月詠はこの絵を見るたびに、ここで過ごした時間を思い出すだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
25人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月18日
参加申し込みの期限
2017年06月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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