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新年度のはじまりはじまり。普通科編
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●アヒル、生足添え
(アヒルボート、可愛いなぁ。乗りたいなぁ……)
三夜湖に浮かぶ、愛くるしい表情のアヒルボート。
そしてそのボートを更に愛くるしい表情でじぃっと見つめるのは、
日々野 結衣香
。
(でも、1人で乗るのは難しそうだし……)
ゆっくりと辺りを見回せば。
(他にも乗りたい人はいないものでしょうか……? ……あ)
結衣香同じくアヒルボートに熱い眼差しを送る少女がいた。
茶色い髪をツインテールにし、様々な可愛らしいアクセサリーを身につけた、
犬杜 初
である。
(あの方も、アヒルボートに興味があるのでしょうか?)
だとしたらぜひ一緒に、と結衣香が初の方へと向かっていくと。
「お、初ちゃん! 何何? ボート乗りたい?」
俺、精一杯漕いじゃうよーっ、っと明るい声を上げながらダッシュで初に近づいたのは
八十八旗 信彦
。
「あら、あんた。ういの気持ちがわかったの?」
「そりゃあレディの眼差しから気持ちを察することぐらい、紳士的言動を心掛ける俺には朝飯前だぜ」
「へー」
興味なさそうな初の返答にも、キラリと歯が輝きそうな勢いの爽やか笑顔を崩さない信彦。
そんな信彦に初はクールな眼差しを向ける。
「見てたわよ? 彼女とクラスが離れてしまってあぁんなに悲しんでたの」
「安心していいんだぜ、初ちゃん。俺、気付いたんだ……!」
ミュージカル俳優かの如く、クルリとターン。アンド ターン。すると信彦の胸元から真っ赤な薔薇が一輪現れ。
「例え、物理的な距離が離れたとしても、心理的な距離が縮まれば……問題ないさー!!」
それはそれは良い声で、高らかに信彦は持論を叫ぶ。
「むしろ彼女を心配させないためにも、いち早くクラスに馴染めるようにも、クラスメイトと親睦を深めようじゃないかっ。なぁ、初ちゃん!」
初へと向けた赤い薔薇。
その薔薇を初はそっと摘まみあげ……そのまま
「あげる」
近づいてきていた結衣香へ横流した。
「え? い、いいんですか?」
「いーのいーの。ね、いいわよね?」
「ははは! レディの手に渡るならばその薔薇も本望だぜ!」
ありがとうございます、と結衣香は丁寧にお辞儀をした。
「ねぇ、あんた。あんたもあのボート、乗りたそうだったわよね? 一緒に乗る?」
初が結衣香に問えば
「私も、お誘いしようと思ってたんです」
嬉しそうにニコニコ笑顔を見せる結衣香。
「じゃあ、漕ぎ手よろしくー」
「喜んでッッッ!!」
信彦は飛脚の如く、シュタタタタッ! とアヒルボートを借りに走るのだった。
そんなボート乗り場には、
龍目 豪
の姿があった。
(三夜湖……冬に先輩と一緒に来たっけな。どうしてるかな……)
しんみりと、先輩と過ごした時間を思い出す。
(先輩みたいにボートで立ちあがるような奴がいないとは思うが、念のため備えておくか)
春の水はまだ冷たいぜ、と豪は救命道具を用意した。
そして、寝子島の生徒であるなしに関わらず、豪はボートに乗る人々に声をかける。
「備えよ常に、だ。万一を考えてつけておいて損はないぜ」
幼い頃からボーイスカウトに所属し、今は探検部の副部長である豪。
(今日は一年がいないから部活の勧誘はできないが、知り合いは増やしておくに越したことはないよな)
ボートの操作もお手の物。かつ、危機管理能力は人並み以上なわけで。
傍らにはロープ付きの浮き輪とバスタオルを用意。
「兄ちゃん、若いのにしっかりしとるねぇ」
と、ボート乗り場のおっちゃんは豪快に笑った。
「すみませーん、アヒルボート貸してくださーーい」
信彦が貸出場に現れれば
「あれ? ノブヒコか」
「ゴウくん!? え? 何? バイト?」
「いや、そういうわけじゃないが。ボートに不慣れな者が多そうだからな。念のために待機してるんだ」
実を言えば、信彦は悩んでいた。
可愛いレディを二人、アヒルボートランデブーするのはとても光栄なこと。
……だが、イケメンにパワーなし。レディの前で途中でバテる姿を見せることなど言語道断!
「豪くん先輩~、ちょっとお願いが~」
かくして。
優雅にすいすいとアヒルボートは進んでいた。
「ったく、あんた何早々にギブアップしてんのよ」
初が信彦に視線を送れば
「とんでもない! ここはボートのプロフェッショナルである豪先輩に正しいアヒルボートの漕ぎ方を教授して貰うという……」
「八十八旗さんが漕ぐより、とっても早いですね」
「普通のボートより全然楽勝だぜ。ただ足を動かせばいいだけだからな」
すっかり意気投合した4人はアヒルボートで湖面を楽しむ。
「いいか? アヒルボートと言えど、くれぐれも暴れまわったりするなよ? まぁ大丈夫だとは思うが……」
豪の声に、他の3人は生徒の如く『はーい』と声を合わせる。
「気持ちいいですねぇ」
「そうね」
湖から陸側を見て楽しそうな初。思いもよらず大人数でアヒルボートを快適に楽しむことが出来、結衣香も笑みを見せた。
――♪~♪~
リラックスした結衣香。つい口笛を吹く。
「結衣香ちゃん、渋い曲知ってんだな」
信彦がその時代劇のテーマに気付いた瞬間。
ザパリ。
結衣香のろっこんが発動した。
戦国時代の武将が水面からニョキリと姿を現し……
「な、なんだありゃあ!?」
「ちょ、おい、ノブヒコ暴れんなって!」
「いやだって、いきなり水辺に戦国武将がッッ」
「え? 何? 昼間から怪談!? ってかあんた、揺らさないでっ」
「あぁあ、ござるさん……!」
皆が水面を見れば、武士はまたブクブクと湖に沈んでいく。
「何よ、何もいないじゃない」
豪と初の視線には何も映らなかったようだ。
「いや、本当にいたんだよ、甲冑を着た男の姿が……」
「ノブヒコ、そんなわかりやすい嘘を……」
だが次の瞬間。
湖から……青白い生足が2本……にょっきりハッキリと出ているのを4人は目撃した。
「「ぎぃやあああああ!!!!!」」
「おい、二人共落ち着け、暴れるなっっ」
(あぁあ、ごめんなさいぃぃぃ……!)
陸でアヒルボートを見ていた生徒たちが、突然アヒルボートがガタガタ揺れる異変に気付き。
「あ、金髪の人が……」
豪が何かあった時用に用意した浮き輪や着替えが、大いに役に立ったことだけは記しておこう。
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担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月23日
参加申し込みの期限
2017年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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