this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
新年度のはじまりはじまり。普通科編
<< もどる
1
…
24
25
26
27
28
…
34
つぎへ >>
●智瑜のお願い!
桐島 義弘
は眼鏡の奥の瞳を輝かせていた。
ピクニックという開放的な行事と言えども、寝子島生徒として皆が風紀を乱すようなことはあってはならない。
彼が受け持つ3年3組の生徒はおろか、義弘が三夜湖の周りを歩けば、自然と背筋が伸びる者も少なくない。
そんな義弘を、こっそりと尾行する者もいた。
――
宮祀 智瑜
である。
(義弘先生に声をかけたい……)
こっそり機会を伺う智瑜。だが生徒たちを見守る義弘はなかなか一人きりにならない。
(学年も違うし、話しかけ辛いです……)
義弘の後ろをひょこひょこ着いて行くと、ボート乗り場の前に来た。
幸い、周りにはボート乗り場のおっちゃん以外、誰もいない。
「義弘先生!」
突然声をかけられ、サッと振り向く義弘。
「宮祀か、どうした」
冷静を装いつつも、どこか構えた様子の義弘。視線だけで周りの状況を確認しているようにも思える。
「先生、一緒にボートに乗りたいです!」
出来るだけ、無邪気に振舞う智瑜。
「宮祀、今日の私は遊びに来たわけではなく、引率として……」
「兄ちゃん、そんな固い事言ってないで、ほら、一隻乗ってみぃ、ほら!」
物凄く気さくなボート乗り場のおっちゃんが義弘に声をかけた。
見れば、男女でボートに乗る者もたくさんおり……
「ダメ、ですか……?」
智瑜が潤んだ瞳で義弘を見上げれば。
「あぁ、わかった。だが私はボートを楽しむわけではない、湖から皆の様子を監視するのであって……」
「あぁ、はいはいお兄ちゃんとお嬢ちゃん、このボート乗って、ほら」
「はーい」
おっちゃんに促されるまま、二人はボートの座席に誘われるのだった。
思えば、修了式の日。
義弘の机に伏せられていたプリント。
あの時、既に新学期の担任の割り振りは決まっていたのだろう、と智瑜は思っていた。
「終業式の日、先生はもう3年3組の担任になるって分かってたんですよね?」
「……それは教師として答えられない話だ」
いくらかの無言の間の後、答える義弘。そして黙々と、力強くボートを漕いでいく。
そんな彼の姿に、ズボンが破けないか心配しつつも……義弘の言葉に寂し気に眉をひそめた。
「授業でも会えなくなっちゃうのは寂しいです……」
義弘のクラスになるのを夢見ていただけに、担任でなかったどころか、数学担当が義弘でなかったこともとても辛く、悲しい。
思わずため息が出る。それどころか涙まで出てしまいそうな所を、ぐぐっと堪え。
智瑜は力強く義弘を見据えた。
決心を感じさせるその視線に、義弘はボートを漕ぐ手を思わず止めた。
「……義弘先生。朝、一緒に登校してもいいですか?」
「な!?」
突然の智瑜の想定外のお願いに、義弘はやはり固まった。
「だって、先生2年4組に来ることないですし、職員室に行っても会えるとは限らないし! だったら、朝会うしかないってことで! ちょっと早めに家を出たら大丈夫だと思うんです!」
一息で、また真剣な瞳で訴える智瑜。
「……宮祀。教師が生徒と時間を合わせて出勤できるわけがないだろう」
義弘の言葉に、智瑜は俯いた。
そう言われてしまう可能性も考えてないわけではなかったが、やはり現実に聞いてしまうと、流石に落ち込んでしまう。
項垂れた智瑜の頭に、義弘の声が続く。
「……私は、毎朝規則正しく行動している」
義弘の言葉に、智瑜は顔を上げた。
彼の表情は陸の方を向いたまま。
「出勤の28分前に自宅を出て、その3分20秒後に歩道橋を渡る。その6分10秒後にコンビニでお茶を買い、駐車場の隅で一口飲み、20秒休憩する。……そういえば、ここで生徒と遭遇することは少なくないな」
きょとんとした表情のままの智瑜。
「……たまたま生徒と遭遇すれば、目的地が同じである以上、話をしながら出勤する可能性はあるだろう」
義弘は相変わらずそっぽを向いたまま。
(拒絶されたわけじゃ、ないんだ)
智瑜は零れそうだった涙を手でそっと拭う。
「先生、ありがとうございますっ」
「別に礼を言われる筋合いはない。私の予定を伝えたまで……っと、宮祀、あまり動くな、ボートのバランスが……」
義弘に抱き付きたくなるのを必死でこらえ、智瑜は満面の笑みを見せるのだった。
<< もどる
1
…
24
25
26
27
28
…
34
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
新年度のはじまりはじまり。普通科編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月23日
参加申し込みの期限
2017年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!