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新年度のはじまりはじまり。普通科編
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●離れてから繋がる縁
鷹司 凜太郎
、
神野 美野梨
、
スピカ・フォーツ
は3人とも旧1年4組だった。
だが、クラスメイトであっても仲良しのグループだったわけではなく。
凜太郎に誘われ、ピクニックの時間を共に過ごすことになった3人。
手頃な木の下でそれぞれが準備してきたお弁当を広げていた。
「スピカさんと、こうしてお話する機会が出来て嬉しいわ」
美野梨がスピカの青い瞳を見つめ、微笑んだ。
「私も……」
言葉少なだが、スピカの表情には喜びが見て取れた。
美野梨もスピカも同じ天文部に所属している。
スピカは観測と計算に没頭し、他の部員と話す機会は極端に少なかった。
美野梨もまた、積極的に人付き合いをするタイプでもない。
お互いの存在を認識しつつ、しっかり話すのは今日が初めてかもしれない。
「星の名前で、素敵だと思っていたわ」
「もともと、天文やってる家系だから……親が、影響受けてて……」
ほうほう、と凜太郎も相槌を打つ。
「二人は同じ部活だし、これから交流が増えそうだね。僕とスピカ君とは同じゲームで遊んだ仲だし」
「そう、ね」
凜太郎と同じゲームで助け合い戦った日を思い出すスピカ。それはとてもとても楽しい経験だった。
これからはゲームの世界だけでなくリアルでも仲良くなりたい、とスピカは改めて思うのだった。
美野梨が用意したお昼ご飯は、サンドイッチ。手軽に作ることが出来、挟む具材によって栄養バランスも整えられる。
今日のサンドイッチは……
「ちくわサンド……?」
珍しい、とスピカは美野梨のサンドイッチに興味津々の表情を見せる。
そんなスピカのお弁当は、タケノコご飯を中心とした春の旬を意識したお花見弁当。
お弁当のおかず交換を見越し、多めに作っておいたスピカのお弁当……だが。
「……リンタロウ、凄い、お弁当……!」
スピカは、凜太郎のお弁当を見て目を丸くした。
上には上がいた。
凜太郎のお弁当は塗りの渋い三段重ねのお重。一人分のお弁当としてはかなり多い量に見える。
また、お重の中身も、二種類の俵型のおむすびに鳥の照り焼き、出し巻き玉子やエビフライ。南瓜の茶巾絞りなどなど……。
「凄く豪華ね」
ボリューム、また見目麗しいお弁当に美野梨も思わず声を上げた。
「僕は寮に入るまで家事というものをしたことがなかったんだ。だけれど、星ヶ丘寮は台所もあるし、去年から料理の勉強を始めたんだ」
一年経ち、それなりに料理に自信のついた凜太郎。
「二人に味見してもらって良いかな? ……一人で食べる量じゃなくなっちゃたんだ、あはは」
苦笑するように笑む凜太郎に、勿論、と二人は応える。
「……全部、一人で……?」
スピカ自身、料理は得意分野である。
だからこそ、凜太郎のお弁当の手の込みようがいかに凄いものなのか理解できる。
菜の花と帆立の炒め物を頬張れば、絶妙な火の通り具合。
「……美味しい」
「この牛蒡と三つ葉の胡麻和えも、とても美味しいわ、料亭の味と言われてもわからない位よ」
美野梨も口を動かし、その味を堪能する。
「二人にそう言って貰えて嬉しいよ。良かったら遠慮せず、どんどん食べてほしいな」
「リンタロウも、良かったら……私のも、食べて」
「あぁ、ありがとうスピカ君」
凜太郎は綺麗な箸使いで上品に、スピカが作ったタケノコご飯を口に運んだ。スピカがドキドキしながらその表情を見守れば。
「あぁ、美味しい。やっぱり作る人によって味付けは変わるね。とても美味しいよ、好きな味だね」
スピカは安堵の表情を見せる。そして美野梨のちくわサンドをいただけば、その初体験の組み合わせに新たな刺激を受け。
「お弁当の交換、楽しい……」
スピカの言葉に、美野梨も凜太郎も笑みを返した。
「寮と言えば……鷹司くんは星ヶ丘寮で、スピカさんは桜花寮よね。私は猫鳴館だから、三つの寮生がそろったわけね」
「そうだね。寮のお陰で料理する習慣がついたよ。猫鳴館はどうだい?」
凜太郎が美野梨に問えば
「本当は星ヶ丘寮に入るつもりだったから、猫鳴館では最初は戸惑うことばかりだったけど……」
美野梨の言葉に、スピカは首を傾げた。
「猫鳴館……。古い、印象しかない……」
「確かに古いわね。でも今は、興味深いことが盛りだくさんの寮だと思っているわ」
美野梨が猫鳴館で起きたことを説明すれば、二人共興味深そうに話しに聞き入り。それぞれの寮の違いは話のネタが尽きない。
「他の寮、調べたこともなかった……」
「寮によってこんなに違いがあるなんて、興味深いよね。あ、そう言えば二人は委員会とかどうするのかい?」
僕は今年も風紀委員だけど、と付け加えれば、美野梨が
「今年も引き受けてくれありがとう。私は部活も忙しいから……」
その言葉にスピカも頷いた。
「そう言えば、美野梨君は生物部にも所属してたよね? ご飯を食べ終わった後、湖畔でも見に行くかい?」
凜太郎の言葉に美野梨は嬉しそうな表情を見せた。
三夜湖に生息する生物を調べるのは楽しみな事の一つだった、が。
「でも、せっかくのピクニックだし、私の興味に付き合わせるのは申し訳ないわ」
「ミノリ、私も……見に行きたい。実は、生物系も興味あるの……」
スピカがおずおずと言葉を紡ぐ姿に、凜太郎は。
「それじゃあ、決まりだね」
「ありがとう。お言葉に甘えるわね」
美野梨が笑めば、スピカも微笑みを返した。
「昼間の湖は勿論、九夜山から見る星は綺麗よ。……いつか、三人で見に来る機会があるといいわね」
「そうだな、ぜひ来よう」
凜太郎が約束するように大きく頷けば、スピカもコクリと頷くのだった。
お弁当の片づけをし、3人は並んで湖畔へと歩いて行く。
(きっと。今年は更に、みんなと仲良くやっていけるはず)
美野梨は温かな気持ちに包まれるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
51人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月23日
参加申し込みの期限
2017年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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