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新年度のはじまりはじまり。普通科編
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●3年1組の光景
3年に学年が上がった所で、変わることなどない。 By
黒兎 都
だって、今日だって通学途中、愛しのヌコ様に近づいたらコンマ3秒で逃げられたのだから。
それだって平常運転、変わりない。
むしろ急にヌコ様たちがワラワラワラワラ、我も我もと都に寄ってきたら、喜ばしいと同時に天変地異の訪れを感じてしまう、かもしれない。
相変わらず都は黒いパーカーを制服の下に着込み、相変わらず黒髪はボサボサで、テキトーーに校長の話を聞き流していた。
(やー。うん。特に変わることはないよね、特に何も変わらんよね)
都にとって、やや伸びたボサボサ髪がミディアム丈になっても……それは、変わらないことと同じ。
(いやまぁ、受験は待ってるけど、特に変わらんよ。平常運転な寝子島ライフ)
うんうん、と一人頷く都さん。
ハタから見れば、校長の長話に感銘を受けてるように見えなくもない。
(受験は思考から外しておくべき事項だから。……真面目な子を除いて)
そして、カッ! と目を見開く(但し前髪が邪魔して見えない)
カメラ目線で(始業式をそれとなく撮影している写真部のカメラだよ!)
「真面目な子はちゃんと考えるのよ! 一生の選択よ! おねーさんとの約束だ!」
ビシィッ! とカメラに指を差す……仕草を、ギリギリ我慢した。
こんな思考も、いつもと変わらぬ都さんクオリティなワケです、はい。
3年1組の教室に向かいながら、ふぁあぁあ、と欠伸をかみ殺したのは
北里 雅樹
。
立ったまま寝てしまうかと本気で思えた校長の話から解放され、やっと新しいクラスへ辿り着いた。
己の席を確かめれば、睡魔にお誂え向きの良い日当たりが待っており。
ぼんやりと、しばしのまどろみを楽しむことに雅樹は決めた。
そんな春の陽気をいっぱいに浴びた教室にやってきたのは
大天使 天吏
。
笑みを絶やさず、その軽やかな姿は鼻歌でも聞こえそうな程。明るい笑顔と共に、クラスメイトへ自分から挨拶を交わす。
「おはよう。これから一年間、よろしくね」
「おはよう、こちらこそよろしくね。……って、あら!」
確か、去年も同じクラスだった女生徒だ。驚きの表情で天使の左目に視線を送った。その視線を受けて
「目の病気もようやく治って、元気いっぱいなの」
「そうなんだ! よかったね!」
左目の眼帯が取れたことに気付いたクラスメイトが、次々に天吏に声をかける。
……平常心で。フツウの女子として。
天吏は楽しそうな笑みを崩さず、周りの者たちと楽しい会話を行うのだった。
(新しいクラスって、ワクワクするね!)
周りのウキウキとした雰囲気に、自分の心も踊っていることに
レイ・ブライトン
は気付いた。
新しいクラスメート、新しい先生、新しい席。
一学年上がることで、新たな刺激がいっぱい増える。
(去年はあまりクラスでお話とかできなかったから、今年は友達増えると嬉しいな!)
周りを見渡せば、更にソワソワした気持ちがムクムクと胸いっぱいに広がる。
(この気持ちと興奮、ちゃんと記しておかないと!)
レイは書きかけのノートを机に広げ、夢中でペンを走らせた。
しばらく、夢中で創作活動に没頭していると。一人の男性の柔らかな声で現実に引き戻された。
「うふふ、おはよ~♪ みんな、よろしくね」
ガラリと開いたドアから現れたのは
早坂 恩
。
見た目も制服も男性であることに間違いはないが、その女性口調は堂に入ったもので。
顔を上げたレイの目の前で、恩の美しく長い茶色いおさげ髪が揺れた。
(あ、生徒会のヒトだ。確か……)
レイは即座に頭の中の記憶を結びつける。
「ねぇねぇ、キミ、セートカイの会計だよね? ハヤサカメグミくん!」
突然、しっかりとした声で名を呼ばれ、恩は振り向いた。
恩の視線の先には、柔らかでひよこを連想させるような金色の髪、緑色の瞳も印象的なレイが人懐っこい笑顔を見せている。
そんなレイに、恩もつられて笑顔を見せた。
「僕はレイ。よろしくね!」
赤いスクエアタイプの眼鏡に縁取られた緑色の瞳は人懐っこさを感じさせ。
「こちらこそ、よろしく♪」
恩の黒い瞳も、柔らかに細められた。
「4月もセートカイ、忙しいんでしょ? 大変だねぇ」
「あら、心配してくれてありがとう。嬉しいわ」
恩の女性口調は、かつて病院通いをしていた際に看護婦の言葉に影響を受けたため。
今は元気そうに見える恩だが、かつては入退院や病院通いを繰り返していた過去がある。
(身体を心配してもらえるのは嬉しいことよね)
恩は目の前で優しい輝きを放つ緑色の瞳に感謝をした。
実を言えばレイもまた、幼少期は病弱で寝室と病室の行き来があった身。
きっとこれから時間が経つにつれ、お互いの共通項を知ることになるだろう。
「よろしくね、レイちゃん♪ ところで……何を書いていたの?」
恩が開きっぱなしのレイのノートに目を落とすと……
「これ? 僕、小説を書いてるんだ」
「あら、素敵じゃない」
覗き込む恩に、レイは照れながらも
「今まではファンタジー小説ばかりだったんだけど、今年は学園ミステリに挑戦しようと思ってるんだ」
自分や新しいクラスメイト、先生とかをモデルとして登場させたい、と語るレイに、
「確かに、新しいクラスも個性的な人多そうだものね♪ 例えば、ほら!」
恩が視線を向けた先には、黒のパーカーを着込んだ少女の姿があった。
一喜一憂するクラスメイトたちの姿を、グテッと眺めていた都。
(同じクラスになった人も別のクラス行っちゃった人もまぁ、それぞれ適当に、のう)
何故に、彼らはそこまで感情を昂ぶらせることができるのか、と都は思う。
(だってクラス変わったからって今生の別れでもないし、同じ校内だからすぐ会えるだろうしの。休み時間とか……)
決してボッチなわけじゃない。友達がいないわけじゃない。だが、同学年に親友と呼べる存在はいないのかもしれない。
だからと言って、積極的に友情を育もう! と思えるほどのコミュ欲があるわけでもない都。流れに身を任せて居よう。それが我が人生。イッツ マイ ライフ……とか思ってた矢先。
恩から突然投げかけられた視線に気付き、都はキョトンとした表情を見せた。
そして目が合えば、笑顔を浮かべた恩とレイが都に近づいてきた。
「ねぇねぇ、何か面白い話なぁい?」
「僕、小説を書いてるんだ。何か面白い話とかありそうな気がする!」
「え? え?」
突然のロックオン状態に戸惑うものの。都はコホン、と咳払い。
「それでは、うちが出会う猫全てに逃げられてしまう切なくも悲しい物語を一席お披露目しようかのう」
興味津々の表情を見せる二人に、都は悲しき体験談を語る。
それは、涙なくしては聞くことの出来ない、壮大でスペクタクルな一大叙事詩……になりそうだったのだが。
♪キーン コーン カーン コーン
無情にも、始業のベルが教室に響き渡る。
「あらやだ! また聞かせてね!」
「僕も、ぜひ小説の参考にしたいなっ」
二人はそれぞれの席へ戻って行く。そんな背中を見送りながら。
(これも一つの流れ、だの)
都は一人、頷いた。
●3年1組の自己紹介
3年1組、担任は
永田 孝文
。
白髪交じりの髪は渋さを強調し、長着と羽織りがトレードマーク。
どこからどう見ても古文の先生、もしくは書道家だとか、和の教養を感じずにはいられない風貌だ。
「この一年、お前たちを受け持つことになった。お前たちにとって大事な一年、まぁ気合を入れつつも楽しくやっていこう」
眼鏡の奥の目を細める孝文。そんな担任の様子に恩は
(進路の相談も落ち着いて出来そうな先生だし、古文とかの授業が楽しみになるわね)
去年の担任、ウォルターも個性的ではあったが、純和風で頼り甲斐のありそうな雰囲気の永田も好ましい、と思うのだった。
「それじゃあ、順に自己紹介を……」
孝文が一人ずつ生徒の名を呼んでいく。三年生となった意気込みやこれからの進路など語る生徒に、孝文はふむふむと頷く。
そして名を呼ばれ。ふわりと立ち上がったのは
大天使 天吏
。
春の穏やかな陽光を浴びたように、両目を細め、柔らかな笑みを見せた。
そして教室内を見渡し。
「大天使天吏です。最終学年、いい思い出がたくさん作れればと思っています。これから、よろしくお願いいたします」
軽やかな声で言葉を紡ぎ、お辞儀をする。
他の生徒から「目が治ってよかったね!」など声がかかれば。
頭を下げたままで、深い笑みを天吏は浮かべるのだった。
「じゃあ、次は……北里。……北里?」
名を呼ばれた
北里 雅樹
。
既にまどろみから夢の世界に移行していた雅樹。
よく寝た、とばりに両腕を上げ、伸びをする。
「全く……春眠、暁を覚えずとは言うが、始業式から気を抜きすぎだろう」
苦笑する孝文に雅樹はアハハ、と笑みを返した。
「北里、自己紹介だ」
孝文に促され。
「……北里雅樹、猫鳴館に住んでる家出少年です」
放っておくと、また夢の世界に戻ってしまいそうに見える程、依然眠たげな表情の雅樹。
「それじゃ高校最後の1年間宜しゅうに」
カクン、と頭を下げる。
「北里、そのまま寝るなよ」
ふぁい、と欠伸交じりの返事を返せば、クラス中から笑いが起こるのだった。
都は飄々と
「ま、あれだ、同じクラスになった皆様、1年よろしくのー」
と自己紹介をサクッと済ませ。
また、恩は
「こんな喋り方だからびっくりさせちゃうかもしれないけれど、慣れてくれたら嬉しいわ♪」
と、周りに笑顔を振りまいた。
そして呼ばれたのは、
レイ・ブライトン
。
「
レイ・ブライトン
です」
立ち上がり、クラスメイト達に視線を送る。
「イギリス出身で、去年の途中から寝子高にきました。本が好きなので図書委員をやりたいと思ってます」
真剣な表情でキリッ! と挨拶するレイであった。が。
「……って、真面目に自己紹介すると疲れるね、うん!」
うんうんと頷きながら、レイは人懐こい笑みを見せ。
「こんな感じで日本語は特に不自由してないし、気軽に話しかけてくれると嬉しいな。日本の小説とか作家さんでオススメがあったら是非教えてね♪」
特に好きな作家の説明は、熱がこもり自然と身振り手振りも大きいものとなり。
「一年間、よろしくお願いしまーす!」
レイの明るい雰囲気に、皆がつられて笑みが零れた。
こうして、3年1組のHRは終わり。
みな、ピクニックへ向かう準備を始めた。
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日常
学校生活
コメディ
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1000人
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51人
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シナリオガイド公開日
2017年06月23日
参加申し込みの期限
2017年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月30日 11時00分
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