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激しい雨は突然に
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小山内 海
、
橘 千歳
、
御剣 刀
は3人で買い物を楽しんでいた。
その帰り道、急に激しい雨が降ってきた。
3人は慌てて適当な軒下に避難しようと駆け出す。
その間にも雨は激しさを増していく。
軒下に着く頃には3人とも程度の差はあれど、だいぶ濡れてしまっていた。
刀はすぐに荷物を確かめる。なんとか濡れずに済んだようだ。
「ふう、急な雨で焦ったけどとりあえずよかった」
刀は安心したように小さく息を吐いた。
海も買った画材や筆談用のスケッチブックを確認する。
こちらもどうやら濡れてないようだ。
(濡れちゃったら台無しになっちゃうからね、よかったよかった)
3人は雨の降る街並みに目を向ける。
すっかり暗くなって、激しい雨が地面に降り注ぐ。
おまけに雨足が弱まる気配はない。
このとき、3人は同じようなことを考えていた。
それを最初に口にしたのは刀だった。
「なあ、海と千歳は傘を持ってる?」
(持ってない)
「持ってないわ」
(2人も持ってなかったかぁ。なら雨が止むか小降りになるまでここで待たないとね)
「こういう時に備えて、いつも鞄の中に折り畳み傘を入れてるんだけど……」
そういいながら千歳は鞄の中身を確認する。
しかし、やはりそこに傘は入っていない。ふと、何かを思い出したように顔をあげた。
「そういえば先日、雨宿りしていたお婆さんに貸したんだったわ」
貸したまではよかったが、それから代わりの傘を入れるのを忘れたようだ。
(このままだと風邪ひいちゃうから、応急処置だけでもしておかないとね)
海は服の端を掴んで、少しでも水分を除こうと絞る。
また、鞄の中から買い物のときに買ったタオルで体を拭く。
千歳も鞄からタオルを取り出して拭き始める。
「2人とも身体冷やさないようにちゃんと拭いておけよ」
(刀君も体を拭いたほうがいいと思うよ)
「俺? いや俺男だし大丈夫大丈夫。そもそも拭くもの持ってないし」
「刀君は……やっぱりタオル持ってなかったのね。予備のタオル持っているからそれを貸してあげるわ」
「あっ、はい、ありがとうございます」
刀は千歳からタオルを受け取った。服を脱いで力いっぱい絞りつつ、体を拭いていく。
「傘が入ってなかったのはうっかりしていたわ。でも、お婆さんが濡れてしまうよりはマシだもの」
千歳はそう話しながら髪を拭く。
海も話を聞きながら、服の中にも手を入れて念入りに拭いている。
そんな2人をぼーっと見ていた刀は、あることに気づいた。
雨がかなり染み込んでいるのか、2人の服が透けていることに。
(言ったほうがいいよな……うん、もう少し見てから言おう)
濡れて透けている服から覗く肌の色や下着がどうにも気になってしまう。
こういうのをもう少し見たいって思うのは男として仕方ない、と自分に言い聞かせる刀。
そして心の中では、千歳に傘を借りたお婆さんにむけてサムズアップしている。
(何か背後から視線を感じるような……)
千歳はタオルで体を拭きながら、そんな違和感を持っていた。
海のほうを見ると、彼女はそっと頷いた。どうやら同じような感覚を抱いているようだ。
いま千歳と海以外にいるのは刀だけである。
(刀君、どうかした?)
「私たちのこと見てたみたいだけど」
「え」
不意に声を掛けられて戸惑う刀。
見ていたのは確かだが、その理由を素直に言うわけにもいかない。
そんな刀の口からとっさに出てきた言葉。
「あっ、その、手の届かないところ拭こうか?」
(何言ってんの俺!?)
平静を装っているが、言った本人が一番焦っている。どこか挙動もあやしい。
(ふ、拭こうかって……)
海は顔を真っ赤にしながらその提案を拒否した。
手が届かないところはあるので、それ自体はありがたい。
ただ、嫌がっているというより恥ずかしいといった様子だ。
一方、千歳は冷静に返答する。
「何? 拭いてくれる?」
「私たちが刀君に拭いてもらう必要はないんじゃないかしら」
「小山内さんと拭きあえばいいと思うし……でもその心遣いは善意として受け取っておくわ」
(まぁ、なんだか、あからさまに動揺しているのがすごく怪しいけど……刀君だしね……)
小さくため息をつく千歳。
しかし、千歳からすれば、いつも通りの刀なので敢えて深く突っ込まない。
(千歳ちゃん、背中の拭きっこしない?)
「いいわよ」
千歳が海の背中にタオル片手に手を伸ばそうとする。
その手を一旦止めて、刀のほうを見ながらこう言った。
「刀君? しばらく『回れ右』してようかな?」
「あっ、うん、そうだよね」
刀はすぐに『回れ右』をして2人に背中を向ける。
その後ろでは背中を拭き合っているであろう千歳と海。
どことなく楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
(顔赤くなってないよな俺?)
刀は内心そわそわしながら雨が止むのを待った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月10日
参加申し込みの期限
2017年07月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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