猫鳴館を知ってるかい？｜リアクション

猫鳴館を知ってるかい？

※お焚き上げバーベキュー

　これで一件落着……しないところが猫鳴館でありました。

「それでは最後の恒例、エロテロでござい。皆が右往左往してる隙に、アダルトな物を抜き取って燃料にしてバーベキューを設えてるよぃ」
　寮内に怒号が響き渡りました。
「ぎゃー！　厳選した薄い本が！」
「お宝ビデオがない！」

　いつの間にか瓢はエロ本やマンガの原稿、危ないビデオ等を各部屋から持ち出し、庭でお焚き上げしていたのです。
「たんとおあがり」
　阿鼻叫喚の後、新入生歓迎会の会場は、庭へ移されることとなりました。
　エロテロの被害にやけになったか、熊の毛皮を着た寮生たちが炎を囲んで踊り狂います。
　シュールな光景を見ながら、皆はバーベキューや料理に手を伸ばしました。
　綾花の肩の上で、鳶色彦も美味しそうにチーズを食べています。
「……」
　あまりの出来事の連続に桃笑は、男子を見て緊張することも忘れていました。
　頬は紅潮しているのは炎が近いせいもあるのでしょうか。
「奇人変人の巣窟は気にいったかい？　逃げるなら今のうち、だがこれだけは約束しよう、ここは決して飽きたりしないよ～？」
　瓢の言葉に、皆は料理を頬ばりながら頷くのでした。
　夏朝も思っていました。
（過去、現在、そして未来……全ての猫鳴館と猫鳴館生さん達に幸あれ！）

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あとがき

担当マスター：茄子りんこ
ファンレターはマスターページから！

ご参加ありがとうございます！

古くてすみませんが、私の猫鳴館のイメージはドリフのコントです。
ちょっとしたことであちこち壊れて、最後にはいつもの音楽と共に大騒動になるお約束。
真面目に修繕してくださってる方には申し訳ないです。
でもそう簡単には潰れない、はず。

今回は少し大人しめだったでしょうか。
歓迎会に間に合わなかった新入生の方も、いたつもりでもいいですし遅れての入寮でも問題ありません。
これからもガンガン猫鳴く館を盛り上げていっていただきたいです！

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