学校の裏山にひっそり佇む築61年の元寝子島高校寮、猫鳴館。
桜花寮が30年前に建設された時に廃寮と取り壊しが決定、したのですが。
なぜかまだ、人が住んでいます。
大部屋にぬっと顔を出したのは熊……ではなく、熊皮をかぶった
邪衣 士。元自治会長です。
「さて新年度、新入生を迎えたり空き部屋の確認をしたりしないとなっと思ったが……俺がやる必要も無いんだったか」
そう言いながら掃除に取り組むものの、一筋縄ではいきません。
ぐてーっと寝ているのは、プロゲーマーの
斉田 珠喪。
「ん、あぁ、あっちこっち飛び回って忙しいもんでのう……」
猫鳴館に住んでるわけではないようですが、ここでは珍しくもありません。
こっちにも寝てた者がいます。少女でしょうか少年でしょうか、とにかく
浅井 卑弥呼です。
「あれ……珍しくみんながいる。大掃除中? ……うーん………………おやすみなさい」
また丸くなって寝てしまいました。
「まぁ地道にやっていこうか……
なんか床も脆くなってそうだな、雑巾かけてる最中に地下にズドンッ! ってのは勘弁な」
士がそう言った途端。
ゴロゴロ、ズドンッ!
床に大穴が開いて誰かが穴に落ちました。
「っておーい斉田ー」
落ちたのは珠喪でした。
「ふんふんふーん♪」
鼻歌混じりにアンパンと釣竿を持って入ってくるのは、
恋々出 オリーブです。
ガサガサゴソゴソ。と口で言いながらアンパンを釣竿にセットして、
「ほいほいほい♪」
床に開いた穴に釣り糸を垂らしてみます。
さて、何が釣れるでしょう。
珠喪、でしょうか。
「およよよよ?」
釣り竿をゆっくり引っ張り上げてみると……
「みなさん、こんにちは」
釣られて顔を出したのは、身長20cmのねず、
山之 鳶色彦でした。
服に引っかかった釣り糸をよいしょと外して、改めてぺこりと一礼。
「ご無沙汰してます。新年度、ですか。新しい住人が来るのでしょうか。いい季節ですね」
はい、いい季節です。猫鳴館の新年度を楽しみましょう。
こんにちは、茄子です。
こちらは新年度早々の猫鳴館、その日常を描くシナリオです。
なんでもできますし、猫鳴館の寮生でなくてもまったく問題ありません。大歓迎です。
できそうなことを目安としていくつか並べておきますね。
◇お引っ越し
在校生は、卒業生が出ていった空き部屋でマシなところがあれば引っ越すのも可能です。
おそらく五十歩百歩ですが。
卒業生は、今ごろようやく退寮のために荷物を運び出していく、というのもいいと思います。
4月分の自治会費は置いていきましょうね♪
新入生は、学校からの公式な案内はないですが、噂を聞いて見学や入寮にきて歓迎されることでしょう。
部屋の構成など猫鳴館についてくわしくは猫鳴館の基本情報をご覧ください。
◇掃除、片付け、修繕
いくらやっても無駄だとは思いますが、やらなければもっと酷くなるので、
やった方がいいとは思いますが、やっても無駄だと思う今日この頃です。がんばりましょう。
◇家庭菜園
手入れや種植え、収穫などに精を出すのもいいでしょう。
◇その他の日常
いろいろご自由に。
▽登場可能NPC
関連アクションがなければリアクションには登場しないと思います。
・山之 鳶色彦 地下に住みついている小人。
・鷹取 洋二 三年芸術科所属の、ワカメ先輩ことワカメ頭の変人。新入生の歓迎会を企画しているようです。
・三宅 ゆり 噂を聞いて、友達とひやかしの見学にやってきました。
・海原 茂 マタ大一年生。この春卒業して猫鳴館を出ましたが、ふらっとのぞきに来てるようです。
最後に、シナリオガイドに登場してもらった猫鳴館の大部屋で見かけたみなさん、ありがとうございます。
都合により全員登場できなかったのが残念ですが、よかったらリアクションでお会いしましょう。
それでは皆さまのアクションを楽しみにお待ちしています♪