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chapter.2 発見
不審者を見つけるべく敷地内を見回りしている生徒は、他にもいた。
各々の事情で休み中ではあるが学校に来ていた
椎井 莉鳥
、
志波 武道
、
橘 勇
である。
その中のひとり、莉鳥は当初、そこまで深く関わるつもりはなかった。
が、部活帰りにたまたま「明らかにあやしい雰囲気の人」を目撃してしまい、噂を耳にしていたこともあってか「さすがに見ちゃったからには……」と意思を固めたのだった。
「こうなったら、他人事と決め込むわけにもいかないし」
幸い、向こうがこちらに気付いている様子はない。
そこで莉鳥は、気配を消すことに専念し、その状態で見つけた不審者を尾行することにした。
「あの男、見た目は同じくらいの歳に見えるけど……」
うちの制服を着てるでもなければ、部活で来たよその生徒にも見えない。
何より、あちこち彷徨っている視線が不審者であることを物語っている。
その視線に捕まらぬよう、物陰を利用したりしつつ慎重に莉鳥は動いた。
なお彼女もまた、梢と同様に胸のボリュームはちょっとアレなのだが、防御策を練ることはしなかった。
不審者たちは、鷲尾先生のような揉みごたえのあるものを揉むことに命を懸けている。ならば自分は眼中にないだろう。
冷静に、自分をそう分析する。が、もちろん油断はしない。
噂が本当なら、今見張っているヤツは名うての「揉み師」のはず。プロ相手に油断は命取りだということを、彼女は本能で理解していた。
彼女が一体何者なのか、バックグラウンドが気になるけど本筋ではないのでスルーしよう。
とりあえず莉鳥はいつでも飛び出せるよう一定の距離は保ちつつ、見つからぬよう尾行を続けた。
◇
一方で、不審者にコンタクトを試みる者も。
それが、武道だった。
不審者情報が結構な数あがっていること、これが大ごとになって鷲尾先生が責任を感じてしまうのだけは避けたいことなどから、武道は自分が体を張ることを決めたのだ。
見回りの末、高校生より少し年上と思われる、生徒じゃなさそうな人物を見つけた武道。彼は笑顔を浮かべながら近づき、声をかけた。
「こんにちは! どうかされました?」
爽やかな好青年、という言葉がぴったりの笑みで話しかけられ、男は反射的にびくっと肩を震わせた。
口元はマスクで隠されていて表情までは覗えないが、なにかを警戒しているようにも見える。
「いや、拙者はどうも……」
何やら言葉を濁す男。
怪しい。
目の前のこの人が不審者っぽいかと聞かれれば、イエスになるだろう。
……というか、部外者ダヨネ!?
思わず心の声が漏れそうになり、武道は慌てて言葉を飲み込んだ。
武道が次の言葉を発する前に、男はそそくさとその場を後にする。武道はその背中を見て呟いた。
「うーん、一応マークしておくか……」
怪しい人物といえども、騒ぎ立てて大ごとにするのも良くない気がする。
そして男の後を武道は追うのだった。
同時刻。
「……」
勇は、段ボールを抱えながら視線をある人物へと向けていた。
彼が見ているのは、30代くらいのどう見ても学生には見えない男性だ。
「業者の人か……? いや、それなら裏口からインターホンとか通じて教員とやり取りすると思うんだけどな」
その30代男性は服装こそスーツを着ているものの、荷物なども特に持っている様子はなく、業者にはあまり見えなかった。
ちなみに勇が持っている荷物は、保健室へ持っていくための備品だ。
知り合いの冷やかしにと学校に来たら、用事を押しつけられたのだ。
自分のように何か運搬物を持っているのならまだ業者に見えなくもないが、目の前の男はそうでない、別のなにか目的があるように思えた。
「……怪しさ満載だな」
勇は、ふうと一息はいてから男のところへと歩を進める。
「そこの方、失礼ですが校内でどのような御用でしょうか?」
「えっ?」
まさか唐突に声をかけられると思っていなかったのか、一瞬驚きの声が男から上がった。
「よろしければ、どなたか教員の方にお取り次ぎしましょうか」
無論、そんなつもりはない。
とりあえず声をかけるだけかけてみて、あとは他の誰かに引き継げるまで時間を稼げればいいと考えていたのだ。
幸い、自分と同じように見回りをしている人も何人か見つけていた。
「あー……そうですね……」
男は少し困ったような、それでいて何かを考えているような素振りを見せ、こう答えた。
「実は来年度からここに娘が入学するものでして。それで恥ずかしながら、どんなところかと長期休みのうちに下見を」
「ああ、そうだったんですね。それはおめでとうございます」
丁寧な言葉を返しながらも、勇の目は眼鏡の奥で鋭く光っていた。
……こいつは昔接したことのある『臭い』がするな……人を騙し、己の欲望の捌け口にするクズの臭いだ……!
勇は一体過去にどんな輩と接してきたのか。どんな暗黒街で生きてきたのか。
それも気になるし、悪い人間と良い人間の区別をにおいで嗅ぎ分けられる特殊能力をいつの間に身につけたのか。
(あくまで自己申告でそういった類いの能力を持っているわけではありません)
気になることは山ほどあるが、とりあえず勇はゲロ以下のにおいをぷんぷん感じ取ったらしい。
「それで、ひとつ聞きたいのですが」
男が問いかけてくる。
「先ほどあそこの枝で指を切ってしまいまして。保健室の場所はどこか、ご存じですか?」
その言葉を聞き、勇は確信した。
この男の狙いはやはり保健室、そこにいる先生かと。そして目の前のこの男がクロだと。
勇はどう返すのがベストか、いくつものパターンを頭に浮かべた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月10日
参加申し込みの期限
2017年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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