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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【浮いたり落っこちたり】
「もー、勘弁してほしいなぁ」
鈍い光沢を放つ鋲打ちレザージャケット。ストラップレスのバンドゥビキニに、すらりとした穴あきのスキニーパンツ。どっしりとした編み上げ革ブーツ。じゃらじゃらと身に着けたアクセサリー類。耳とおヘソにはピアスがきらりと光を返し、お腹には薔薇のタトゥーが激しく自己主張。
いかにもパンクスご用達といった攻撃的な装いながら、決して
ティオレ・ユリウェイス
は、望んでそんなものを身に着けているわけではないのです。
「ほかの連中はどうして、こぞってここに来たがるんだろう。私は二度目のネコジマだけど、来るたびに運気が落ちてるような気がするわ……」
ティオレはほしびとです。星幽塔とこの寝子島が繋がって以来、ほしびとたちは喜んで寝子島巡りを楽しんでいるらしいものの、彼女は来るたび妙な恰好になっているし、妙なことに巻き込まれるしで、その表情はいささか憮然としておりました。
おまけに今日の寝子島ときたら、いつにもましてぶっ飛んでいるのです。
「一日だけ、ウソをついていい日? ウソがホントになる日、だっけ?」
ずごんずごん、見上げんばかりの巨大怪獣はそこらをカッポしているし、隕石はどかどか落っこちてくるし、何より本日は、寝子島もろとも地球が真っ二つです。ぱっかーんとお見事、何とも綺麗に割れております!
800歳を超える古強者であるティオレをして、そんな光景には軽くめまいもしてこようというものです。
はぁぁぁぁ……と呆れがちにため息をつきながら、思わず彼女はうっかりつぶやきました。
「何なら星幽塔みたいに、『この島も空に浮かんだらいいんじゃない?』 そうしたら、多少は風通しが良く……なるかも、ね、えっ?」
ずずずずず。ティオレの言葉に呼応するかのように、今まさに浮かび上がる寝子島! 木天蓼湾を離れ、水しぶきを巻き上げながら浮上する島は、ふたつに分かれながらも瞬く間に上昇し、双子のように寄り添う浮遊島となってしまいました。
どっかで見たことある、こんな光景……あっ! ニャピュタだ! これニャピュタだよね!
と思ったかどうかはさておき、少なくともベテランほしびとたるティオレは口元を引きつらせながら、ちょっぴりヒキ気味に言ったのでした。
「はっ、はははっ。ははは……冗談じゃない!!」
くるりと踵を返すと、
「しっ、知ーらないっと!」
脱兎! 盗賊ならではの身軽さとスピードをここぞとばかりに発揮して、ティオレの姿は瞬く間に、びゅーんっ! 消えてしまったということです。
そんなふうにして、ぷかりと浮かび上がった我らが寝子島。その上にふよふよと浮いていた星幽塔との物理的な接触は、もはや避けられないものであったことでしょう。
そして、九夜山のてっぺんへどかんとめり込んだ星幽塔というこんな状況は、
アリス・ミーティア
がついた明るいウソと、状況は図らずもバッチリ一致しているのでした。
「制服……準備よし、っと」
まるでいつもと何ら変わらない朝であるかのように、アリスは寝子島高校の制服を身に着け、リボンを結んでスカートを翻し、背中の羽は見えないようにちゃんと隠して。
「いやー、参ったね。寝坊しちゃったよ」
「ちこくちこく~、遅刻しちゃうの~!」
「あ、ふたりともおはよー!」
合流したふたりは、人間の少女の顔になったキツネ娘の
フォルカ・ヴィクスン
と、ふよふよ浮いてる
ステラ・ラ・トルレ
。三人一緒に、いざ登校!
「さぁ、学校体験にレッツゴーだよ!」
「「おーっ!」」
仲良し三人娘として寝子高へ初登校を果たしたアリスらは、ここぞとばかりに学校生活を満喫します。
初めて受ける授業では、
「こらヴィクスン、居眠りしてるんじゃない! ミーティアとラ・トルレ、私語はつつしむように!」
「はーい、ごめんなさい先生♪」
厳しい
桐島 義弘
先生に注意されるも、お叱りまで新鮮なアリスはそれでもにこにこだったり。
お昼の学食では、ステラがきょろきょろとあたりを見回して、
「ナマチューは無いなのなの?」
「ネコジマでは、大人にならないとお酒を飲んじゃいけないんだって」
「へぇ、変わった決まりがあるんだねぇ。けどここの料理、なかなかイケるよ」
釜揚げしらすが満載の寝子島丼に舌鼓を打ったり。
体育の授業では張り切ってバスケの試合に臨んで、
「アリス、パスなのー!」
「よーしそこだ、決めちゃいな!」
「うんっ、任せて! たあーっ」
ばしーん!! お見事なダンクシュートをキメてみたり。
放課後はもちろん、女子高生のたしなみ。学校でできた友だちも一緒に、カフェで恋愛トークです!
「アリスちゃんって綺麗だし、モテそうだよね~。彼氏とかいないの?」
「好きな人は?」
「えーっ? それはねー……ひみつ♪」
ひととほしびと、ちょっぴり違っていたとしても、恋に恋するお年頃は変わらないようです。
なんて、思いのほか楽しい時間はあっという間に過ぎて、日が傾きかけた頃。
「あっ、そろそろ帰らなきゃ……! フォルカ、ステラ、いこっ! みんなまたねー!」
「「「まったねー!」」」
大満足のアリスは、九夜山へ落っこちた星幽塔へと駆け出します。
「楽しかったなのー!」
「まっ、たまにはこういうのも良いもんだね」
「うんっ! 学校、またいつか行ってみたいな♪」
エイプリルフールの素敵なウソは、アリスの胸にぽかぽかと、あたたかい思い出を残してくれたのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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